
第407号
2013年第35回アイアンマン・ハワイ応援参加!
2013年11月1日
AAC会員
村田 里美氏
スイム3,8km・バイク180km・ラン42,2km・走行距離226km
ほぼ大阪から名古屋迄の距離を制限時間17時間で走破するアイアンマンレース。
この日のためにトレーニングを積みプロもエイジもそして応援も、それぞれの想いや
喜びを全身で表現した長い一日でした。この長い一日、一言でいえば応援も「疲れ
る!でも楽しかった!」が正直な感想です。
自分がレースに参戦している時、嘘でも「ナイスラン!」や「もうちょっとだから頑張
れ!」 などの声援はすごく元気を貰う。そして私も声援者に聞こえる大きな声で
「ハイ!!」と答える、すると大きなエネルギーが体十に湧き上がり、応援されるこ
とにより起こる実に不思議な現象です。
今回私が同行した選手の「M・W氏65歳」はハワイ初参加。今年6月のアイアンマ
ンオーストラリア/ケアンズにてエイジ1位でハワイの権利を獲得。常々「75歳まで
続けていたらいつかハワイのチャンピオンシップにも出場出来るよ!」と言っていた
のが、思っていた以上に早く実現し、本人は嬉しさを隠せないほど喜んでいた。その
4か月後のハワイコナも14時間6分で完走した強人シニアです。
しかしそんな怪物シニアがハワイにはあちらこちらにたくさんいました。そんな中エ
イジ男子75-79歳ハワイ9回出場でハワイ3連覇したY・Kさん(77歳)とレース前
日偶然にお会い出来たが、頭に大きな絆創膏が貼ってあった。聞くと昨日試泳中
に頭と頭がぶつかり6針縫った大けが。寛大な医者いわく、明日のレースは出場許
可するが、帰国したらしばらくはプールに入らないようにだったとか・・・・・それって、
どうゆう事!?76歳のY・Kさんは医者の言う事を守り出場され、少し時間オーバ
ーでフィニッシュラインを踏まれました。他にも腰が曲がっているシニアの淡々・黙々
と完走する姿にも感動し涙が出ました。
さて、レース当日まだ暗い早朝5時普通なら選手ばかりがいる時刻、スイム会場周
辺の防波堤の上は場所取りの敷物と人でいっぱい、朝食を食べたりして今か今か
と待っている人々。やっと一人分の場所を見つけ行こうとすると、横の女性が人差
し指を立てて頭を振り「ノー!!」とアピール、かなり憤慨。貴方の防波堤か?!
と一人で頭に血が上った私。が仕方なく大きな画面映像で観る事にした。
肉眼で観たかったな~スイムスタートを見た事がなく楽しみだったので凄く残念。
今後応援に行く方に注意その1、スイムスタート絶対に見てね。また、応援には鳴
りもの必要ですネ!体力には自信ある私でも拍手や声援は普通のか弱き女性だ
と初めてきずきました。ロバの首につけるような鐘やチアガールが持つ派手な振り
ものなどを補助的に持参するのも樂な方法ですね。
レース中に選手が両手を下からあおる様なジェスチヤーをして、もっと派手に応援し
て欲しいアピールをする人も数名見かけ、何度笑ったかわかりません。応援者と同
じリズムを取りながら走る人や、アイコンタクトで満面の笑顔で答えてくれる人ばか
りだったので、特定の人への応援を撤回しみんなを応援する方法に切り替えたら、
笑顔を見るたびに嬉しくなりいつしか応援が楽しくなりました。
また選手の中で色々な障害者の人が出場していますが、そんな中で初めて遭遇し
た光景にビックリし感動したのが、女性エイジ45歳位の人がバイクの後ろにリヤカ
ーを取り付け、重度の障害者のような15歳位の少女を振り落とされないようにしっ
かりと縛りつけていました。そしてその少女は髪も濡れていたので、おそらくスイム
も一緒に泳いだのでしょう。顔には日焼け止めが真っ白になる位塗られ、かつ口に
は舌を噛まないようにガムテープが張られていました。想像ですが「一緒に出たい
!」と言ったのか又はアイアンマンアスリートだったが事故で動けなくなったのか定
かではないが、それを実行する勇気に感動してまたまた泣きました。まるで映画の
一シーンの様で素晴らしく胸が熱くなりました。
次に注意その2、カメラシャターは難しくてとれな~い!M・Wさんから自分の写真
を撮るようにとカメラを渡されました。しかし特定の人の写真を撮るのは至難の技で
大変ストレスを感じたのでやめました。その代わり不特定多数のレース風景を撮り
大満足でした。
注意その3、昼ごはんと飲み物おやつは必ず持参すべしですね。バイクが去ってし
まった後の休憩は登録やレース説明会場となり冷房もバッチリのキンカメホテルが
最高です。あちこちで応援者が椅子や廊下などでぐったりと寝ています。またまた
ビックリ!ロビーのテーブルを囲んで座っている(眠っている)品のある6人の男女、
年配者全員がテーブルに足を乗せているのです。日本のちょっとしたホテルでは見
れない光景ですが、確かに楽で合理的な姿勢には間違いない。迷惑をかけなけれ
ば自由なのですね。
そしてこの度のハワイでは、とことんマネージャーに徹し、コンドミニアムで全て自炊。
外食は一切せずコーヒー・水も持参し頑張りました。唯一アワードパーティーでのハ
ワイ食は最高にうまかった~!こうして熱くて感動をたくさんもらった旅は楽しく終わ
りました。
そうそうもう一つ面白かった事が・・・レース3日後帰国する為のコナ空港で、両腕
にはくっきりはっきりとレースナンバーが、そして手首にはまだ選手用リストバン
ドが!それを見て、こんなに笑いをこらえるのが辛かったのは久しぶりでした。
その方が真面目に普通に歩いていたその姿を思い出すたびに、その方の表情を思
い出すたびに吹きだしている私です。
私も含めトライアスロン変人って本当に 「お・も・し・ろ・い」 笑
(大会開催日:2013・10・12)