
投稿第81号
6甲全山縦走(52KM)マラニック完走記!
2007年4月3日
芦屋浜アスリートクラブ会員 谷口進氏
○プロローグ全山縦走マラニック参加の前日、「芦屋浜アスリートクラブ」定例の土曜日練習会に参加。今日は「潮風ウルトラマラソンコース」とのことで、芦屋の浜風をうけながら、またカヌーイストやヨットマンが颯爽と滑走する姿を横目に見ながらの軽快なランであった。夕食後、明日に備えて22時過ぎ床につくも、深夜2時すぎ、期待、不安、楽しみが高揚したせいか、目が覚めなかなか眠れず、ウトウト状態のまま4時すぎ起床。4時40分には自宅を出発した。阪急・宝塚駅のロッカーに着替えをデポ(登山用語:登山ルートにあらかじめ荷物を置いておくこと)し、山陽・須磨浦公園駅へ急ぐ。○旗振山~須磨アルプスへ6:55、AACメンバー5人、1般参加5人の総勢10名で須磨浦公園駅を出発。いきなりの階段道が標高246Mのロープウエー山上駅まで続く。少し息がはずんでくるものの、瀬戸内海の海面を照らす朝日がキラキラと輝き、本日の我々の行く末を祝福してくれるように思えた。山上駅で準備を整え、いよいよ本格的なスタートをきる。茶店を思わせるような「旗振茶屋」は、その昔、神戸方面と明石方面との米相場の連絡に旗を使ったため、その名がついたという。「鉄拐山(てっかいさん)」をすぎ、「おらがやま公園」へ。この公園は神戸市の毎日登山の場所として親しまれており、多い人は110000回を超える人もいるという。110000回といえば、1年365日登ったとしても27年以上要する計算となる。本当に敬意を表したい気分である。階段をくだり住宅街を抜けると、最初の難所「栂尾山(とがのおさん)」への400段近い階段が続く。登りつめると間もなく「馬の背」の愛称で親しまれる「須磨アルプス」。ゴツゴツした花崗岩をよじ登る様は、まさにロッククライミングといったところか。○菊水山~鍋蓋山越え妙法寺を抜け、山道を駆け上がると「高取山」に9:00到着。小休止ののち丸山の住宅街を抜けると神鉄・ひよどりこえ駅。ここでも小休止をとり、いよいよ本日2度目の難所・「菊水山」への階段に取り付く。菊水CCでボール遊びをするゴルファーを右手に見ながら、1心不乱に階段を突き進む。帽子の縁から滴り落ちる汗が心地よい。ハイカーから「速いですねぇ」の声がかかるので、「気持ちいいですよ」とオウム返し。鉄から木の階段をすぎると、ほどなく「菊水山」山頂(10:15)。見晴らしの良い展望台がしつらえてあり、220度以上(根拠なし)のパノラマ風景が楽しめる。この山頂で遅れて出発した後続3人組が合流。総勢13人でのランとなった。15分の休憩ののちスタート。1旦大きく下り「天王吊橋」を渡ると、「鍋蓋山」へのジグザグの上り坂が続く。再度公園の入り口をすぎると「大龍寺」。神護景雲2(768)年、和気清麻呂がこの山中で刺客に襲われた折、大蛇に姿を変えた観世音菩薩に助けられたことに由来する寺名という。車道を横切り「第2新神戸トンネル」工事に利用されたアスファルト道を進むと市ケ原。ここは夏場ともなると水遊びを楽しむ子ども達の歓声があがるところだ。階段を上ると「桜茶屋」。同茶屋では賞味期限間近だというスポーツドリンクを頂いた。茶店の人には全縦チャレンジャーが分かるのだろうか。そういえば、何時の日か、ヒザを擦りむいていたときも店のオバチャンに赤チンをつけてもらった記憶がある。山でのこんな優しさが、街中でも欲しいと思う昨今である。○摩耶山~6甲ガーデンテラスへ桜茶屋をすぎると本日3度目の難所「天狗道」を上る。まさしく天狗が修行したのでは?と思うほどの勾配だ。が、『苦あれば楽あり』の諺ではないが、摩耶山々頂からの眺望は筆舌に尽くせぬほど素晴らしく、大パノラマが眼下に広がる。山頂には13:00に着き、30分の大休止ののちドライブウエーを軽快に走った。「市立自然の家」をすぎ、山道を抜け、再び車道へ。「記念碑台」から「6甲山ゴルフ場」を抜けると、ほどなく「6甲ガーデンテラス」。同所は6甲山と神戸の土産や雑貨、カフェなどを備えた山上のショッピングゾーンだ。○6甲山上~宝塚へロープウエー・6甲山頂駅から「極楽茶屋跡」をすぎると1路、車道を走る。広井副会長の先導で軽快に走ると「1軒茶屋」に15:00到着。ここで副会長お勧めのウドンを注文。粉雪が舞う寒いなかを走ってきたので温かいツユと麺が5臓6腑にしみわたる。ここで待つこと25分、後続組が到着。35分には先発隊4人が出発。ここからはロングな「東6甲縦走路」を行く。広井副会長の足取りも軽快そのものだ。さすがウルトラランナーだけのことはある。かく言う私もこの縦走路は非常に楽だった。「塩尾寺(えんぺいじ)」をすぎると急な下り坂。これには大腿4頭筋が音をあげた。が、同伴者曰く「この痛さが気持ちいいんですよね」。仰せの通り!ランナーはMっ気の持ち主が多いのではなかろうか??などと話しているうちに17:10宝塚・宝来橋南側のコンビニに到着。缶ビールを頂きお疲れさんの「カンパ~~~イ」。○エピローグ宝塚駅でデポしたジャージに着替え、ジムへと足を運んだ。ストレッチ代わりと思いプールで歩行に励んだにも拘わらず、翌19・20日は階段を下るのもままならないほどの筋肉痛に襲われた。久しぶりの筋肉痛に苦しいながらも、自分自身に喝采をおくる小生であった。<注>最終的な参加者は合計14名であった。(大会開催日:2007年3月18日)