
第421号
何考えて走ってんの?
(進んであんなにしんどい思いをするなんて考えられへん)
2014年1月28日
AAC会員
鯛谷 洋成氏
1月4日に体験入会、11日に会員となり、19日の新年会ではAACダービーでぶっち
ぎり優勝。いきなり「万歩計の匠」となりました、タイタニ ヒロシです。
前後してしまいましたが、あらためて自己紹介を兼ねて、私の走歴のはじまりと走るこ
とへの今の思いを投稿させていただきます。
2010年の年末、寛平ちゃんのアースマラソン特集番組を見ていてふと「走ってみよう
かな?」と思ったのが最初です。やってみると50mくらいしか走れず、あとはほとんど
足踏み並みで、1kmも進めなかった状態でした。
2011年の正月から土日と週中に帰宅後1回、週に3回走る生活が始まりました。
キロ8分以上のペースでしたが、走るたびに倍々で距離が延びるのがうれしかった。
2月に入り思い切って甲子園浜10kmに出場しました。大勢の人が集まっていて、地
元中学の吹奏楽部が雰囲気を盛り上げ、絶好の天気でまさに大人の運動会。気分も
高揚し、がむしゃらに走ったら46分台でした。速くてびっくり。
4月には芦屋国際ハーフに出場。朝起きてからの行動、ペース配分など事細かな計
画書を作って、1時間50分を切る目標設定にしました。結果は1時間39分。大勢で走
るのが楽しくて、いつも以上の力が出て大幅に目標を上回りました。
自分が走る人になった原点を振り返ってみると、継続のきっかけはこれらの初めての
大会がとても楽しかったことと、急激な成長の実感だろうと思います。学生時代はバス
ケットボール、その後4半世紀ろくな運動もせず、あとは朽ちていくだけだと自覚してい
た体が、この歳でまさかこんなに進化するとは!
3年前までまったく想像もできなかったことですが、今では月平均200km前後走り、
去年4月には100kmウルトラをサブ10で完走。初フルは3時間17分、昨年末に加古
川で5回目フルでぎりぎり3時間も切ることができました。
誰に褒められる訳でもなく、レースのために4ヶ月前からひたすら準備を進める。夜遅
くに一人でゼイゼイ言いながら、気を失う手前くらいまで追い込む。苦しさで涙と鼻水に
濡れつつ、50歳にもなって俺は何してるんやろと思う。
フルマラソンゴール後は、よく聞く「達成感」を感じる余裕は無く、ヘロヘロでみじめな
感じすらする。命の炎がかなり弱くなる感じ。であるにもかかわらず翌日にはまた走り
のデータを眺め、もう少し改善すればまだタイムは伸びるかも、と思い返しています。
「なぜ走るのか」「どのように走るのか」。試行錯誤の連続です。次の大会にエントリー
して目標を決めると、まず長期計画を定めて目標に向けて準備を積み重ねる。その過
程で3歩進んで2歩下がる、一歩ずつのステップアップが、苦しくて楽しい、私が走る理
由なのではないかという気がします。確信には至りませんが。
言い換えると、ランニングマニアになってしまった、ということでしょうか。怪我や生活環
境の制限の中で、1つずつ照準をしぼって「うまく走る力」を獲得していく、そのプロセス
が楽しみなのでしょう。
和気あいあいと気さくな雰囲気の中でシリアスかつ変態的とも言えるほど飛びぬけた
会員が多く在籍しているAAC。皆さんはどのように納得して苦しい練習を継続されて
いるのでしょうか?「身も心も楽しく、そして美しい」境地とは?
AACに入会して3週間、世間では「何考えて走ってんの?」と変人扱いされる私でも、
ここでは安心して思いを語れそうです。これから自分のランの世界が大きく広がるよう
なワクワク感があります。皆さんいろいろ教えてください。よろしくお願いいたします。