武庫川駅くすのき駅伝!

第347号
武庫川駅くすのき駅伝!
2012年10月4日
AAC会員
本地敏行氏

9月30日(日)強い台風17号が北緯30度線前(高知沖)にいた。それにもかかわらず
当日の尼崎の朝は静かだった。外を見て少しの小雨が降っていることを確認したが、
風はない。本当に台風が来ているのだろうか?疑問に感じるくらいだ。これが嵐の前
の静けさというものなのか。用意を済ませて8時45分に家を出た。小雨は降ったり、
やんだりを繰り返している。まだ風が出ていないことが幸いし快適に自転車を進めるこ
とができた。会場となる阪神武庫川駅に近づくとランナーの姿が見え始めた。昨年の
ように天候がいいと2号線近くまで走っている人(アップをしている人)がいたが、今
日はその姿が見られなかった。駅伝の会場は雨を避けるように武庫川橋の下に入っ
ていたため、とても小さく感じる。ただ例年と違い、スタート地点およびゴール地点付近
のコースの両脇には等間隔に杭が打たれ、その杭を支えにビニールテープが張られ
ていた。武庫川橋の下にはもうこれ以上入る隙間はないと感じるくらいに沢山の人
で密集している。雨を避ける場所は武庫川橋の下だけでは足りないため川下の阪神
電車の高架下まで人で溢れていた。天候がよければ、沢山のブルーシートが芝草上
にひかれていて、あちこちで炭に火を付けたり、各チームには大きなクーラーボックス
やテントが用意され、駅伝後に開催予定している各々の宴会準備に大忙しのところだ。
私はいつも通り会場には9時丁度くらいに到着することができた。いつもは桜の木の
下に横断幕を張っていて、その近くのシート上に陣をとっていたが、今日は武庫川橋
の下(川間際のコンクリートの遊歩道上)にブルーシートを敷いていた。旗(のぼり)も
横断幕もないため、私自身もメンバーの顔を探して少し歩き周りどうにか辿りつくこと
ができた。幸いなことに、雨風もほとんどないため、雨風のない間にアップを済ませる
ことにした。歩くペースに近いくらいで南武橋まで走る。南武橋は43号線を過ぎてさらに
400mくらい川下にかかる橋である。実は阪神電鉄武庫川駅の外にある公衆トイレに
入ったものの、紙がなかったため、やむなくその場を離れることにした。下流の南武橋
手前の仮設トイレには紙もあり、トイレ待ちで混雑していないと考えたためでした。川
下に向かって走り、仮設トイレに到着したものの、なぜか便意がなくなってしまってい
た。仮設トイレに入る必要もなくなったので、そのまま南武橋まで足を伸ばし、橋の下
で魚でもないだろうかと川を見ることにした。川は雨と満潮が影響しているため、もう少
しで遊歩道の上にまで水が侵入してくる勢いだったので少し驚いた。南武橋を折り返し
てからは上流に向かってダラダラと走り続けた。スタート地点を通り過ぎ、さらに上流
へ向かって約700m程度進んだ後に折り返す。スタート地点に戻る最中に雨が降り始
めたので、武庫川橋に到着後は、その場に止まり雨を避けることにした。雨足は少し
ずつ強まってくる上に風も少しずつ強くなるように感じた。遊歩道や芝生に降り続けた
雨はついには川となり川間際の遊歩道へ流れてくる。そこは丁度芦屋浜がブルー
シートを敷いている場所で流れてくる水はシートの下へと入り込んでくる。シートの下は
水浸しだが、シートの上までは水は浸透してはこない。改めてブルーシートの防水性の
良さを感じた。小雨と風の吹く中、第1走者が一斉にスタートを切った。私は第2走者の
ため、第1走者の走行状況を見て参考にさせてもらうことにした。風は上流から下流へ
と強く吹き抜ける。上流へ向かう1200mは向い風だが、まだあまり強くない。中盤の
1500mはいっきに風に乗れると想像した。最後の250mは向い風を耐えれば上手く
走りきれると考えた。
タスキをもらい、いざ走り始めて分かったことだが、上流へ向かう1200mは想像より
も風は強くはなかった。前方には沢山のランナーが走っていたので、風避けのつもり
でランナーの後ろに付いては追い越し、付いては追い越す行為を繰り返す。上流の折
り返しポイントを折り返すと、中盤は追い風になるため、風が背中を強く押してくれると
考えていたが、こちらも予想が外れていた。どちらかいうと無風に感じる程度でした。
でも前へと進める足は思いのほか軽く感じたため、上げたスピードを維持することがで
き、スタート地点を通り過ぎて、阪神武庫川駅の下の折り返しポイントまでの1500m
は快適に走りきることができた。しかし、折り返してからは体力も少なくなっていたため、
向い風が辛く感じる。向い風に耐えながら、重くなった足を進めてどうにか次にタス
キをつなげることができた。
冷たい雨は降り続いていたが、走ったことにより体温が上がっていたためその雨も
心地よく感じた。次は第6走のため、次の出番までは40分近く間が開く。シート(陣)に
戻り、次のゼッケンに付け替えて、第6走の準備を行った。濡れたウエアのまま何も着
ずにランナーの走る姿を見たり、チームの走者の応援をしていた。同じゼッケンのチ
ームメンバーの第4走者が走っているころになると温かかった体もすっかりと冷えて
しまったので、冷たい雨を避けるため橋の下に逃げ込むことにした。私は第5走者が
出走したことを確認して、暫くした後、体も冷えていたのでトイレを済ませてから雨の中、
数100mの短いアップを行った。メンバーの第5走者がスタート地点の横を通り過ぎた
ことを確認して、スタート地点に向い、そこでたすきを待つことにした。第2走の時との
違いは雨の降る強さと風の吹く強さが増していたことでした。出走後は風が強かったた
め、風避けしながら走ろう考えたが、第2走のときとは違っていた。前方を走っている
走者は疎らなため一人追い越すと次の人までたどり着くまで数メートルは開いていた
ので、風避け作戦は期待できない。その上、強い雨が降り続いたため武庫川河川敷
きの遊歩道上には多くの水たまりが出来上がっており、とても走りにくくなっていた。
不運は続くもので500mを走り過ぎたころに右足のくつの紐が解けたことを靴のフィ
ット感で分かった。また不思議と右足が地面とのカカト部分の離れ方が悪い。(変?)?
(古い靴だったためカカト部分のソールクッションが剥がれ始めていたことを後から知っ
てとても驚いた。)最悪な環境下で心地の悪い状態になったと感じた。今回の走行距
離が10kmくらいなら一度立ち止まり解けた靴紐を結び直していたが、今日は3kmだ
った上に、雨も降っていたため靴紐も濡れたことにより摩擦が大きくなるから少しは持
つだろう。もし緩みきったとしても距離が短いので何とかなるだろうと考えて、そのまま
靴のひもを直さずに押し通すことにした。前方を見ると70〜80m先に速く走る人が見
えたので、その人を目印してペースを落とさないように注意して走るようにした。上流の
折り返しポイントを過ぎて下流へ向かう。風が背中を押しているのが少し分かる。第
2走の時と比べると風が背中を押してくれる分少しは走りやすいと感じた。遊歩道は
ベチャベチャの水たまり状態だったため、少し川寄りの石道の上を走ることにした。とり
あえずラストの向い風250mのことを考えないようにしてそのままのペースを維持する。
石道がなくなり、ベチャベチャの遊歩道に変わっても風に押されることによりペースが維
持でき、そのままのペースで阪神武庫川駅前の折り返しポイントまで走ることができた。
折り返した後は、考えたくないくらいに強い向い風だったが、ゴールも近いと考え、我
慢していっきにゴールを目指した。走っている最中はイッパイイッパイだったが、ゴール
後はいつもと違い、不思議と疲れ度合いが少ない。がんばり切れていないのだろうか?
気温が低いため、疲れの要素が体に蓄積しなかったのでしょうか?足の後ろやお尻、
背中に異常に張り付いた泥や砂を落とすため、駅近くの水道で足を洗いに行った。
すぐに寒くなるので、素早く着替えた後に応援へむかった。例年は終わったあとに宴
会が待っていたが、今日は台風のため記念撮影の後はそうそうに帰宅することにな
った。2号線近くの折り返し地点では係員2人がまだ雨風に耐えながら番をしていた。
大会関係者には感謝します。強い雨風の中、帰宅中は木々が風に押されて波打って
いる。改めて強い台風が近づいてきていることを理解した。
(大会開催日:2012・9・30)

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