芦屋浜に響いた、第21回 浜風カヌーアスロン
走って、漕いで、また走る ― 春の海と陸を駆け抜けた一日
号砲とともに走り出す参加者たち ― 第21回 浜風カヌーアスロンがスタートしました。
五月晴れに恵まれた芦屋浜で、第21回となる浜風カヌーアスロンが開催されました。浜風カヌーアスロンは、ランニングとカヌーを組み合わせた芦屋浜アスリートクラブ(AAC)主催の春のスポーツ大会です。20年以上にわたって続く、地域に根ざした風物詩として、今年も多くの参加者と支援者が芦屋浜に集いました。
4部門・男女別で楽しむ、地域に開かれた大会
今大会も例年通り、距離別に4つの部門を実施しました。短距離のショートから、ペアで挑むリレーまで、初心者から経験者まで誰もが自分に合った距離で挑戦できる構成になっています。
- ショート
- ラン2km → カヌー1km → ラン2km
- ミドル
- ラン4km → カヌー2km → ラン4km
- ロング
- ラン6km → カヌー3km → ラン6km
- リレー
- ロング部門の距離を2名で分担
各部門は男女別に表彰を行い、参加者は学生世代からシニア世代まで世代を超えて広がります。「速さを競う」ことだけが大会の目的ではなく、ランとカヌーという異なる動きを通じてスポーツの楽しさを再発見し、健康づくりや生涯スポーツのきっかけにすることを大切にしてきました。
走って、漕いで、また走る ― 競技の見どころ
1区のランを終えた参加者は、いったんカヌー乗艇場へ。慣れた手つきでパドルを握り、海面に漕ぎ出していきます。
沖合の折返しを越えて再び岸へ戻れば、ふたたびシューズに履き替えてラン区間へ――。陸と海を行き来する独特のリズムが、浜風カヌーアスロンならではの醍醐味です。
今大会では、ロング男子で太田一輝選手が1時間15分16秒で1位、女子では三田あゆみ選手が1時間30分38秒で頂点に立ちました。ショート男子は岡田優大選手(26分48秒)、女子は近藤美紀選手(29分35秒)が制し、ペアで挑むリレー部門では西村毅・林田一真ペアが1時間16分45秒で1位に輝きました。
2026年 各部門1位
- ショート 男子岡田 優大26:48
- ショート 女子近藤 美紀29:35
- ミドル 男子栗山 哲也51:38
- ミドル 女子荒木 菜凪57:47
- ロング 男子太田 一輝1:15:16
- ロング 女子三田 あゆみ1:30:38
- リレー西村 毅 / 林田 一真1:16:45
大会を支える、運営ボランティアの力
浜風カヌーアスロンは、AAC会員と地域協力者によるボランティア運営で成り立っている大会です。実行委員長を務めた西川秀郎をはじめ、副委員長・レスキュー統括の高原徹、記録統括の角谷禎和、給水責任者の松川幹雄、カヌー乗降責任者の千原昇、折返責任者の小杉太郎など、多くのメンバーが各持ち場で大会を支えました。
カヌーの乗艇・降艇は、競技の流れを左右する大切なポイント。水面と陸地が切り替わる場所で、参加者がスムーズに次の区間へ移れるよう、スタッフが声をかけながらサポートします。
特に安全管理の面では、レスキュー艇による水上の監視体制、給水ポイントの細やかな配置、コース折返しでの確認体制など、長年の運営で培われたノウハウが活かされています。「参加者全員が安心して挑戦できる場をつくる」という運営チームの姿勢が、大会の安定した運営を支え続けています。
楽しいスポーツ・健康スポーツ・生涯スポーツ
ゴールに広がる、達成感と笑顔
ゴール地点では、完走を喜び合う参加者の笑顔が広がりました。記録への挑戦に汗を流す姿、初めて完走した参加者を仲間が拍手で迎える光景、長年の常連同士が再会を喜び合う姿――。タイムを競う真剣勝負がある一方で、世代を超えて誰もが楽しめる温かい雰囲気が、浜風カヌーアスロンの何よりの魅力です。
表彰式 ― 健闘を讃え合うひととき
各部門の表彰では、上位入賞者に拍手と歓声が送られました。記録に挑んだ選手も、楽しさを優先して走り切った選手も、それぞれが自分のレースをやり遂げた一日。表彰台に上がった選手の笑顔には、努力と達成感がにじみ出ていました。
大会を終えて ― 仲間と過ごす昼下がり
競技を終えた参加者たちは、芦屋浜の浜辺で用意されたお弁当を囲み、レースを振り返りながらゆっくりとした時間を過ごしました。タイムを競った後のリラックスした空気の中で、初対面同士の会話が弾み、年代の違う仲間が肩を並べて笑い合う――。スポーツが媒介となって生まれる、こうした交流こそが、AACが大切にしてきた価値そのものです。
AACがクラブ理念として掲げる「楽しいスポーツ・健康スポーツ・生涯スポーツ」。その3つの言葉が、まさに芦屋浜のこの一日に体現されていました。
第21回 浜風カヌーアスロンにご参加いただいた皆様、応援に駆けつけてくださった方々、そして運営にご協力いただいたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。
次回大会も、芦屋浜で「走って、漕いで、また走る」あのワクワクを、また皆様とご一緒できることを楽しみにしております。
芦屋浜アスリートクラブ(AAC)