「乗物酔止薬」の服用について! 

投稿第133号
「乗物酔止薬」の服用について!

2008年7月29日
AAC
会員:宗政 義仁氏

先ず最初に結論として、スポーツ競技特に生命に関わる危険な状態が発生する
と思われるスポーツ競技をする場合は、「乗物酔止薬」の服用をやめるべきと
考える。
この事は特に目新しい内容ではないが、この度の「皆生トライアスロン」で私
が体験した事を少し書いてみたいと思う。私は子供のときからブランコ・回転
遊具、そしてバスや船に乗ると決まってひどく酔ってしまい、フラフラ状態に
なったり吐いたりしていた。大人になるに従って少しはましになってきたが、
今に至ってもなお酔ってしまう事には変わりない。
これまでのトライアスロン競技においも、スイムパートで波やウネリに悩まさ
れてきた。スイムが終わり陸に上がって来たとたんに酔いが顕著に出てきて、
フラフラ状態になったり吐いたりしていた。そうすると、その後のバイクで足
に力が入らなくなりペダルが回せなくなる。これまでに各地の大会で何度もこ
んな経験してきた。そして何時かは「乗物酔止薬」を飲んでみよう試してみよ
う・・・と思いながら18年間が経過していた。
かくして今年の皆生トライアスロンに至った。今年の皆生トライアスロンはそ
う気にする程の波は無かったものの、約1.5m程のウネリが有ったため大会
本部は安全確保のため上陸地点を砂浜に変更するなどの対策をこうじた。そう
いう海の状況だったため、初めて「乗物酔止薬」を飲んでみよう!・・・と1
8年目にして初めて決断したのだった。
バイクパートに移っても暫くは特に何も感じること無く漕いでいた。ところが
40km位からの上り坂に差し掛かる頃から眠気が襲って来るようになってき
た。「乗物酔止薬」を飲んだ事などとっくに忘れ『キット暑さのせいだろう!
』・・・などと勝手に思っていた。そうこうしてる内に睡魔の訪れる間隔が短
くなり、段々と酷くなってきたのだ。『こりゃーヤバイな・・・』と思いつ
つ『降りようかどうしようか・・・』などとも思いつつ、何とか最初の大き
なアップダウンを過ぎ70Km位に差し掛かっていた。
突然ズドド〜ン!なぜか「茶色のスクリーン」が頭の上から落ちてきて、そ
の瞬間に無意識に両ブレーキを握り締めていた。危なかった!・・・転倒は免
れたが危なかった!”幻覚(幻視)”を見たのであった。幸いなことにそこは
直進で且つ平坦な所だったので事なきを得たが、これが急カーブの下りだった
ら・・・と思うと、ゾ〜〜〜とする。
選手の皆さんの中で私と同じような体験をされたり、同じような体質の方もい
らっしゃると思うが、その様な方々は波やウネリの大きい時には『これがトラ
イアスロンなんだ!』と諦め、「乗物酔止薬」の服用を止めるべきと考える。
(補足)本件に関する主張は私の個人的な判断である。「乗物酔止薬」の効果は
個人差があり、また服用する薬の種類によっても差異があり一律ではな
い。当然のことながら最終的な判断は自己責任で服用することになる。
ちなみに製薬会社の説明書には「服用後、乗物または機械類の運転操作
をしないで下さい」と書いてある。

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