
第666号
超ウルトラへの登竜門として選んだのは!
【Osaka Bay 180km】
2018年9月25日
AAC会員
久野 淳子氏
9月16日(日)~17日(月・祝)にかけてOsaka Bay(180km)を走ってきました。主催は「関西
夢街道グレートRUN」(320km)など、超ウルトラの企画を得意とする「日本100マイルクラブ」
です。
この大会の本軸となるコースは、海遊館→明石→(ジェノバライン乗船)→淡路島岩屋港→
大鳴門橋(バスで渡る)→徳島港→(南海フェリー乗船)→和歌山港→海遊館。つまり大阪
湾を240kmぐるっと一周。私はその内の岩屋から海遊館まで180kmの部に参加しました。
私にとっては、それなりの関門時間が設定された超ウルトラはこれが初めて。これまで、
優し~いスケジュールの長距離イベントに参加させてもらうことはあっても、休憩・エイド込
みでキロ10分ペース、という多分多くの大会で採られている関門の設定ペースがどんなも
のなのか見当が付かず、、。 途方に暮れていた時にメンバーからもらったアドバイスは
「止まらない」 こと。なるほど!止まらないでサボらないで、それであかんかったらしゃー
ないか・・・。と妙に開き直って当日を迎える。
日曜日朝、海遊館を前日夜にスタートして明石に着いた240kmの人達と始発のジェノバラ
インに乗船。7:00に岩屋をスタート。淡路島南ICバス乗場まで60キロ。淡路島は土地勘が
あるのでリラックスして走る。8時間で到着、キロ8分ペース。16:30発のバスを待つ間のんびり。
バスの窓から渦潮を見ながら鳴門市へ。ここからは土地勘が無いので地図とにらめっこ。
日も暮れる。徳島港まで30キロ4時間。キロ8分。21:50発のフェリーが出るまで着替えたり、
コンビニの親子丼食べたり、走ってる間に届いたメールに返事したり、のんびり。フェリー
では勿論座席ではなく座敷でごろ寝、1時間は爆睡できたかな。
和歌山港で100キロの部の参加者達と合流、0:30スタート。 ちゃんと休憩できたお陰で足は
動く。まず目指すは加太。ひと気の無い道を行くのかと思いきや、住宅地続きで加太に到着。
コンビニもわりとあって給水に問題なし。しかし、ここからが恐怖の峠越え。新しいトンネル
が出来たため自動車通行禁止になった旧道を行く。ここは去年自転車で通ったので覚え
のある道。その時も少し荒れてる感じだったけど、まだ通れるレベル。
でも、この前の台風で?大きな岩は転がってるわ、倒木は道を塞ぐわ、、、自転車で走る
のはもう不可能と思われる。そんな状態でおまけに真っ暗な道を独りで進む。この大会の
経験がある原さんには、ここは独りはあかんと言われていたが、前後に誰もいないので仕
方ない。やけっぱちで(笑)倒木の葉っぱがオバケにしか見えない峠のてっぺんで、あえて
ライトを全部消して空を見る。 星がきれい!宇宙に自分ひとりしかいない錯覚に陥る。
こんな感覚は日常では得ようが無い。この星空を見ただけでもこの大会に出た価値がある
と思う。が、いつまでも留まるわけにいかないので、とっとと下る。
岬公園を過ぎて泉南で夜明け。今回は睡魔なく夜越え出来てよかった。ここまで来たら、
あとは海遊館を目指すのみ。泉州マラソンのモンスターブリッジを越えて、高石ではプチロ
ストし、南津守からの眼鏡橋。橋を降りたらもう足は売り切れ、走っても歩いてもあんまり変
わらないけど、歩くと水ぶくれが痛いから、仕方なく走る。
ゴールの海遊館は小奇麗な観光客だらけ、リュック背負って汗だくで走るのはやっぱり目
立つ。立派なゴールゲートがあるわけでもなく、道中ずっと移動エイドとサポートをしてくれ
てたスタッフさんのいる所までたどり着いてゴール!
90キロ13.5時間、キロ9分。 無事に時間内完走できました!
今回でレースでのペースは何となく掴めた感じ、でもバスやフェリーのない地続きコースで
休憩を強制的には取らされない大会では、自主的にどう休むか、という課題が残る。
結果的に、この大会は超ウルトラへの登竜門として相応しい大会だと感じました。
超ウルトラを目指す際には、ぜひご検討ください。