六甲<東半山>トレイルランに参加して!

第351号
六甲<東半山>トレイルランに参加して!
2012年10月29日
AAC会員
本地敏行氏

朝は、集合時間の約30分前にJR三宮駅に到着することができた。JR三宮駅から集
合場所となる山陽新幹線の新神戸駅までは推測2kmと近いため、ランナーにとって
は1区間だけ地下鉄に乗ることはもったいないと考えてしまい、その距離を自分の足
で稼いでしまう。
朝の三宮の街は道路を走っている車や歩道を歩いている人や自転車も少なくて清々
しく走ることができる。レストランや喫茶店で朝食をとっている人、これから街歩き(買
い物)をしようとする若い男女達がいる。私と同じように新神戸を目指して歩いている
人の中には登山者もいる。彼らもどうやら私が山登り目的ということが分かったようで
した。また、登山者達にとってトレイルランナーは別次元の人に見えたようで驚いてい
るようでした。
15分程度のんびり走ると容易に新神戸駅の地階に到着することができた。到着する
と集合場所には幾らかの登山グループが居て、その中に芦屋浜チームの参加者が5
名ほど待ってくれていたので挨拶を交わして無事に合流。まだ全員集まっていないた
め、少し時間を持て余すことができたので、上階の新神戸駅まで上がり、トイレの手
洗い場に汗で塩っぽくなった顔を洗うことにした。駅構内は朝の旅行客風の人でいく
らか賑わっている。そこを通り過ぎ、コンビニを越えて建物の西端まで歩くと目立たな
いところにトイレがある。トイレで顔を洗い、地階の集合場所へ戻ると他チームの登山
グループの集団も芦屋浜チームの集団も幾らか増えていた。予定時刻を少し過ぎ、
皆で挨拶を行った後、写真撮影のことを説明して出発となる。
出発直後から急登のため、徒歩でスタートとなる。一度布引の滝へ向い、そこで写真
を撮るという話だったが、滝を流れ落ちる水を横目に通り過ぎていくので「あれ?写
真撮影はしないの?」と不思議に思ったが、布引の滝を越えてすぐに到着できる展望
場(三宮の街を一望できる高台)で写真を撮ることに変更されたようでした。いつもは
この場所には野良猫がいて、暇そうにうろつく姿を見ることができる。三宮の街を見
渡すことができる展望も良いが、この場所は手前にそびえ立つビルよりも若干低いの
で、ビルが景観を邪魔している。私の記憶上、展望ポイントと猫ポイントの両方を楽し
める場所と認識していたが、見渡したかぎりでは猫が見当たらない。写真撮影後は、
道なりに布引茶屋へ向かった。
日もまだ山裾に隠れているため、日刺しも届かず歩いていても涼しい。今日はのん
びり進むと聞いていたので、私も少し気が楽になり、山の景色や草木を観察しながら
進むことができた。そのおかげで途中のダムへ進んでいる最中に六甲山で初めてツ
リガネニンジンかソバナ似の花を見つけることができ、少し興奮することができた。
(次回はコースから外れてゆっくりと葉の形を確認して確信したいと思う)布引茶屋で
少し休憩を行った後、いつもの縦走路とは違い、少し手前のコースを登り始める。この
道は六甲縦走路のように荒れる(山の地肌が見え、その付近の植物が枯れる)ことも
なく、至ってキレイな山道ということを考えると、六甲縦走路のようには人が通ってい
ないことがよく分かる。道の両脇にはアオキが多く生えていて、そのほかにも目を引
くような沢山の変わった木々が生えていて驚いた。主要な登山道はどちらかというと
荒れているため植生に寂しいが、この道沿いの植生はとても面白い。その道はほど
なく天狗道(荒れ果てた縦走路)へとつながり、いつもの上下勾配のきつい道になる。
今日は、のんびりだった上に、走り初めてから数キロしか進んでいないため、この天
狗道が楽な上に面白くも感じた。全走の時はいつも天狗道では体力がない状態だが
今日は体力的に余裕もある。日は少し高くなったみたいで、ようやく柔らかい日が差
し込むようになった。まだまだ気温は涼しいが登り行程のため、全身から吹き出す汗
を抑えることができない。
摩耶山頂では気温も低いため、汗で濡れた服が体をすぐに冷やすため寒くなってくる。
いつものロープウェイの乗り場へ行こうと建物を見たが、シャッターが降りていたので、
季節柄もう閉店しているのだろうか?と皆で想像していたが、実は私たちがあまりに
早く到着したので、まだ営業時間外だっただけでした。
山頂の景気のいいウッドデッキで少しの軽食と休憩を取り、六甲縦走路を進む。アゴ
ニー坂もまだまだ体力が残っているみたいで先頭集団は足早に越えて、先の道路(
車道)で後続が来るのを待っている。車道をのんびりと走っていると道の脇にフサフ
ジウツギ(ムラサキ色の花)が沢山咲いていて、紅葉はまだないが、それでも個人的
に秋と感じることができた。
市立青年の家のバス停からは縦走路は一度山道へと入る。途中、タカノツメ(山菜)
の話で数人と少し話題になったり(秘密結社鷹の爪団とタカノツメ(香辛料))、私個
人でもこの山道上で偶然に見つけることができたコウヤボウキの小さな花がキレイ
で目にとまったりと足元がおろそかになるくらいに木々を見て走っていたので、何度も
躓くことがあった。
上の車道に出てからは、ショートカットせずに池の方向へと縦走路を辿るのだろうか?
と思っていたが、やはり定番の近道の車道(ショートカット道)を進む。その先の六甲
山ホテル近くの酒屋に到着して全員で休憩をすることになっている。休憩はうれしい
が、酒屋のすぐ隣で若い3人が50CCくらいのレースバイクを空ふかしさせている。
酒屋の周辺は排気ガスと爆音でどうも落ち着かない。そうそうに立ち去りたい気持ち
だった。
我慢していたのは私だけでしょうか?少しの休憩後、やっと出発することができた。
六甲山記念碑台へは手前の石階段は登らず、一度通り過ぎ、東側の長い鉄階段か
ら上へと上がった。芝生上では白いテーブルクロスを掛けられたテーブルがたくさん
並べられている。そのテーブルの上にはワインが用意され、立食パーティーが開かれ
ていた。生演奏の音楽を聞きながらワインを飲み、楽しそうに会話をしている年齢層
の広い六甲山大学?の学生?教授?達による何かの式のようでした。また、近くで
見ているとチラシや新聞のような物(広告?)が配られているので社交的に感じる。
記念碑台では予想外の大休憩をすることができたので、芝生の上をぶらぶらしたりし
て、のんびりすることができてよかった。大休憩後、登ってきた階段を降り、下の交差
点に立って信号待ちをしていると向いの交差点の歩道上でSUNTVのカメラスタッフが
登山者?六甲山大学の人?を撮影しているようだった。そのTVカメラクルーの横を
通り過ぎ、六甲山小学校方向へ進む。緩やかな登りが不思議ときつい。誰も歩くこと
なく走り続けるため、本当は歩きたいところだが集団について行くしかない。が、徐々
に歩きたいという声が高まったため、名物のカレー屋付近まで歩くことができた。そこ
からゴルフ場横を走り抜け、ガーデンテラス下の観音像の付近まで一気に走り抜ける。
ここからガーデンテラスの道路まで急登が続くため、再度徒歩となった。途中、六甲山
で初めて見ることができたアキグミの木に少し感動。(行動しながらのため次回ゆっく
りと確認が必要)ただ、アキグミは苦いため、生食は断念。
ガーデンテラスはいつも人が多い。ガーデンテラスのどこが名物なのか分からないが
高台にある妙な建物とジンギスカンに誘われて、この場所には人が集まるようだ。そ
こを過ぎて、極楽茶屋まで歩いたり走ったりを繰り返す。ここから先は、本来の縦走
路をたどって走ると聞いていたが、いざ車道に出てみると、みんな無理なく流れるよう
にいつものように車道を走り始めた。わたしは、少し体力が残っていたので久しぶりに
正規の縦走路を伝って一人で走り続けた。山道を抜け、車道を横切り、また山道を走
る。縦走路は車道よりも短いが急な登り下りが繰り返す。最後に六甲山頂に向かう登
り道はさすがに堪えた。一軒茶屋に着くと数人がすでにゴールしていたが、まだ全員
は到着していない。一度全員で集合して、宝塚までの長い下りに向かう前に次の集
合場所と考えられている太平山の車道付近の説明を受けていた。
わたしはこの場所で皆と別れてから一軒茶屋を出発して魚屋道をひた下る。一軒茶
屋から七曲を越えて本庄橋跡までは登りの登山人がとても多くて困り果てた。何度も
石宝殿から下山しておたふく山を経由し、雨ガ峠に向かえば良かったと後悔しながら
下る。本庄橋に来ると時間的な関係上(12時のお昼ご飯のため)少しは登山人の往
来が少なくなったので走りやすい。魚屋道と言えば、深江漁港?から有馬温泉まで
魚を担いで山を越えるための行商達の道ということは有名な話です。でも実際は有
馬までは魚を運んでいなかったという話を以前に出会った登山者から教えていただ
いたことがある。そんなに古い時代ではないが、この話も噂のため確かな情報でなく、
正しい情報は彼らも分からないらしい。道の歴史についてほとんど知らない自分にとっ
ては不確かな話であっても興味深いため知識のひとつとして聞くことができて良かっ
た。その話に戻ると、魚屋道上、この本庄橋跡が深江漁港と有馬温泉とのだいたい
の中間地点となるため、実はこの本庄橋で有馬側から来た商人(旅館の人?)と出
会い、魚の受け渡しを行っていたのではないか?結果的に、有馬温泉までは魚を運
んでいなかったという噂話でした。(正しい歴史を知っている方は教えてください。)
雨が峠手前の登り行程は歩いて進む。雨が峠の東屋に着くと登山人の多さに驚いた。
沢山の人がお弁当を広げて賑わっている。そのお弁当を狙って猪の親子もしきりに
登山人に近づこうと頑張っていたことが傍から見ていて面白みがあった。雨ヶ峠から
は芦屋方向から登ってくる人はだいたい20名くらいと少ない。ゴルフ場の柵を2つ越
えてからは、風吹岩へは向かわずに高座谷へ折れる。ここから先ではすれ違う人は
ほとんどいない。途中で水を補給して、迷路のような森の中を進む。途中の開けた場
所では20人位でお弁当を食べている登山グループがいて、珍しい場所だけに沢山の
人が居て驚いた。そこから先は一人寂しく一気にキャッスルウォールまで下る。キャッ
スルウォールでは久しぶりにロープワークの練習をしている集団がいた。高座川沿い
を更に下り、幾つかの砂防ダムを越えて、ロックガーデンの入り口に到着した。ロック
ガーデンの入り口近くの高座川のほとりでも30人くらいで登山の基本の説明会が開
かれていた。秋の紅葉登山を目指しての初心者に対しての登山練習会なのでしょう
か?高座の滝を越えて無事にJR芦屋駅に到着。駅のトイレで着替えて帰途についた。
(開催日:2012・10・14)

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