
第517号
このたった1日で364日分ものパワーを充電できました!
2015年8月6日
大阪市在住
日野 圭子氏
芦屋浜アスリートクラブの宗政会長とは、私の所属する大阪城を拠点に活動している
クロスランクラブとの繋がりから、10年近く前から少なくとも年に1度はトライアスロン会
場でご一緒することができています。
さて、その唯一の大会が全日本トライアスロン皆生大会、トライアスロンを始めてから
23年目の私。出産や子育て、そして今は親の介護と色々な環境の中、今は家を空け
ることが至難の業!今年は唯一の大会=そう、これがこの皆生大会。
今年も行ってきました。私が初めて出た頃は女子もごく少なかったのに 今や安心で
きるくらい沢山の女子の仲間が大阪から来ていて、レースだけでなく遠征の終始は
楽しくすごせました。
『忙しい・・・』 この言葉は言っても仕方がない、いえば言うほど前進の妨げになるだ
け!! そう思うことで「できること」「するきっかけ」になるので感謝、喜びを感じてレ
ースの日まで過ごしてきました。練習が思うようにできない不安はたくさんありました
が、それが今回のレース!そらしゃ~ないわ!!日常を壊さない程度に出来たらこ
のレースは一石五鳥!!!それくらいの価値が・・・。
今回は大会前から不安のあったスイム、予感は的中!!!!!!泳げないのでは
なく、オープンウオ―ターの攻めができなかった。そして更に心と体をストップ寸前まで
追いやった出来事が有った。ブレスの度に動きの止まった選手が目に入る。
これは?!・・・私が気付いたと同時くらいに何人かのほかの選手も気づき、また同時
にライフセーバーも救助にあたりだした。その後私には怖くて見れませんでした。しば
らくブイの横で立ち泳ぎ。。。締め付けるような恐怖感、不安感、そして昔の記憶が甦
ったりと・・・そんな気持ちを落ち着かせなんとか岸まで上がれました。レースを続行す
るならその人命救助された人のことを考えないようにしなければ・・・
これが、すごく辛かった。
トランジットで着替え歯磨きをして気持ちをリセット、いざ バイクへ!!「攻めるレース
」より「安全なレース」を、そう言い聞かせ次に繋がりました。スイムでの出来事が緩
和されていったのは、やはり沿道の声援、仲間の応援、ボランティアさんのお蔭です。
バイクの間にずいぶんと元気になれました。そしてロングトライアスロンのなかで一番
好きな瞬間がきた!
ランスタート!バイク中雨が降ったりでスタート時からずっと寒かった。この大好きな瞬
間に併せて灼熱とまではいかないが、快晴のお日様がギラギラと出てきた。
さてと・・・あと42km走っておわりか。寂しいなあ~
ランコースを折り返してからは仲間とのハイタッチはやりたい放題。しかし、ビミョ~な
距離感にドキドキしたり、日陰の少ないコースなので暑さが苦手な人にはつらいだろ
うな。。。と思うのです。
手話ボランティアの人たちがいつも先回りしてエイドの度に応援!大阪から徹夜で応
援に駆けつけてくれた仲間たち、米子まで来てくれて。。。ほんとにありがとう!すごく
幸せな環境で大好きなトライアスロンができている。とても贅沢な時間でした。
いよいよフィナーレ!川沿いの直線、競技場の入り口、そしてトラックです。そしてあの
コーナーをまわると・・・いた!!!私が聴力を失ってからでも安心してトライアスロン
ができるように支えてくれ続けた手話ボランティアの一行さんが!!!ただいま~~
お待たせしました~~~そして恒例行事、この皆さんと一緒に無事にゴール出来たこ
とは、やはり感謝以外のなにものでもありません。終わった。。。。。
いつも時計は持ちません。今年は各ポイントにある大会の時計も見ることはなかった。
そしてゴールタイムさえも。翌日のリザルト表をみてはじめて数字なるものをしりました。
そんなことより、なにより今年の大会は多くのことを得ました。
スタート時から、いや練習の段階から「今の自分」それをすべて受け入れて挑むこと。
決意するのは自分だけれど、それは決して自分一人のちからでは達成できないもの
です。それにかかわるすべての人々に感謝します。有難うございました。今の環境で
トライアスロンに出れるのはこの皆生大会が精一杯で、家を中々空けれないのです。
だけど、このたった1日で364日分ものパワーを充電できました。
偉大な1日。そして大切な事は、トライアスロンは危険なスポーツではない!と証明で
きるように、これからもトライアスロン競技にかかわる私たち一人一人が、事に学び・
事を慎重に・事にあらゆる意味で強くならなければいけないな、と思うのです。
思いやりや感謝ができる競技者に成ることは、結局自分にもいい感じになって戻って
くると思います。あと何年トライアスロンができるかわかりませんが、キャリアのそこに
磨きをかけていきたいです。
あ、タイムですか? 11時間38分涙。(ワーストです) エイジ2位。(まさに棚ぼた)
11時間38分、世界中の誰よりも楽しい時間を過ごしたにちがいない。
皆さん長々と読んでくださり、ありがとうございました。
(開催日:2015・7・19)