第402号スパルタスロンを走ってきました!


第402号
スパルタスロンを走ってきました!
2013年10月9日
AAC会員
三田博史氏

ギリシャで開催されている世界でも有数のウルトラマラソン「スパルタスロン」を走っ
てきました。
スパルタスロンに参加しようと思ったきっかけは、2012年のいつかは覚えていませ
んが、なにか海外で面白そうなレースはないかなと調べていたところ、スタートがア
テネのパルテノン神殿、ゴールがスパルタのレオニダス王の像にタッチというレース
を発見。像にタッチしてゴールっていうのがなぜか妙に気に入って、2013年の目標
の一つにスパルタスロン完走を設定しました。

スパルタスロンがどのようなレースかというと、下記のような感じです。
(ギリシャ観光協会HPより引用)
スパルタスロンの由来は、遠く紀元前5世紀の古代ギリシャの時代にまでさかのぼ
ります。第1次ペルシャ戦争の際に、アテネ軍の伝令"フィディピデス"が、援軍を
求めるためにスパルタまで走り、往復約500km近くを4日で駆け抜けたという故事
があり、 スパルタスロンはこの史実を再現する形で、アテネ/スパルタ間の246km
を制限時間の36時間以内に不眠不休で走り切ります。
アクロポリスの丘にあるパルテノン神殿下からスタートするレースは、標高1100m
のサンガス山越えなど数々の難所を含むコースで展開され、また昼夜の気温差と
の闘いもウルトラマラソンと言われる所以です。スパルタにあるレオニダス王の彫
像にゴールするまで、まさに勇気と精神力が試されるレースです。

スパルタスロン完走に向けて、自分の現在の実力やどんな練習をすればいいのか
よくわからなかったので、とりあえず同じような距離の萩往還250kmをどれくらいの
タイムで完踏できるかやってみました。結果は38:07:34でスパルタスロンの制限時
間である36時間をクリア出来ませんでしたが、寝ずに走れたことと、いろんな方か
ら萩を38時間で走れたらスパルタスロンは大丈夫だと言われたことで少し心に余
裕が出来ました。

いままでは月間300kmくらいしか走っていなかったので、5,6,7,8月の月間走行距離
を500km以上にしておけば完走は出来るだろうと考えました。5月は萩往還と野辺
山のおかげでなんとか500kmクリア。6月は1日にしまなみで100km走ったので問
題なさそうだと思った束の間、2月から痛めていた坐骨神経痛がひどくなり、結局6
月は300kmしか走れず、7月は300kmにも満たなかったので焦りました。
8月は24時間走を入れたり、姫路~芦屋、大津~芦屋の深夜ジョグ、家から神戸
空港まで往復などをしたのでなんとか500kmクリア。
9月も坐骨神経痛を治療しながら順調にきていましたが、最後の仕上げ、レース12
日前の丹後で愚かにも靴の選択ミスにより爪5個がやられ、両親指の爪周りが炎
症を起こして病院に行く羽目に。さらにそれが原因か?ウィルス性の胃腸炎になり
まさかの内科外科のダブル受診。

外科のドクターに『走ってもいいですか』って聞いたら呆れた顔で『無理です』と言わ
れ絶望。ドクターストップの状態で、無理やり土曜の合同練習会で10km、出発前夜
に10kmだけ走って強引に最終調整。風邪も治っていない状態でギリシャに出発し
ましたが、レース前夜にはなんとか体調も良くなりレース当日の朝を迎えました。

ギリシャの天気は分かりやすく、乾季は晴れのみ。9月から10月はちょうど境目くら
いですが、ギリシャに滞在していた9/25~10/1までは最終日の10/1以外に雲は
ほとんど見ませんでした。
ということで、当然レース当日も雲なし。レース中の最高気温33℃で異様に日差し
がきつく珍しくやや湿気あり。といっても40%RHくらいでしょうけど。また、レース中の
最低気温は10℃を優に下回っていました。

スタート前は最前列に並ぶことが出来て、大会HPの写真にばっちりAACランシャツ
で写りました。スタート後パルテノン神殿からの下りで前について気持ちよく走って
いると、先頭がまさかのコースミス。50人程がついて行ってしまい、ちょっとだけロス
しました。
その後もエーゲ海を横目にそこそこ順調に走れて40km地点で3:40と100kmマラソ
ン並みのハイペース。まったくしんどくなかったのでそのまま走ろうと思っていたの
ですが、暑さのせいか、いきなり失速。80km手前のコリントス運河までの上りで歩
いて、結局80km地点の到着タイムは8:15くらい。靴の右足小指付近が茶色くなっ
ていたのですが、気にせず123kmまで行って靴下を履き替えると、真っ赤に染まっ
てました。深夜にサンガスという山で拳くらいの石がたっぷりの上りと富士山のよう
な下りで楽しんだりしていたら、結構進んでいました。

そんなこんなでとりあえず完走目指して走り、ラスト40kmの山岳コースでは時間に
余裕があったのでかなり歩きました。足指の皮のトラブルが原因で速く走れなかっ
たせいか、脚のダメージはほとんどなく、最後は歩き過ぎたので余裕たっぷりでゴー
ルしてしまい感動が薄かったのが心残りです。ただ、最終CPを過ぎてから、特にレ
オニダス像に向かう最後の直線での応援は完走者だけに与えられた特権でしょう、
町中の人が祝福してくれるのでメッチャ嬉しかったです。
ゴールはレオニダス王の像の足にキス、古代スパルタの歴史と深い関係のあるエ
ヴロタス川から汲まれた水を飲み、オリーブの冠を被せてもらい、記念の置物?を
もらって救護スペースに行って足の手当をしてもらいました。

大会翌日のスパルタ市長との昼食、さらにその翌日のレセプションでビールやワイ
ンを飲みまくって踊ったりして大会後も楽しかったです。世界中からいろんな人が集
まるので、片言の英語でもたくさんの方と仲良くなれるのもスパルタスロンならでは
かも。
遅くなりましたが、大会関係者、ボランティア、ランナー、ギリシャの各市民の皆様、
応援していただいたAACメンバーや家族に感謝の気持ちを伝えたいと思います。
ありがとうございました。

完走タイム35:15:47 順位110位  参加人数332人、完走者148人、完走率44.6%
今回は世界35か国からウルトラランナー達が集まったようです。
今後スパルタスロンに挑戦される方の参考になるかもしれないので、今回使用した
グッズなどを記しておきます。
スタート時の服装
帽子:ステンレスメッシュ キャップ(モンベル)
サングラス:RADAR PATH(オークリー)
ウエストポーチ:ランニングウエストポーチ(アシックス)
ポーチの中身:デジカメ、塩熱サプリ、Shotz*2、ティッシュ、大会参加者証明証
インナー:UA ヒートギアコンプレッションLSモック(アンダーアーマー)
シャツ:AACランシャツ
下着:エアリズムボクサーブリーフ(ユニクロ)
タイツ:CW-X GENERATOR(ワコール)
パンツ:Nine Trails Shorts – 8(パタゴニア)
靴下:Run Light Mini(スマートウール)
シューズ:SAROMARACER ST 2(アシックス)
ゼッケンベル
エイドに預けたもの
CP7  お粥、梅茶漬け、スプーン、Shotz*2
CP22 お粥、梅茶漬け、スプーン、Shotz*2
CP29 お粥、梅茶漬け、スプーン、Shotz*2、手袋、ハンドライト
CP35 お粥、梅茶漬け、スプーン、Shotz*2、靴下、厚手のインナー、
AACバイクジャージ、ウインドブレーカー、ヘッドライト
CP43 お粥、スプーン、Shotz*2
CP52 お粥、スプーン、Shotz*2
CP60 お粥、梅茶漬け、スプーン、Shotz*2、靴下、
アンダーアーマーヒートギア、寄せ書きの手ぬぐい
CP68 お粥、梅茶漬け、スプーン、Shotz*2
(大会開催日:2013・9・27~28)

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