
投稿第三十五号
ペースメーカーでソウル国際市民マラソン大会を走ってきました!
2006年3月10日
芦屋浜アスリートクラブ会員:城佳子氏
(1)我が芦屋浜ACの誇る久保進氏3/1夕刊の日本経済新聞のシニアのセクションに久保氏のランニングライフに関するも記事が掲載されておられましたが、ご覧になりましたか?ソウルでもヨン様か久保氏か、というぐらいどこにでも人垣ができ、みなさんから尊敬の熱いまなざしを集めておられました。ソウルマラソンでは最高齢85歳でのフルマラソン完走です。レース直前にも「今回の最高齢は85歳の久保進先生です。」と韓国語、日本語、英語の三か国語でアナウンスがあり、スタート地点は割れんばかりの拍手に包まれました。久保氏にはまるで横綱朝青龍の優勝杯のような大きい記念杯が授与され、国を越えて多くの人が心からその素晴らしい功績をたたえて喜び合いました。ソウルマラソンではフルマラソンの70歳以上の男性、そして60歳以上の女性ランナーに表彰と記念品の授与があるそうですが、年上の方を敬うお国柄に私自身心洗われる気持ちになりました。久保氏の場合、もう15年も前にその表彰資格をクリアされているんですね。それはそれは素晴らしいことですね。久保さん、今回の第9回大会も完走、おめでとうございます。これからも、益々のご活躍を変わらず応援いたしております。最高齢者/完走賞を受賞85歳喜びの久保進氏
(2)今度は四時間半のペースメーカーさて、12月に申し込んだ篠山マラソン(同日開催)をすっぽかして参加したソウルマラソン。今回はホームスティも経験しました。三泊四日でしたが、最後にはホストファミリーのお母さんも涙ぐむぐらい素晴らしい経験となりました。マラソンは4時間半のペースメーカーを仰せつかったので、カエルちゃんの帽子を被って仮装しました。やっぱりそんなケッタイなものを被っている人はいなくて、まぁ、エイドやら道中で声を掛けられて、笑われて楽しかったです。<スタートの会場>テントが並びブースが出ていて「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」のえべっさんの屋台のようでした。ジンロって焼酎は、ご存知でしょうか。マラソン会場で焼酎の試飲ができる!!またまたそこは、黒山の人だかりでした。緑のボトルの着ぐるみの「ジンロちゃん(女の子)」と「ジンロ君(男の子)」とのポラロイドでの記念写真撮影もあります。おじさんたちは、夢中でどれどれといった調子で試飲に手を伸ばしていました。そして、友達に手を引かれて行ったのが、「健康鍼ブース」。ピップエレキバンみたいなのに、小さい鍼がついていて、それを手のツボに貼ってくれます。マラソンで疲れないとか。言われるがままに指の関節にぺたぺたと貼ってもらいます。痛みは全然ありませんが、たしかに、レース中にだんだんと距離が長くなるにつれて、そこに非常に心地よい刺激を感じました。キク~って感じです。<マラソンスタート!>9000人が走ったそうです。スタートしてからすごく混んでいて実際にスタートラインを出たのが、スタートの約5分後。それからも渋滞でとってもゆっくりペースでした。始めはかなりの日本人ランナーの方々が「ついていきます!」と言っていたけど、結局20キロ地点では私たちの周りには誰もいなかった。その原因は、スタートで時間をロスしたのを焦り、前半にペースをあげてオーバーペースで走る判断をした人が多かったこと。そこで体力を使い過ぎて中盤から崩れたのです。だから私たちは20キロ地点からどんどんとそんな人達を抜かして行く結果となりました。同じペースで走ることって大切ですね。<エイドステーション>エイドステーションでは、バナナやチョコ(中にお餅が入っていた)の他におにぎりもあった。女性がご飯を10合ぐらい炊いていて、そこから直接一口分ぐらいのご飯をとり韓国製の海苔にくるんで手渡してくれます。これが韓国製のおにぎりのよう。心からおいしかった。あるエイドでは、アイドルのような顔立ちの中学生ぐらいの女の子がお母さんといちごを配っている。どうも「いちご」という単語を覚え始めたばかりらしく、お母さんと顔を見合わせながら「いちご?いしご?」と言いながら、配っている。なんとまぁ初々しい!思わず「かわいいーー」と言うと、周りにいた日本人ランナーのおじさんたちにスイッチが入ってしまい「いやぁ、かわいいよねぇ!」「癒されるよねぇ」といちごを口一杯に頬張り鼻の下を伸ばしながら何度もうなづいていました。その他、おでん、目玉焼き、缶詰のフルーツ、干しぶどうなどなど、学校の文化祭のように色々とありました。素敵!<レース中>レース中はずっとずっと誰かと話していました。韓国人とも英語や日本語やジェスチャーでどんどん話しました。ソウルから20キロぐらいの所に米軍の基地があり、アメリカ人の兵士もたくさん走っていた。彼らとは英語で色々と話しました。兵士と言っても、二十歳前後の青さの残る若者です。多くの男の子がこちらから何も聞いていないのに「初めてのマラソンなんだ」「13マイル以上は走ったことがないんだ」「今日は完走が目標なんだ」と嬉しそうに語ってくれるので「それは素晴らしいわね!!おめでとう!がんばってね」と言ってあげました。真剣に「サンキュー、フロギー(Frog:カエルちゃん)」と言われて「そーか。今日、私はカエルちゃんやったわ」と吹き出してしまった。同時に、そんな風にソウルで一生懸命に走りながらきらきらしているアメリカ人の青年の姿を見ながら「こんな”子供”が銃を持ってここからイラクやアフガニスタンに派兵されるんだな」ってすごく悲しくもなった。まぁ、色々な方に終わってから「楽しそうに走っていたね」と言われましたが、実際、めちゃ楽しかったです。マラソンって一人で走ると大変だけど、誰かと走ると楽しいイベントです。そういう意味でも、ペースメーカーがいてグループで走ると楽しいもんですよ。スタートの遅れなんて取り戻してあげるから、信用してついて来て欲しかったなぁ。(大会開催日:2006年3月5日)