

第721号
旧東海道を完踏しました!
2020年1月17日
AAC会員
原 典昭 氏
昨年12月29日から今年1月4日まで7日間かけて旧東海道(東京 日本橋-京都 三条
大橋)を各宿場町(53次)を通ってゆっくり旅してきました。
このコースは以前からいつかは一気に走って見たいと思ってましたが、昨年9月に「
正月休みが長い今回は(ラスト?)チャンス」と思い立ち、10月初めに家族・周囲へ根
回して実行を決めました。
スタート前日夜はAACマラニック部主催の大阪イルミネーションランを終えて22時前に
帰宅しました。撮影した画像のアップ等を終え、翌朝からの旅に持参する備品のチェ
ックをして寝たのが1時半過ぎ。睡眠時間3時間弱、4時半に起きて神戸空港より東京
へ向いました。
持参品はかなり絞り込みましたが重ね着や着替えが嵩張り、スマホ用携帯バッテリー
やヘッドライトの予備バッテリー、仮眠所での充電用コンセント等々で30ℓのリュックが
満タン。結構な重さです。
初日、駆けつけてくれた関東の友人二人と10時に日本橋を出発。初日で元気なうえに
良いペースでコースを案内頂いたおかげで予定より少し早く小田原に着き、深夜1時
半に駅前のネットカフェへ。友人達とは神奈川宿、小田原宿で別れました。
2日目は朝から箱根越え。想像していた箱根駅伝の舗装路と違って、登りも下りもオ
フロード主体。かなりの部分が大小の石でできた石敷道で途中から降りだした雨でよ
く滑り、ゆっくり歩くのがやっとでした。予定より4時間遅れで静岡県へ。コインラン
ドリーや宿泊予定カフェを予備に調べておいた店へ変更して、富士市内で宿泊しました。
3日目、前日夕からの強い向かい風に苦しめられます。結局、愛知県を抜けるまで3
日間、ほとんど止みませんでした。晴れ間の見える好天気になり、薩埵峠では背中に
見える美しい富士山を頻繁に立ち止まっては撮影。
ただ静岡県南部は平坦な直線道路を連想していましたが、急なアップダウンやオフロ
ードが一部にあり予定からの遅れは大きくなる一方でした。藤枝で旧知の友人にたく
さんの食糧・お菓子を頂き、先のコース状況の情報を得て、夜間に日坂付近のオフロ
ード(石敷道)と人気のない急勾配の長いアップダウン道路を無事に通過。深夜、掛
川市内のネットカフェにつき入館手続きをしている間に年が変わりました。
4日目からは起伏の少ない舗装路ばかりでしたが、相変わらずの強い向かい風と疲
労のピークでペースダウン。夕方に県境を越え愛知県に入りましたが予定より大幅
な遅れで適当なネットカフェがコース近くになく、急きょ豊橋駅前のビジネスホテルを
予約して22時前にチェックイン。幸いホテル内のコインランドリーも使用でき、入浴し
て朝までゆったりと休めました。またネットカフェでは2時間ほどで目覚めてましたが、
ここでは4時間半ほど睡眠できて疲労も回復。やっぱり違いますね。
5日目、20時前に熱田神宮の南にある宮宿七里の渡し着場跡を通過後、ひたすらR1
を西進。昔は桑名まで渡し舟でしたが、こちらは25kmほどの陸行です。木津川、長良
川、揖斐川と人通りが少なく足元の良くない長い橋を渡り三重県へ。日付の変わる直
前に桑名側の七里の渡しへ到着。まだ余力がありましたが、自重して桑名市内のネ
ットカフェへ向かいました。1時過ぎに入って夜食をお腹いっぱいに詰め込んで就寝。
例によって2時間で目覚めです。
6日目、寝不足であまり疲れもとれずボンヤリと支度して6時前に出発。四日市を過ぎ
ると小刻みなアップダウンやオフロードが混じりました。昨日の平坦な道路よりスピー
ドは落ちましたが気分転換にはGOODです。
庄野宿の先で超ベテランランナーの方が美味しい食べ物の差し入れ。昨日・一昨日
と全くの単独走であったので、有難さが身に沁みました。しばし雑談にも付き合って
頂き元気をもらって先へ。この辺りから道はじわじわと登り基調です。
関宿では事前に声掛けしていた友人に出迎えて頂き、偶然通りかかった顔見知りの
ランナーの方まで紹介頂いて一緒に町中観光+記念撮影。リフレッシュできました。
更に後半最大の難所と思っていた鈴鹿峠の登り口&降り口で車エイド。栄養満点の
食料やデザートを提供してもらったおかげで、峠越えが全く苦にならず。朝の疲れを半
分忘れて滋賀県入りし、軽快に坂を下れました。
暗くなった道の駅「あいの土山」の手前の神社では境内の十字路で大きな鹿2頭が横
切るのを目撃。今回見た唯一の野生動物です。
21時過ぎに友人に予約してもらった水口宿の近くのビジネスホテルに到着。ランドリー
タイム終了後だったため、浴室で着替えを手洗いして干し、室温を27℃設定にして就
寝しました。深夜に目覚めましたが寝治して合計で5時間程の睡眠。
7日目(最終日)、フロントで不要となった着替え、ヘッドライト等を箱詰めして家へ
発送。軽くなったリュックを背負って6時半にスタート。疲れも取れて軽快です。石部宿
で友人と合流し熱々で具だくさんの御雑煮等々を頂いた後、草津宿まで11kmちょっと
同走してもらって元気100倍。
草津から向こうは何度か走ってる道ばかり。大津の先、逢坂の関や京都市内日ノ岡
の登坂はスロージョグ&ウォークで通過して15時25分に三条大橋へ到着。観光客で
いっぱいの橋を歩いて渡り無事に完踏できました。ちょっと感動しました。鴨川沿いを
ゆっくり走って16時過ぎに京都駅着。
感想 都内の幹線道路(R15)や品川からの下町風情のある県道、旧街道の雰囲気
が溢れた松並木、突然現れるオフロード、海、等々。ラスト20km区間を除く全ての道
では、見るもの全てが新鮮で発見の連続。楽しい旅ができました。
完踏の為には、どんな状況になっても「慌てない」「無理はしない」「怪我・転倒をしな
いように」と自分に言い聞かせ、予定より大巾に遅れてきても無理して挽回しようと思
わず、翌々日とかあまり先の事は考えないで、ともかく次の宿場を目指しました。
一方で箱根越えの石敷や静岡県内の山越え・急坂など、事前にマップでは読み切れ
なかった厳しいコースや連続する強い向かい風等々、想定外の状況が幾つもあり、
自分の未熟さを痛感させられました。もし事前に何人かの友人に計画を話さず、Face
bookで公開せずに単独走していたら3日目辺りで理由をつけて止めていたかもしれま
せん。出発時や各地で同走・サポート頂いた友人達には言葉では言い尽くせない多
大な力を心身に頂き、初日のフライトから各宿場等でアップした画像に対して多くの
方から頂いたコメントは大きな励みになりました。完踏できたのは皆さんのおかげで
す。ありがとうございました。
走行距離 使用させて頂いたマップの総距離は526.9kmでしたが、宿泊所やコインラ
ンドリーへの迂回で距離が延びて535kmになりました。京都駅までの3kmを足して538
kmが今回の総距離です。実際は宿場の石標等を見過ごして戻ったり探し回ったり。
コースアウトして引き返したり・・・でプラス10km以上は彷徨いましたが、ガーミン
を持った事の無い私には計測しようがなく、ノーカウントにしました。それでも大会を
除く今までの単独走の最長は260km、大会でも川の道520kmが最長だったので、スピード
はガタ落ちでも自己記録更新です。
最後に、この旅で受けたダメージは予想より小さいと思いましたが、足甲・足首のむく
みや筋肉疲労が未だ残っています。しばらくは大人しくして身体を回復させながら2月
以降の大会・イベントに備えていこうと思います。
また春からは長短のマラニックに参加、時には企画・主催しながら、西国街道(京都-
下関)にチャレンジする機会をうかがっていきます
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