第377号 山は涼しくて最高でした!(芦屋~有馬温泉往復トレイルランに参加して)


第377号
山は涼しくて最高でした!(芦屋~有馬温泉往復トレイルランに参加して)
2013年6月10日
AAC会員
本地敏行氏

前日は保育園の親子遠足のため、一日を三田市にある有馬富士公園内でのんびりと
過ごすことができた。当日の朝は、8時に阪急芦屋川駅前に集合のため、いつもよりは
若干遅い時間に起きることができる。

5時に起きてから のんびりと準備を始める。着替えの服は、ビニル袋を2重にしてその
中に小さく入れた。ファーストエイド用品はいつも1つの袋に入れているので、それを無
造作にリュックへいれる。これだけでリュックの容量の3分の1を取ってしまう。(ほとんど
服)今回のコースを考慮するとおにぎり数個と飴玉数個程度で十分だろう。六甲横断は
途中に自動販売機も多くあるため、水は1.5L満タンに入れておけば大丈夫かな。今回
の準備には時間もかからず、次に朝食の用意を行った。

コースを考えて、多めに食事を取っておこうと思い、パンを2枚焼き、コーヒーはお代わ
り自由(12杯分)作り、テレビをつけて僅かな時間をのんびりと過ごす。幼児用のテレビ
番組(アンパンマン)は朝の6時15分から始まる。見たい番組もないため、このロングセ
ラーのアンパンマンをかけ流すことにした。のんびりと眺めていると下の子がアンパンマ
ンの声につられて眠い目をこすりながら起きてきた。ハンバーガーキッドと氷の女王と
アンパンマンが戦う展開を2人で静かに見ている。

テレビを眺めながら 子供に朝ごはんを用意して、二人だけの静かな朝の時間を過ごし
ている。コーヒーは6杯分まで飲んだ後、リュックを担いで家を出た。昼からは暑くなる
予報だったが朝はまだまだ涼しく、駅までは快適に自転車を進めることができた。JR芦
屋駅には予定どおり7時半に到着。そのまま歩いて阪急芦屋川駅に向かっても時間が
余ることは分かっていたが、ついつい走ってしまう。阪急芦屋川に着くと3名のメンバー
に出会うことができた。

少し北側の広場で待っていると20数名の参加者が集まった。他チームの登山者グル
ープメンバーもここを集合場所としているようで、全体では約50名近い人でにぎわって
いる。その多さを見て、今日も六甲山を横断する登山者が多いと感じた。8時に点呼を
するために一同集合し、今日のトレイルランの説明を受ける。トレイルランは徒歩出発し、
そのまま高座の滝まで歩いていくのかと思ったが、途中の民家が両脇にある急登付近
の中腹あたりからランナーの血が騒いだのか?全体が走り始めたので、私も走り始め
ることにした。

今回の写真撮影の場所は高座の滝で水場に気をつけながら滝つぼの近くに集まり写
真撮影を行う。その後、ロックガーデンへ足を進めた。初夏のロックガーデンは太陽の
光をさえぎるものが少ないため今日のような日差しの強い日はつらい。岩山を上りだす
と噴出す汗が止まらない。

今回のトレイルラン練習会で 今年に入ってから有馬横断は私的に5回目となる。始ま
りは吹き抜ける風が冷たく、あまりの寒さゆえ 止まって休憩すらできない季節から始
まり、新緑に染まり始める木々の枝が徐々に成長していく季節を何度か訪れ、今日の
生い茂る植物の姿を見る、計5回。おかげで今年も六甲山でたくさんの木々や草花の
成長を確認することができた。

風吹岩まではロックガーデン慣れしているようで、とても近く感じるようになった。風吹
岩にはクマ鈴をつけたヤギを連れた子供とおじいちゃん(もしかすると母親もいたのか
な?)がいて 若干の受け狙いとは言え、ヤギがいることに少し驚いた。風吹岩の周辺
は近年、植物の成長の勢いが激しいため、足場のいい広場から展望できる風景の範
囲が昔と比べて だんだんと小さくなってきている。多くの景色を望みたいのなら岩の
上へ上がる必要がある。今後、この場所を一つの観光地として検討されるのであれば、
博識ある人の手によって 周辺の植物の伐採や刈取りなどを検討していただきたいと
感じた。今日の風吹岩には熊蜂が多くて周りの人を若干困らせる。羽音が気になって
仕方がない。風吹岩から雨が峠へ向かう山道は平坦気味になるため、走りを織り交ぜ
て進むことになる。山道を気持ちよく走っていたが、湿地気味の地点(荒地山と魚屋道
との分岐道辺り)で急に止まることになった。急停止した理由は メンバーのひとりが道
を外れてしまったという情報が入り、急遽 主催者側で話合いが始まった。10分程度の
小休止の後、主催者1名が離れたメンバーを探しに戻り、残りのメンバーはペースを落
としながらも少しずつ先へと進むことになった。

ゴルフ場の柵は以前のさびた鉄扉ではなく、少し前からアルミ製のものに新設(増設)
されている。その場を過ぎ、雨が峠で小休止することになる。ここまでに来る途中、ゴル
フ場を過ぎた辺りで、山ウコギを六甲で初めて見ることができ、私的に新たな発見とな
った。何度も同じ道を利用しているが、まだまだ未発見の木々や植物があることにとて
も驚く。また山にはたくさんの食べることができる植物があり、個人的に自然の野菜庫
にも感じる。雨が峠ではゴルフ場側に少しだけでも近づくと携帯電話のアンテナは微妙
だが電話(AU携帯)が通じるので、離れたメンバーを探しに行った方と連絡を取られて
いたが留守番電話サービスに繋がるばかりで電話が繋がらないようでした。ここから先
は谷へと下るため、携帯電話はさらに繋がらないだろう。少し休憩した後、本庄橋を過
ぎたあたりにある広場まで足を進める。途中、2又に別れるコースは走りやすい方の道
(奥)を選んで、砂防ダム近くの石段を上がる。石段の手前にある小川にかかる木の橋
の上から4~5名で下を流れる小川を覗いて、泳いでいる魚を探すが、今日は魚のご機
嫌が悪いようでなかなか見つからない。本庄橋を少し過ぎた辺りは砂防ダムの工事の
関係で昨年あたりから更地が広がっている。

この更地で休憩中に少しだけ自生している植物観察の折、植物の話をすることがありま
した。しかしながら私自身も六甲山という山は植生を調べれば驚くほどたくさんの植物が
あってとても驚いています。この本庄橋の近くの広場一つをとっても今の季節ではサン
ショウもあり、イチゴ系やイタドリ、ヤブカンゾウがありました。昨年の違いは、この更地
が原因なのか?昨年確認できたはずのトリカブトがなくなっていたことでした。(皆さん、
トリカブトに興味を示されていたので、次回個人で山に入った時にこの場所にトリカブト
があれば写真をホームページ宛に送ります。)若干の休憩の後、七曲の急登へと進む。
今回の練習会では、七曲の始まりから一軒茶屋までの区間が自由走という説明を受け
たので、私も少しの間歩いて上った後に展望が開ける辺りを過ぎた場所から走り始める。
ほとんど最後尾に位置していたところからスタートし、階段や急坂も休憩なしで上り続け
るも、先頭を走る人には追いつくことも後ろ姿も見ることができず、一軒茶屋に到着をし
た。一軒茶屋では吹き抜ける風も涼しくて 体感気温が丁度いい。山登りで一番いい季
節は今日のように 立ち止まっても寒くなく暑くない季節ではないだろうかと感じる。

山頂で、少しの休憩を取っていると、コースを外れられた方が主催者メンバーの方と一
緒に一軒茶屋に向かわれていることを途中で個人練習をされている芦屋浜アスリートク
ラブのメンバーの方に教えていただくことができた。情報によると約10分で一軒茶屋に
到着されるとのこと。彼はその後、少しの間 時間を同じくされた後、練習再開のため下
山されました。

一軒茶屋では、少し長めの休憩を取ることができたので、山頂へ向かわれるチームと
一軒茶屋でのんびりと休憩されるチームに分かれることになった。ただ、山頂へ行くチ
ームは10分で折り返して、この場所に戻ってくることが条件となっている。私はこの時
間を有意義に過ごすため、一軒茶屋でアサヒスーパードライビール(ちょっとリッチに感
じる380円)を購入して水分補給をさせていただいた。

全員が集まり、輪になって集合した後、有馬方向へ向かう。有馬へ向かう山道は数年
前から大分良くなっている。私は最後尾近くに位置しながら、植物を物色しながら有馬
方向へ下り始める。六甲山は山の北側へ進むと木々は若干その種類を変える。北側は
南側と比べて 日当たりがよくないことや日当たりが良くないために若干気温が低くな
ること、湿度が上がることが理由の一つだろう。ただ、山の北側とはいえ、西日が当た
るような場所はその考えには合わない点が見られると感じる。

私自身、最近のトレイルランの目標といえば、達成感もあるが、ほかの人とは違う達成
感をいくつか持つようにしている。それは、自分が目標(探している)としている木々や
草花を探すことです。別件では動物で一番見たいものは熊ですが、実際ところ真近で
はお目にかかりたくはありません。木々では目標にしている(探している)ものがいくつ
かあります。六甲山で言うと、マタタビ、ダンコウバイ、アブラチャンなどなどたくさんあり
ます。それらを探すため、途中で急に立ち止まることもあり、個人で山を走ると最近は休
憩が多くなりがちになり、練習にはならない状態になっています。

話しは変わりますが、人に教えていただいたことで興味深い話がありました。それは山
では珍しい植物は乱獲の標的にされることがしばしばあるそうです。先ほど揚げた植物
の中には希少価値のある植物はありませんが、もし希少価値がある植物と仮定した場
合、掲示された記事や写真を閲覧した他人がその場所に向かい植物を 乱獲するとい
うことも考えられるそうです。山では希少価値のある植物を見かけられた場合は、場所
が分かるような掲載はしないでその花や植物の姿のみを載せていただくなどの心配り
が必要と教えていただきました。

有馬へ下る道は 山道の整備がされているようで走りやすい。ただ岩の露出している
点だけには注意が必要。東屋を過ぎ、炭の道との分岐点で消防署員が5~6人で作業
している横を通り過ぎる。炭の道との分岐点を過ぎると、山道は九十九折へ変化する。
アスファルトの車道が近づくころになると山道上にはゴロゴロとした石が多くなり、余所
見をしていると足を取られるので注意しながら下る。登山道の入り口に到着すると皆が
待っていてくれていた。その後は、有馬の稲荷神社へ向かう予定だったが、トイレの関
係で六甲のロープウェイ駅へ足を進めることになった。途中、炭酸せんべいの店の前を
通り過ぎる。とてもいい香りがして、リーズナブルな価格が表示された割れ煎の袋がと
ても気になる。ひとりだったら間違いなく購入していただろう。(前回 有馬横断したとき
は抹茶入りの炭酸煎餅と別のお店でビールを買いました。)ロープウェイ駅で休憩と写
真撮影の後、紅葉谷方向へ進む。川沿いに立てられている東屋から炭の道を上がり、
魚屋道へ戻ることができた。しかしながらこの山道の急登は 疲れた足にかなり堪えた。
この山道は魚屋道の九十九折をショートカットできるので、ちょくちょく利用させてもらっ
ており、特に上り口付近の東屋近くに人工的に植えられた植物を見るため、花咲くころ
には花のために訪れているが今日はまだ蕾すらない状態だった。

魚屋道へ出ると、魚屋道沿いの東屋を過ぎ、トンネル跡を過ぎるまではほぼ平坦のた
め、快適に走ることができるが、そこから一軒茶屋まではダラダラと長い登りが続いた
ので徒歩で進む。時間的にも 有馬方向へ下る多くの登山者とすれ違うので「こんにち
は」という声を何度も交わす。中には生きのいい声で返される登山者もいた。一軒茶屋
へ到着するとあまりに多くの登山者で驚いた。色とりどりのファッションで山を登る老若
男女がいて 山ブームを再認識させられる一面でもあった。

若干の休憩の後、石の宝殿へ向かい、観音様のいる広場までの急登をがんばって上
り、その後足場の悪い下山道へと足を向ける。主要道ではないため、登山道はかなり
荒れている。道が悪いので足元に注意しなければ大怪我となる。途中、展望の広がる
場所があり、吹き付ける風が気持ちよかった。隠れた穴場(?)(芦屋最高峰)へは足
を向けることなくそのままドビ割へ到着。そこから芦有ドライブウェイのバス停までのセ
メント舗装の林道はレース状態となった。

私も回りの人と一緒に下り始めるが皆がとても速いため、つられてどんどんスピードを
上げていく。今日はユニクロのカラー靴下を履いていたので靴の中敷との間で滑りが生
じ、そのときに生じる摩擦熱によって、足の裏が火傷を起こしそうなくらいにどんどんと熱
くなってくる。カーブで減速して熱を冷まそうと試みるがほとんど意味がない。前には先
頭を走る2名だけだったので、とりあえず、追いついたら 先頭のペースにあわせて減
速したところ足裏の熱がさめ始めたのでほっとした。下りきった林道の入り口には道の
両端にポールが建てられ、鎖で道を封鎖している。登山者は気付きやすいが、ランナー
には張られた鎖は分かりづらい。ジャンプしてそれをかわし、住宅街を一気に走りきり、
バス停前の月極め駐車場で集合することになった。

そこから先は、芦有有料道路沿いに作られた登山道を走る。私は、その山道を7年くら
い前に走ったきりだったので コース取りしていただいたおかげで久しぶりにその道を
走ることができた。忘れかけていたその道は以前とはあまり変わらず、「こんな道あった
な~」など思い出しながら足を進める。車は入ることができないが、丁度一台が渡れる
ような幅の石の橋をいくつか越える。昔は奥池に来るための主要道だったのだろうか?
次に車道に出ると そこは有名なそば屋の近くで トイレもあるので一度集合して休憩
となった。このそば屋は有名なデザイナーのコシノさん?と関係しているので、ミシュラ
ンに掲載されたこともある店らしい。お店の庭にはレモンの木(幹に特徴あるとげがあっ
たためレモンと推測。)が生えており、私的にはその店よりもこちらの木のほうが気にな
って仕方がない。誰かが疲れを癒すためにこの場所の石垣に腰を据え、レモンのシロッ
プ漬けなどを食べたときに吐き出した種が芽を吹き 成長にいたったのでは?そう考え
るとこの不思議な景色に面白みが出てくる。若干の休憩の後、もう一度登山道へと入る。
次に入る山道は初めて入る山道でした。いつもは走りにくいこの山道を進むよりも舗装
されている車道の脇(路肩)を走るからです。ヘアピンカーブのところに山道の入り口が
あることは知っていたが、今まで入ることがなかった。車道に出た後、小休憩を行い、今
度は阪急芦屋川駅近くまでは車道を一気に下る。始まりは集団となり気持ちよく下れた
が、住宅街が見え始めたあたりからはスピードが上がり始め、最後は競争となっていた。
私も約75kgのメタボな巨体を震わして その競走に対して果敢に攻めていくが、またま
た足の裏が熱くなり、別途くるぶしも痛みだした。ランナーズハイというものは時に悪い
方向へ進むこともあることをこの時に再認識できた。それはペースを落とすことができず
にそのまま最後まで走りきってしまったことでした。終わった後は右足のくるぶしとその
足の土踏まずのところが痛い状況が続くことになった。(シップを貼っているが10日後に
なってもまだ痛む。故障したかな?)足が75kgの身体に対して、もっと痩せろと無言の
意見を優しく言っているのかな?阪急芦屋川近くの橋の上で分かれてJR芦屋駅へ向
かい、いつもどおり駅のトイレで着替えを済ませ、帰途に着いた。
(大会開催日:2013・5・21)

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