四万十川100Kmウルトラマラソン初挑戦記!―憧れの地、四万十に行ってきました―

投稿第62号四万十川100Kmウルトラマラソン初挑戦記!―憧れの地、四万十に行ってきました― 2006年11月9日芦屋浜アスリートクラブ会員:原田敬3氏川で泳ぎを覚えた田舎育ちにとって憧れの四万十川、あの雄大な清流を1度は見ておきたいと思っていたが100kmウルトラマラソン初挑戦という1大イベントにてようやくその機会を得ました。この大会は何年か前にテレビで見て知っていましたが、当時は100kmも走り続けるなんて気が狂っているとしか思えなかったのにまさかその場に自分が来ようとは・・・。後半歩いてしまったが何とか完走できました。70km過ぎから脚が動かなくなり12時間10分25秒でゴール。12時間は切りたかったけどまあそんなことはどうでもよろしい。想像していた通り四万十の自然の素晴らしさ、沿道で応援してくれた人たちのいい顔、100kmを完走できた達成感、本当に充実した楽しい1日でした。少々長くなりますが完走記にお付き合い下さい。商店街のアーケードで催された前夜祭の風景。歓迎の挨拶をしてくれたのも小学生の女の子で、何故か男の子は見かけない。土佐のはちきん娘たちかな。宿の夕食があるのでそんなに食べるつもりは無かったが、からあげ、焼きかまぼこ、おでん、おにぎり、うどんにビール2杯と結構いただく。おにぎりはふんだんにあったので食いっぱぐれることは無いが、おかず系は多くないのとみんなが殺到するので早めにゲットした方がよい。かつおのたたきは、宴会開始時点で既に無くなっておりありつけなかった。余談だが、昨年高知に来た時地元の人に連れていってもらった店で食べたかつおのたたきは本当に旨かった。スーパーで買うかつおのたたきとは全く別物で生臭さなんか微塵もなく本当に絶品だった。四万十にも何回か参加されているウルトラ歴戦のつわものYさんと立ち話をする。明日のレース展開として、最初は先行するけど多分70km付近で追い越されるんじゃないかなぁと話していたら、まさにその通りになった(後述)。<スタート地点→堂ケ森峠(21km)>早朝5:30スタート。霧がでており肌寒さを感じる。暗闇の中篝火が焚かれて幻想的な雰囲気の中スタートの号砲を待つ。フルとかハーフマラソン大会で感じる緊張感や不安感はほとんど無く、なんかワクワクする。今日1日走り続けるぞという決意のもと体中にアドレナリンが出ているようなテンションを感じる。しばらく走ると明るくなってきた。数キロ走ったところで名前を呼ばれたので振り返るとHさんだった。20km近くまでキロ6分弱のペースで並走する。何度かランニング中に会っておりその走りからタダモノではないと思っていたが、話をきいているとやはりすごい人だった。彼女も今回四万十初挑戦で、このままのペースで走りきったらサブ10ですねと話していたら、本当にそのままゴールして何と1般女子の部で入賞までしてしまった。10km過ぎから少し上り勾配になるがゆっくりペースなのでそんなに気にはならない。このペース(キロ6分)ならいつまででも走れそうとこの時点では思っていたが、まぁそんな甘くなかったですね。15km過ぎから勾配がきつくなってくるがペースが遅いのでさほど苦しくない。写真は峠頂上手前で公式HPからコピーしたもの。しかしここまで走っても残りはまだ80kmあり、フル2回分近くもこれから走らないかんのかと考えると気が遠くなる。この感覚、住宅ローンの返済に似ているなぁと思いながら走る。残額のことを考えたらダメで着実に返し続けること。返済し続ける限りいつかは完済(完走)できる。峠のエイドで給食とトイレを済ませる。これまでマラソンレース中にトイレに入ったこと無かったけど、今回は3回も。給水がうまくとれていた証拠かな。ちなみにその日の夜に銭湯で体重を量ったら何と普段と全く変わっていなかった。2、3kgは減っているかと思ったが。これも給水/給食がうまく取れていた証拠か。◇0→20kmラップ1:57’57”ここまで想定通りのペースで進む。どこまでこのペースが保てるか。<堂ケ森→40km>峠の頂上からは10km以上の下りが続く。気持ちよく走れそうな下りで、キロ4.5分くらいのペースでも楽に走れそうな気がするが自重。ここでペースを上げると脚がもたないのが分かっているのでキロ6分ペースを守る。それでも30km過ぎから膝に違和感を感じるようになりかなり脚にダメージ受けている。やわな脚だ。32km過ぎでようやく四万十川に出合う。ここで川遊びしたら楽しいだろうなと思いながら走る。◇40kmラップ3:55’30”<40km→60km>45km過ぎからかなり脚のダメージを感じるようになる。フルマラソンまでの距離は練習も含め何度も走っているので脚筋持久力がついたように思うが、それ以上の距離にはまだ対応できていないようだ。楽勝だと思っていたキロ6分ペースも怪しくなってきた。半家沈下橋。その名の通り、増水時は水中に沈むので崩壊しないように欄干が無い。この橋が完全に水没する程の増水となると膨大な水量だ。暴れ川と異名をとるように氾濫を繰り返しているらしいが台風など大雨の後はすごい濁流となっていることが想像できる。不謹慎だが1度見てみたいと思う。半家沈下橋を過ぎるとすぐに急な上り坂となる。距離は1~2km程度で短い。上りで歩いている人が多いが、なぜかあまり苦にならず走り続けることができ気持ちよく追い越していく。しかし下りになると膝がガクガクしてまともに走れずどんどん追い越されていく。脚が疲れているときの下りはきつい。なんでみんな上りは歩くのに下りで走れるのか不思議だ。快晴で気温も上がってきた。28℃くらいか。暑さに弱いが、今回は脚のダメージの方がはるかに大きいので気温は律速条件になっていない。このあたりでは既にキロ6分では走れず7分ペースも危うくなっていた。苦しくなってきた時に四万十川に目をやるとその雄大な美しさに気が紛れる。60km手前の国道沿いから撮った四万十川。漁師さんの川舟が何隻か岸につけてある。仕掛けを使ってうなぎや川えび漁がしてみたいもんだ。子供のころ夏になるとよくうなぎを取りにいったのを思い出す。ひとシーズンで多くても10匹程度しか取れなかったが、今考えると天然うなぎを結構食べてた。今は養殖ものしか買えないけど。もうすぐレストステーションのカヌー館だ。◇60kmラップ6:17’48”<60km→80km>ようやくカヌー館(62km地点)に到着。当初の予定では少し給食を取ってスルーするつもりだったが、結局20分近く休憩してしまった。おにぎり、カステラ、バナナをエイドでもらい預けておいたどら焼きとアミノバイタルで10分に栄養補給する。芝生に座ってストレッチをしてランシャツからTシャツに着替える。10分休んだので回復したと思って走り出したが5kmもしないうちに休む前と変わらぬ脚の重さに戻っていた。70kmあたりの岩間沈下橋。橋の上から写真を撮った後、川面を覗き込んで魚影を探していたら誰かに声をかけられたので振り向く。なんとYさんが軽やかに走り去っていくではないか。前夜祭で話していた通りの展開になってしまった。本当に元気なおばさんだ。このあたりではキロ8分ペースで走るのがやっとの状態まで落ちていた。70km過ぎからはついに歩きも入るようになる。ただ、長く歩くと走り出したときに膝が痛むので、どうしても走れなくなって歩くときは最長でも100数えるまでと決める(これは最後まで守れた)。◇80kmラップ9:19’22”<80km→ゴール>楽しみにしていた私設エイド。この川えびが本当に旨かった。揚げパンとおはぎもいただく。ビールもあるよと声をかけられたがさすがにまだ20km近く残しているので遠慮する。この地点で制限時間に10分な余裕があったので完走は確信した。四万十川をバックに写真を撮ってもらう。ようやく残り何キロかを考えられるところまで来た。よくここまで走ってきたもんだと感慨に耽る(まだゴールしてないけど)。ここまでくると脚だけでなく腹筋や背筋まで疲労してきているのが分かる。こんなに体を酷使したのは初めてだな。これが四万十名物紙ふぶきゲート。ピンボケしてるけど。ここを過ぎたらすぐにゴールかと思ったら、なかなか到着しない。ゴールゲートを見たときは思わずウルッときてしまった。ゴール12:10’25”苦しかったけど1度も止めようとは思わなかった。走っている苦しいさなかでも来年また来て走りたいと思っていた。それほど楽しい充実した大会だった。沿道の応援、1kmと間を空けずにコース上に立って励ましてくれたボランティアの人たち、皆さんいい顔していました。どれほど元気付けられたことか。ウルトラマラソンにはまってしまったようだ。(大会開催日:2006年10月15日)以上

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール

このサイトは reCAPTCHA によって保護されています。 プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。