
第405号
OSJ氷ノ山山系トレイルレースに参加して!
2013年10月25日
AAC会員
大村 広之氏
昨年に続き、2年連続で氷ノ山山系トレイルレースに出場してきました。OSJのトレ
イルランニングレースシリーズは年間10戦あり、氷ノ山山系トレイルレースは最終
の10戦目になります。
関西でトレイルレースと言えばあまり有名な大会もなく、ウルトラトレイルマウント富
士の参加資格ポイントを獲得できる大会も関西では唯一OSJ氷ノ山山系トレイル
レースになります。前置きはこれくらいにしてレースの報告をさせていただきます。
(UTMF参加資格は4ポイントで、氷ノ山山系トレイルレースは2ポイントです。)
氷ノ山山系トレイルレースは、公式では総距離71km制限時間15時間。獲得標高
4800mを超え大変過酷という評判で、昨年は参加者が216人しかいなかったので
すが、今年は山ブームということも反映してか493人とかなり増え、女性の参加も
多かったです。前日に受付と競技説明・パーティーがあり、競技説明ではコース案
内や注意事項、特に熊に対する注意を徹底されました。(熊鈴は必須です。)
当日は、朝6時スタートなので4時前に起床し宿舎で朝食をとりました。外を確認す
ると既に雨が降っていたので、ヤッケを用意してスタート地点に向かいました。
前日からAACメンバーの多田さんと友人の3名で来ていたのですが、スタート地点
で則竹さんとも合流しました。
スタートのセレモニーで、シリーズ上位者や昨年度入賞者が紹介され、なんと妻の
名前もコールされました。(妻は参戦してませんでしたが・・・)
今年は特別参加でプロトレイルランナーの石川弘樹選手もオープン参加されていま
した。
AM6時スタートの合図とともに一斉に走りだすと熊鈴の音が響きわたり、普段のマ
ラソンレースと違う感覚がすごく心地よかったです。ハチ北温泉観光協会の駐車場
をスタートし、温泉街のロードをしばらく走り八伏山へ入ってていきました。
スタート直後から、登り坂が続いているのでゆっくりペースで走り始め、しばらくは走
ったり歩いたりの繰り返しで進んで行き長い1日の始まりやな~と思いながらスター
トしました。
ロードからトレイルに入ると道幅が狭いため渋滞するのですが、登りがきついので
心臓はバクバクで汗が一気に噴き出してきました。鉢伏山を登るとガスがすごく出
ていて視界が悪く、景色も楽しむことができませんでした。鉢伏山山頂に着くと、階
段を下って氷ノ山までの尾根沿いを走って行くのですが、下りがすごく苦手なので
下りの階段でたくさんのランナーに抜かれていきました。
しばらく尾根を走り、氷ノ山の山頂までは行かずに手前で一気に下山していくコー
スになっているのですが、そこでもたくさんのランナーに抜かれてしまいました。
一気に下って行くと第1関門(約12km)にたどりつきます。関門ではエイドステーシ
ョンもあり、あたたかいスープと水・パワーバーが置いてあります。
チェックを受け一息ついてから出発し、少しロードを走り林道へと入っていくのです
が、この林道が約18kmあり微妙なアップダウンが続きます。約1kmごとにパワー
バーのテープがくくってあるのですが前も後ろも誰もいない時もあり、本当に熊が出
てくるんではないかと思うほどです。
林道を走っていると、鉢伏山から氷ノ山まで走ってきた尾根沿いの景色が見えるこ
ともあり大変きれいでした。そうこう走っていると、31.5km地点のエイドステーシ
ョンに到着します。そこから第2関門(約39km)まではトレイルに入っていき扇山を
登ってからしばらくは走りやすいトレイルになります。雨がふっているため途中、木
でできた橋を渡っていくのですが、それがすごく滑りやすくなっています。
今年は第2関門までに、めずらしく私設エイドとパタゴニアの特別エイドがありコーラ
ーが置いてあったので、そこで生き返ることができました。
第2関門からは、約5kmのロードを走って行きます。ゆるやかな登り坂が続き、途
中から急な登り坂もあるので走ったり歩いたりの繰り返しです。コース沿いには川
が流れていてすごくきれいな渓流になっていました。ロードが終わると予備関門が
あり、そこからが最大の難所に入っていくことになります。
予備関門から山に入っていくのですが、もともと道のないところにコースが作ってあ
るため雨が降ったらズルズルで傾斜もきついため四つん這いになって登っていか
ないとなかなか登ることができません。
あまり距離はないのですが、昨年も同じ場所でハンガーノックになってしまい、苦手
意識があるからなのか今年もここでへばってしまいました・・・そこから57.8km地
点のエイドステーションまで長い林道が続きます。この林道でも微妙なアップダウン
が続き精神的にかなりきついコースになっています。
57.8kmのエイドステーションに到着すると、水と温かいスープが用意されていま
したが、コーラーの空の容器が数本転がっていました。早いランナーだとコーラが飲
めたということがわかり、よけいにコーラが飲みたくなってきました。そんな気持ちの
まま出発しコースを下って行き、一番下ったところからまた5km登りが続きます。
登りきったところが第3関門(62.7km)になります。その登り坂の途中で、コース
上初めて自動販売機を発見!コーラは350mlの缶で120円で販売していました。
手持ちの小銭は10円玉を持っておらず、買おうと思ったけどつり銭切れで買えま
せんでした。仕方なくファンタグレープのペットボトルを買って一気に飲むと、ヘロヘ
ロだったのが少し元気になり、少し早歩きで坂を上って行くことができました。
その頃には薄暗くなってきており、自分のガーミンを確認すると70kmを表示してお
り第3関門到着時は73kmなっていました。(公式では62.7kmのはずですが!)
競技説明会でも距離は少し長く約75kmと説明があったので、後約2~3kmだと
思い関門のスタッフに「ゴールまであと何キロですか?」とたずねると、「あと7~8
kmです!」と答えられ・・・ボー然としてしまいました。
そこからは、ヘッドライトをつけて再度トレイルに突入です。トレイルに入ると真っ暗
で、自分の前と後ろにはランナーも少なく雨も降っていたため視界も悪かったので、
何とか前のランナーに着いて行こうとがんばりました。しばらくすると雨も本降りにな
ってきて真っ暗な山道をひたすら歩いていきました。そうするうちに温泉街の明か
りが見えてきて、少し元気を取り戻し少しずつ走ることができ何人かを抜くことがで
きました。
温泉街に入ると、旅館の方が道路沿いに出てきて「お帰り!ご苦労さん!」と声を
かけていただき、すごくうれしく感極まりました。ゴールではゼッケンナンバー、名前
もコールしてもらいハイタッチでゴールすることができました。本当にうれしかったで
す!ゴール後は、チゲ鍋が用意されており冷えた体にしみわたりすごくおいしかっ
たです。少し落ち着きガーミンを確認すると80kmを超えていました。。。
大変長い1日でしたが、蜂や熊にも襲われず怪我なく完走できたことが一番だと思
います。
AACに入会させていただき、トレイルランニングをする機会を与えていただき山を
走る楽しさを味わうことができました。本当にありがとうございました。
2013年10月20日 記録:12時間42分07秒
総合順位166位
出走493人 完走376人 完走率76%
優勝:石川弘樹選手:7時間54分16秒