
第539号
最後は力を振り絞りゴール己に勝った瞬間でした!
2015年12月12日
AAC会員
田村 友加氏
この度、福知山マラソンにて国際ランナーの仲間入りを果たしました、田村友加です。
来年2016年1月31日に開催される、大阪国際女子マラソン。今年2015年のレースを、「来年
出なあかんからな!(笑)」なんて冗談めかして見に行きましたが、まさかこんなに早く実現す
るとは思いもよりませんでした。
昨シーズンは福知山マラソンをベスト3゚28’52’’でゴールし、その後は口熊野が唯一狙えるレ
ースでしたが3゚31’02’’という結果を残して幕引きとなりました。去年の福知山マラソンでは、
「これ以上なんて無理!」と思っていましたが、 12月からは出る大会ごとに入賞・好成績を収
めだし、シーズンが終わると来期は国際とってやる!という気持ちが芽生えていました。
そして4月の大阪水都100kmでは念願の芦屋浜AC/匠の会入りも果たし、陸連登録も済ま
せ、ますます3:13を切って国際を走りたいという気持ちが強くなりました。狙うは福知山マラ
ソン。エントリーさえできれば確実に走れ、何よりPB更新を収めてきた大会でした。
そこからは出場レースを絞り、新たに鍼治療、ファイテンのルーム利用(酸素カプセルなど)ま
で始め、夏のボーナスで出世払いとばかりに足裏マッサージ器まで買う始末(笑)。国際取得
に向け、外堀から着々と準備が進んでいきました(笑)。
しかし、肝心の練習内容といえば、今までと変わらず月間250km程度のただひたすら走る練
習方法。7月頃になって水曜日に尼崎陸上競技場で開催される、通称「尼陸」に行こうと思い
始めました。当時はとてつもなく速い人たちが気合を入れて練習に来ていると聞いていました
から、7月中旬から丹後100kmの対策も兼ねて恥ずかしくない程度に心肺機能を上げようと
数回の坂道練習を行いました。
8月上旬、いよいよ「尼陸」に行こうと決心し8月12日、翌日の会社をお休みにして(笑)いざ尼
陸へ。初陣メニューは5000m、タイムは21’27”でした。その後も2~3週に1度は参加し、モチ
ベーションとトップスピードは着々と向上していきました。しかし、この頃から右足膝周辺に違
和感を覚えるようになり、結局今も違和感と痛みは継続しているのですが、幸いにも走行中
は痛みが出ないのであまり気にせずシーズンを迎えることになりました。
まずは10月の潮風ウルトラ。30kmの部はサブスリー&国際ランナーの強豪揃い!こんな中
で走るのか!?となかなかのプレッシャーを感じていましたが、4’30’’ペースで行けるところ
まで行こうと決めていました。結果は7.5kmまでしか維持できず、その後ペースが落ち続け、
終わってみたら平均5分以上かかっていました。この30kmで学んだことはたくさんありました。
シーズン初のフルは初参加の大阪マラソン。どのように走るか、いろいろと悩みましたがファ
ンランすることに決めました。芦屋浜ACの応援をはじめ、沿道の応援、エイドステーションな
ど久しぶりに充分に楽しみました。走りながら、来月の福知山はゴールしている時間かなぁ、
なんて考えていました。
そして11月に入り、福知山へ1人で試走に行きました。初のターサーを履いてレースペース4’
34’’を目標にしていましたが、またもや8.5㎞で集中力が切れてしまいました。おまけに補給
食を忘れハンガーノック気味で眠い。とりあえずコースの再確認、ということで折り返しまで行
って折り返し36kmを走りました。2週間前になり、20㎞のペース走を苦い思い出のウルトラコ
ースで行いました。リベンジのつもりでしたが、雨に降られ風に吹かれやっとの思いで平均レ
ースペースを維持できましたが16㎞で終了、またもやペース走に失敗してしまいました。
1週間前、神戸マラソンをDNFで10㎞まで走ると決めてスタート。今回は補給食をとる練習も
兼ねて準備も気合も程よく入っていました。目標ペースはレースペース-10秒の4’24’’。
ちょっぴり突っ込んだおかげでサブスリー選手の背中をしばらく見ることができました。途中
でトイレに駆け込み、またもやペース走失敗。とりあえず芦屋浜ACの応援部隊を目指してレ
ースペースで進み16kmで終了。完走メダルとタオルがもらえないのは悔やまれましたが、本
番は来週、回復できる自信もなく、しばらく芦屋浜ACのランナーを応援して岐路につきました。
そして迎えた本番当日。第一の関門はマラソンバスの集合時間5:20!(笑) 緊張のためかこ
れは簡単にクリアできました。第二の関門はトイレ。かなり緊張していたのでスタートまで何
度もトイレに行きましたが、その甲斐あってか本番では思い出すこともありませんでした。
第三の関門はBブロックスタート。出走30分前にゲートに入り、少し前に行くと芦屋浜ACメン
バーが見つかり一安心。ほっとしたのもつかの間で、世界のN川さんに「ついておいで!」と、
ぐいぐい前に連れて行ってもらい、気づけばBのほぼ先頭!ブロック間を詰めるときにはAブ
ロックの最後尾と並び、ほとんどタイムロスはありませんでした。
いよいよスタート。前日までの雨予報が嘘のように、降ってくる気配すら感じません。おまけ
に風もなく、寒くもなく、まさに絶好のチャンスデイ!今日を逃して再来年なんて絶対ムリ。
何が何でもやってやろう!と心に決めて前へ進みました。スタートすぐの下り坂はスピードを
出しすぎず、けれど地の利を生かしてスピードを殺さず、転倒に気を付けて。橋を渡って市街
地に入るとたくさんの応援をもらい、しばらく行くとT隊長がすぐ隣に。スタート前、「序盤のペ
ーサーやりますよ」と言ってくださっていました。ややオーバーペースで来ていましたが、その
ままのペースで11kmほどまでご一緒しました。(T隊長はトイレへ)そこからは独走態勢。
試走に来ていた甲斐があり、見覚えのある景色に安心しました。調子よく飛ばしハーフはな
んと1゜32’32’’のPB更新!最後まで落ちずに行けるやろか・・・。そこから徐々にきつくなり、
折り返しまで何とか持ちこたえましたが26kmからの5kmは地獄でした。ようやく30kmにたどり
着き、タイムを見ると2゜12’台。行ける、このままいけば!!31㎞の表示を見たとき、えっ、
もう31㎞!?ふっと体が軽くなりました。タイムは徐々に落ちていきましたが、36kmの地点で
30分強を残し、確信に変わりました。残り2㎞の地点、両親が応援に駆け付けてくれており、
坂道へと元気をチャージ。約1.6㎞の坂はいつまで続くのかと思うほど長く感じましたが、これ
さえ登れば国際が待っている!最後は力を振り絞りゴール!己に勝った瞬間でした。
カーネーションを受け取り、満足感でいっぱいでした。
そして数週間たった今、また新たな記録に向けて楽しく練習を開始しています。ここまでくる
のには沢山のきっかけや応援や励ましがあり、本当に芦屋浜ACに助けられてばかりです。
いつも感謝しています。またこれからもお世話になりますのでよろしくお願いします。
(大会開催日:2015・11・15)