
第333号
飛騨高山ウルトラマラソン!
累積標高差2707m…日本一過酷なコース…
2012年6月18日
AAC会員
谷口幹雄氏
ウルトラマラソンは2年前に参加した四万十川でした。フルマラソンとは違う雰囲気と
あの過酷さをもう一度味わいたいと大会を検索していたところ記念すべき第1回目と
いう宣伝に目がいき、四万十川にエントリーする時もそうでしたが、コースもあまり深
く考えずにエントリーしました。
四万十川のコースは10kmから一気に600m上ると知らずにエントリーをしていて、
後から「しまったもっと平坦のコースを選べばよかった」と後悔した経緯があったにも
かかわらず、今回も改めて飛騨高山のコースマップをみたところ唖然としました。
これは四万十川とは比べものにならない程の過酷なコースだと・・・(^_^;)
エントリーしたからには完走を、また自己新を目標に掲げ練習に励むことにしました。
事前練習として行ったのは、アップダウンが多いことから阪急塚口から有馬温泉往復
コースを(約50km・累計標高差550m)2回LSDで走って足を慣らすことに。それで
も大会1ヶ月前の走行距離が200kmも走れてなかったのと大会の4日前に深酒をし
て風邪を引いて体調が万全でなく不安要素がありました。
しかし、いろいろと準備も整えていましたので「大丈夫、大きな故障が発生しない限り
走破出来る」と自分に言い聞かせて挑みました。
前日の説明会に参加して主催者の大会に対する意気込みや、累積標高差2707m
・・・日本一過酷なコース・・・などの説明を聞きながらスライドを見てシュミレーション
をしました。いろいろな思いが頭の中をグルグルと巡るなか意気高揚して気合十分に!
今回、広井さん、西川さん、三田さんと4人で参加しましたので、宿に着いてから時間
があったので高山市の旧街道を散策して数多くある酒蔵や(試飲もしたりと)町並み
を堪能しました。(距離にして約4kmほど)今回の遠征の楽しみの一つでもあった
夕食は飛騨牛の鍋付きで各自ビールを1本を追加し民宿の温泉に入りと楽しみました。
民宿からスタート位置まで1km強だったので4時に宿を出発。バナナにヨモギ餅を2
個食べて、行きしなにSUPERVAAMのドリンクとゼリーを口にしました。また今回AAC
のユニフォームを初めて着用して走るので、恥じない走りとAACのユニフォームパワ
ーを信じて気合充電。
現地に近づいていくとどこからともなくランナーが出没してきます。参加人数が100km
と72kmの参加計約1000人が同時スタートという大会でしたが、大きくごった返すこ
ともなく順調に5時にスタート。
当初心配していた説明時に古い町並みを通過する際に幅が狭いので側溝に落ちな
いようにと注意していたが、スムーズに通過。朝早いというのに沿道にたくさんの応
援者がいて心強くなり、こちらも出来る限り手を振り応援者に応えました。
途中、信号待ちでストップされたのには少々驚き、改善の余地があるなと思いつつま
だまだ序盤の序盤だし焦らず焦らずと三田さん、西川さんとしばらく10数キロまで併
走して走りました。上りになったところで予想通り三田さんがどんどん前に。
私は自分で作成したペース配分リストを元にマイペースで。ちなみに今回私はドリン
クホルダー付きのウエストポーチを付けて中には、PowerBerのジェル4個とアミノバ
イタルPROと塩飴や塩タブレットを持参して走りました。
第一関門の「道の駅ひだ朝日村(18.9q)」でよもぎうどんを頂いたのですが、量が
多くて1/3程しか食べれず返してしまいました。西川さんとここで少し差が出来たの
ですが、上りが続いている30kmくらいのところで「やっと追いついた」と一言。私は
併走することが出来なくて、西川さんの後姿がだんだんと小さくなっていき完全に見
えなくなりました。
ただペース的には予定通りだったし、絶対に飛騨高山スキー場の最高地点1345m
まで歩かないと言い聞かせて心拍数が急激に上がらないようにと走って上がりました。
山麗に上がってきていることもあり、気温が上がることなく逆に予想外の霧雨が心地
よかったので快調快調と進みました。しかし、霧雨から雨になり、しかもかなり風が強
いところもあり寒さを覚えたところもあるほどでしたが、これくらいでは自分に折れない
から大丈夫と上り続けました。
第二関門の「飛騨高山スキー場(36.7km)」辺りはそれなりに降っていましたが、結
局雨はこの山頂を過ぎるまでで終わりました。下りに入ったところでコース唯一の未
舗装路区間約2.5kmに入り、雨のせいでぬかるみもありましたが、下りだったので滑
らないようにと気をつけて走りました。
この辺りで他のランナーは私の前後に2人見えるかどうかの離れた距離でした。大体
同じようなペースのランナーになってきているんだろうなと思いつつ、上りで抜いたラ
ンナーに次々と抜かれていきますが、飛騨高山スキー場から8kmで600mも一気に
下るという勾配なので膝に負担がかからないようにと慎重に走り、次の上りに備えて
PowerBerなどを補充しながら順調に下りました。しかし下りもいい加減にしてくれとい
いたいくらい長かかったです。
40km時点でガーミンを起動してペース配分を見ながら走りました。それまでは順調
に走れるだろうし、ここからのペース配分がどのようになるか記録したかったので電
池の寿命を考え40Kmから計測し始めました。ガーミンは後半になるほどペース配
分するのに役に立ちました。
第三関門(54.4km)の「丹生川支所」までの上りは歩かないように行ければ10時間
半は切れるかなと皮算用していたのですが、飛騨高山スキー場から下り終えてから
の100m強の上りでついに歩いてしまいました。まだ先に300mを超える山があるの
で無理せずにと歩きましたが、疲れが出てきたのか下りでもペースアップが思うほど
上がらなくなってきました。予定では5分20秒でしたが5分後半になり予想以上に足
が重くなってきました。
フルマラソンの42kmが単なる通過距離でもあり当然50Kmが半分折り返しなので
すが50km手前のアップダウンの山で50km通過する迄が思っていた以上に遠く感
じました。丹生川支所を通過して周回コース(約28km)がこれまたボディブローを受
けるかのごとく350mの上りが厳しくて躊躇無く少しの上りでも歩くことになりました。
しかも天気も晴れてきて気温も徐々に上がってきて体力を消耗させてくるなと、ただ
救いは大きな痛みは発生していないのですが、1kmを10分以上かかった区間が2
箇所あり、下りが早い区間でも5分30秒で、6分以上かかることもありタイムが上が
らなくなってきました。
苦しいのは私だけでない他のランナーもしんどいんだと「目指せサブ11」と言い聞か
せとりあえず前に足を運べと。また沿道の応援の声をバックに、たまにハイタッチをす
るなどして元気をもらいました。
今回のエイド箇所にはコーラーが無くて、コーラーが私設エイドにないかなと思ってい
たら2箇所ほどあり、コップ半分のコーラがめちゃくちゃ美味くて元気になりました。
50kmを過ぎてからは各エイドでは足やアームカバーした腕にも水を掛け復活するよ
うに心がけしました。ただ足に水を掛けすぎて靴の中にまで入ったのは少し失敗でし
た。
残り15kmで今回のコースの名物となるような「千光寺」への上りは予想通り急勾配
でふもとから頂上まで歩きとなりました。最後に50段の階段があると聞いていたので
すが実際に目にしましたら、これはイジメやなと何故か笑っちゃいました。この「千光
寺」への上り2kmはエイドでの休息を含め25分間かかっていました。また、厳しい急
勾配の下りと聞いていたのですが、塩平寺からの下りの方がまだすごいなと感じつつ
下りましたが、またこの下りでも何人かに抜かれていきました。抜いていくランナーを
見てどういうフォームで足運びをしているんだと観察しながら走るんですが、追いつく
ことも出来ませんでした。下り走法が私の課題ですね。
私のウルトラマラソンの面白いところは90km走った辺りであとたったの10kmであ〜
もう少しで終わるんだと、長い距離も積み重ねていけばゴールに近づくんだと元気に
なってくるところです。
一番の楽しみはゴールテープを切る瞬間ですが、ゴールの手前で私の名前をアナウ
ンスしていただきゴールの感動が更に深くなりました。
四万十川は集落がないところでもボランティアの人が応援してくれていたのですが、
ここでは集落を通るたびに住民の方々が笑顔で応援してくれたし、高山市長を先頭
に高山市全体で大会を盛り上げようという雰囲気がひしひしと伝わってきた素晴らし
大会でした。人気大会になるのは間違いないと思いました。
514人完走/660人参加/757人エントリ 三田さん 21位
9:36:54
西川さん
48位10:21:46
谷口 62位10:38:42
広井さん158位11:44:35
私の記録20k
01:51:11
40k
03:54:03 2:02:52
60k
05:58:19 2:04:16
80k
08:20:59 2:22:40
ゴール10:38:42 2:17:43
(大会開催日:2012・6・10)