親子で楽しんだ!「芦屋浜浜風カヌーアスロン」

第328号
親子で楽しんだ!「芦屋浜浜風カヌーアスロン」
2012年5月30日
滋賀県大津市在住
吉岡 茂行氏

去る5月13日(日)に「芦屋浜浜風カヌーアスロン」大会に、8歳の長男怜音(レオン)
と一緒に参加させて頂きました吉岡茂行と申します。
今年の3月頃、出場する大会をRUNNETで検索していた際に、ふと私の目に留まったの
が、この「芦屋浜浜風カヌーアスロン」大会でした。先ず、その企画が珍しく、楽しげに思
われました。次に、小学校3年生からエントリーできる点も魅力でした(^^)
咄嗟に、これなら、「長男の怜音と一緒に出場できる」との思いが、私の頭に浮かびまし
た。私が怜音と一緒に出場することを思いついたのには理由があります。
個人的な話になりますが、私の長男である怜音は、少し自己肯定感が低い男の子です。
そこで、親としては「何か成功経験を積むことで自信を持たせてやりたい」と、以前から
妻とは話しあっておりました。今回のカヌーアスロンのショート部門は、ラン(3キロ)→カ
ヌー(1キロ)→ラン(3キロ)です。この組み合わせが、以下3点の理由から、怜音にピッ
タリだと思えました。
まず、1)カヌーについては、昨夏、琵琶湖でレクリエーションカヌーを独力で3キロ漕い
だ経験があり、怜音本人も多少自信を持っていること。次に、2)ランニングについても、
今年4月に地元のイベントで2キロを完走しており、持久力もそれなりに持っていそうだ
と私が認識していたこと。最後に、3)小学校3年生からのエントリーということで、自分
よりも年少者に負ける可能性がないこと。(笑)
しかしながら、それでも怜音は当初、出場することになかなか同意しませんでした。
しかし、妻が応援に行くということと、さらには、妻による幾分厳しめの叱咤激励(笑)の
効果もあり、最終的には、親子2人での出場が決定しました。
そして、迎えたレース当日。幸い天気は良好、波も一週間前の練習時に比べると幾分、
穏やか。まずまずのコンディションのようです。先ずは、一安心(^^)あとは、怜音の踏
ん張り次第です。とはいえ、波をじっと見ていると、心なしか、高くなっていくようにも思わ
れ、不安が募ります。
ロング部門の方々が出発された後、和やかなムードの中で記念写真。いよいよ、レース
開始です。出場者のうち、未成年は怜音のみという状況でしたが、スタート時刻までに
妻と長女が会場に到着できたこともあり、怜音も幾分、リラックスモードのようです。
そして、スタート!伴走・激励役の私は、まず、怜音に最初から飛ばさないように指示し
ました。親として、なんとしても、完走させてあげたい。そのためにも、最初のランで力尽
きないようにしなければなりません。恐らく、小学校3年生という学年を考えると、前述致
しました「私と一緒に走った4月の2キロRUN」が彼の人生での最長距離の筈。6キロ走
破のためにも、まずは体力を温存です。
案の定、私たち2人は不動の最後尾です(笑)。怜音と二人、マイペースで走っておりま
すと、大会関係者の皆様をはじめ、折り返して来られた出場者の方々が、次々と怜音に
励ましの言葉を掛けてくださります。怜音も激励を受けてモチベショーンがアップするよう
です。途中、足を故障された方をかわして、最初のラン終了。ここまでは、私の目論見通
りです。
次は、カヌーです。(これが、想定外でした)一週間前に一度、練習しており、かつ、波
もその時と比べれば穏やであるにも関らず、怜音のカヌーは、なかなか前進してくれま
せん。身に余る大きめのパドルを抱えて、体を反らせながら漕ぐ怜音の姿が、健気に思
えてきます。
しばらくすると、「下着が濡れた」、「手が痛い」などといった泣き言が、少し離れたカヌー
から聞こえてきます。それに対して、戦意を喪失しないように励ましながらレースを続け
ます。横にいた私は、怜音がいつギブアップするかヒヤヒヤです。しかし、怜音は「リタイ
ヤする」とは言いません。恐らく、私に怒られるのが怖かったのでしょう。この点、大人は、
自分を制約するものが少ないので、止めたくなったらすぐに止めてしまいがちです。
(自戒の念を持ってそう思います)しかし、子供はそうはいきません。なんとか、堪えて、
奮闘します。
しかし、アクシンデントが発生。苦労の果て、折り返しまであと少しという地点で、怜音は
いきなり方向転換を始めます。恐らく、ブイを回ってくるという発想がなかったようです。
「もう一度方向転換の上ブイを回るよう」に指示すると、怜音の顔には明らかに疲労の
色が広がります。(精神的なダメージが大きい様子)
その瞬間、思わず審査員の方に「ブイを回ったことにして下さい」とお願いすることが、
私の頭を過ぎりました。しかし、私自身が小心者であるためか、フェアプレーを愛する精
神によるものなのかは判りませんが、(笑)実際に、言葉になることはありませんでした。
(その間も怜音は踏ん張ります)
なんとか折り返し地点を過ぎると、怜音にも復活の兆しありです。怜音なりに考えたよう
で、波に乗れば、あまり漕がなくても、岸に戻れると判断したようです。よって、時間を
要しましたが、(大会関係者の皆様遅い到着で大会の運営を妨げまして申し訳ござい
ません)「復路は往路ほどには苦労しなかった」というのが怜音本人のコメントです。
そうこうするうちに、岸に近づくと、既にゴールをされた皆様方が怜音を応援してください
ます。その中を、ようやくカヌーを終えて上陸。
いよいよ、最後のラン!カヌーから降りると、諦めずに競技を続けることに対する応援の
拍手を背に、怜音は、2度目のランに突入します。とりあえず、最後の100メートルまで
は無理をさせないようにしながら、6m30s/km前後のペースで走ります。しかし、私には、
怜音の顔色が悪く見えてなりません。「体調が悪いのではないか?」と怜音に何度も確
認するのですが、「体調は悪くない」との返答。(どうやら、私の心配し過ぎだったようで
すf^_^;))
二度目のランの最後の折り返し地点を回ると、いよいよゴールはあと少しです。この(群
れを抜いて遅い)最後のランナーを根気強く待って下さった審査員の方々、ありがとうご
ざいました。また、励ましの言葉をかけて頂き、怜音と私も恐縮です。
そして、ゴール前100メートル地点。怜音が最下位ランナーにならないように、怜音にラ
ストスパートを指示すると、怜音も残りの力を振り絞って私の前を駆けていきます。怜音
が大好きなママは、もう彼の眼の前です。
そして、ゴール!妻と長女、そして、皆様方の歓声と拍手を受けてのゴール、怜音は
かなり嬉しかったようです。そして、私自身にとっても、怜音の頑張る姿を目の当たりに
するとともに、その苦労を一緒に分かつことができ、歓びに包まれた瞬間でした。
以下に、家族の感想です。
長男怜音:「最初の方は苦しかったけど、途中からは楽しくなってきた。
来年も参加したい。」
妻          :「皆様、ありがとうございました。これをきっかけに怜音が自信を持ち、
何事にも積極的になってくれることを願っています。」
長女真凛 :「怜音の姿をみて、私も挑戦したくなった。来年は参加したい。」
最後になりましたが、大会関係者の皆様、私どもに素敵な体験をさせて頂きありがとう
ございました。怜音に声援を送っていただきました参加者の皆様、ありがとうございまし
た。来年は、必ずや3人で参加し、脱最下位を目標に頑張ります。(笑)
又、私、吉岡茂行、弱小アスリートではございますが、近畿界隈のレースにときおり出
場しております。今後、芦屋浜アスリートクラブが主催されるレースを含め、どこかで、ご
一緒させて頂くこともあろうと思いますが、その節はよろしくお願いします。
それでは、芦屋浜アスリートクラブの益々の発展と、皆様方のご健勝&ご健走を祈念し
つつ、筆をおきます。
(大会開催日:2012・5・13)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール

このサイトは reCAPTCHA によって保護されています。 プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。