
投稿第138号
今年も厳しかった猛暑の富士!「富士登山競争」
2008年8月9日
AAC
会員:藤井政徳氏
去る7月25日、うだるような暑さの中、富士登山競争に参加してきました。この
大会は雑誌等でも取り上げられる機会が増えましたので、ロードレース主体の
方でもご存知の方は多いことと思います。コース設定は距離21キロ、標高差約
3000メートルを4時間30分以内に走破するというもので、約20℃の気温差に加え
高山病の可能性もある空気の薄い環境ですので、体力面だけでなく生理面にも
厳しいレースと言われています。そんなマニアックなレースにも関わらず、昨
今のトレイルランブームのあおりを受けてか、今年は頂上部門が受付開始から
約2週間で先着定員に達したようです。AACからは、私と矢部氏の2名がエン
トリーしました。
自身3度目の挑戦となる今年は、過去2回の経験を活かし自己ベストを出すこと
を目標として大会に挑みました。昨年は記録を狙いすぎて前半飛ばし過ぎ、後
半ボロボロに崩れるという大失敗を体験しており、今年は練習時点からペース
配分の調整に重点を置きました。このコースは前半約10キロが緩やかな勾配の
ロード区間で、残り後半の約10キロからがトレイル区間という2面性をもち、い
かに後半に体力を温存するかがポイントとなります。特に5合目より上は急勾配
の本格的な登山道となりますので、この時点で余力が残っていないと頂上4時間
30分の関門が危うくなります。ただし、スローペース過ぎても関門に間に合い
ませんので、ある程度のスピードは要求されます。
体力温存作戦で挑んだ今年の結果ですが、10キロ地点を過去ベストの5分以上も
遅く通過したにも関わらず、頂上へは自己ベストを約2分短縮して到着すること
ができ、とりあえず昨年の雪辱を果たすことが出来ました。年齢的な衰えは隠
せませんが、この大会には体力の続く限り参加し続けたいと思っています。こ
のレースは記録もさることながら、頂上ゴールに辿り着いたときの達成感・爽
快感は他のレースでは味わえないもので、そのためだけに頂上を目指している
のはどの参加者も共通のはずです。今年は例年にない猛暑のため完走率は低く、
頂上部門完走率は43%程度に留まったようです。そんな中、一緒に参加した矢
部氏も初挑戦にして見事完走を果たされました。さらに、次の日の地元新聞一
面に大きく写真入で紹介され、矢部氏にとっては二重で記念の大会となったよ
うです。
富士登山競争の完走基準をよく尋ねられるのですが、上記の通りロード競技と
は要求される脚質が異なるため、マラソンなどのタイムとは必ずしも相関しな
いと言われています。私見での参考ですが、どちらかといえばフルマラソンよ
りもハーフマラソンの方が判定基準として近く、ハーフを1時間40分程度で走れ
る人であれば十分に完走できる可能性があると思います。ちなみにフルマラソ
ンの場合、持ちタイム3時間30分でもゴールできなかった方もいますし、逆に持
ちタイム4時間で完走できた人もいるそうです。我こそは思われる方、是非来年
一緒に頂上目指して頑張りましょう。
(大会開催日:2008・7・27)