第14回日本山岳耐久レース(長谷川恒男CUP)に参加して・・・!

投稿第67号
第14回日本山岳耐久レース(長谷川恒男CUP)に参加して・・・!
2006年12月3日
芦屋浜アスリートクラブ会員:正垣哲氏

アスリートクラブの皆様、お久しぶりです。入会して練習に参加したのはたったの2回(すいません)だけですが、おもしろい大会に参加してきましたので報告いたします。長谷川恒男CUPとは、ヒマラヤ高峰の最終キャンプから頂上を往復する際に、往々にして行動時間が24時間前後となります。そのトレーニングと若手登山家の登竜門の位置付けとして、1993年から毎年開催しているものです。奥多摩全山71.5km、標高差1357mを24時間以内で踏破する参加者1、000人超の日本最大で最も厳しい山岳耐久レースです。長谷川カップの長谷川とは、ヨーロッパ3大北壁の冬期単独初登攀を成し遂げた名アルピニスト故長谷川恒男さん(都岳連会員)のことです。長谷川恒男という名前は、山屋さん(登山者)以外には、あまりお馴染みではありません。ところがどっこい国民栄誉賞の故植村直己と並び称されるほどのビッグネームで、NTV系の「知ってるつもり」でも紹介されたような方です。スタート~第1関門浅間峠(22.66キロ地点)10月8日の午後1時あきる野市・5日市中学校を1斉スタート。自分のゴール時間を予想して8時間、10時間、12時間、14時間、16時間以上と並ぶように決まっているのですが、大体の人はそんなことはお構いなしで並んでいますので、当然スタート後はごっちゃごちゃで、山道に入る3キロ地点までランニング姿のバリバリアスリートや普通の登山の格好をした人などでごった返します。ようやく山道に入ってもすでに渋滞、とても走れる状態ではありません。前を行く人の間にわずかな隙間が開けば、間を縫うようにして抜いていかなといけない状態です。そんな状態も最初の10キロくらいまでで、15キロ地点の醍醐丸という所に差し掛かるころには渋滞もなくなり自分のペースで走れるようになります。走るといっても走れるのは平坦路と下りのみで上りはよほど緩斜面でないと走れません。水分補給も3リットル用意していましたが、気温もそんなに高くないのであまり消費しませんでした。徐々に徐々に足に乳酸が溜まりだしたころ第1関門を通過しました。(3時間57分45秒)第1関門~第2関門月夜見山駐車場(42.09キロ地点)第1関門を通過したあたりで辺りは暗くなり始め、ライト点灯となります。予定時間より30分ほど遅れていたので、ここから取り戻そうと奮起しますが、いかんせん第1関門までの厳しいアップダウンで足にきているのか思うようにペースが上がりません。闇夜に浮かび上がる富士山を横目に黙々とのぼります。そうこうしてる内にハセツネ最高峰の3頭山に近づいて来ました。3頭山は1527mある山で山頂は猛烈な風が吹いていました。それでもボランティアの方がライトを振って応援してくれていました。ほんと感謝感謝です。厳しい上りがあるということは、当然厳しい下りが待ち受けています。装備のライトをうまく使い(上りは1本点灯、下りは2本点灯)駆け下りて行きます。が、しかしトレイルラン用のシューズでないことがこの辺りから響いてきます。なんせ下りは普通のマラソンシューズでは滑ってしまいます。トータル何回転倒したかわからないくらいです。40キロ地点を通過してハセツネ唯1のアスファルトに出たところが第2関門の月夜見山駐車場です。(7時間35分)第2関門~第3関門御岳山(58.00キロ地点)ハセツネのレース中は500メートル間隔で目印があります。よほどのことがない限り迷うことはありませんが、たまーに迷う方がいるそうです。第2関門では1.5リットルの水またはポカリを補給することができます。自然の水場での補給はいくらでもいいのですが、レース中のエイドステーションはここだけになります。もちろん水以外は何もなし。ハセツネは無補給というのが大義名分ですので・・・補給食はトライアスロンのミドルレース並程度、ジェルを10~12パック、おにぎり2個ほど水は合計3リットルあれば10分でした。第2関門は道路に面しているのでリタイヤ用の車が控えています。これが曲者でこの車を見て大体の人が気持ちが折れてしまいリタイヤを宣言してしまいます。他でリタイヤしても結局山道を自力で降りないといけないからです。私は第2関門での休憩を5分にして再び走り出しました。第2関門~第3関門までの道のりの最大の山場は御前山と大岳山です。御前山は3段階に分かれていて頂上かと思っていたら実はまだ中腹だったり、かなり気持ちが萎えてきます。その次に来る大岳山は岩がごつごつしていて、頂上付近は鎖やロープで登らないといけない状態です。もうこのあたりでは1緒に走る人もほとんどいません。たまーに先のほうでチラチラとライトが見えたらほっと安心できます。あと少しあと少しと自分に言い聞かせながら第3関門に到着しました。(10時間47分57秒)第3関門~栄光のゴール(71.50キロ)第3関門のボランティアの方にこのまま行けば13時間台やなーと言われ、やっぱそれくらいかーと思いつつ、なんかこのままではあかん12時間台で行かなーと自分を奮起し、残り13キロほとんど下りしかないコースを飛ばしに飛ばしました。だんだん町並みが見え始めいよいよゴールかと思った残り5キロ地点で足が止まってしまいました。やはり下りは曲者で徐々に足にきてしまいペースダウンしましたが、なんとかゴールに向かいました。さっき眼下に見えた町並みが目の前に見えたと思ったらいよいよゴールとなります。それまでの長い道のりを走馬灯のように頭にめぐらせ・・・とかっこよくいきたいところですが、あー早くゴールしてビール飲みてぇーーと思いながら感動?のゴールです。(12時間20分23秒)前日の飲み会で飲みすぎた割には目標タイムでゴールできとりあえずは満足でした。また1緒に行った仲間みんなも完走できたのはかなり上出来ではないかと思います。(1人はリタイヤの仕方がわからなかったらしい・・・)ゴール地点は豚汁のサービスがあり芯から温まります。もちろん有料ですがビールもあります。マイクロバスで温泉(1000円)にも連れて行ってくれます。完走者には至れり尽くせりです。また完走者のみに配布されるハセツネTシャツもあります。マッサージも無料です。今年の夏に怪我のため皆生をキャンセルしてしまい今年はもういいかなーと思っていたときに、たまたまフリー情報紙で見つけたハセツネカップの記事を読んで今回出場するに至りました。会場まではさすがに遠いですが、非常に充実したいいレースでした。来年は?と聞かれたらもちろん断ります。それは冗談ですが、機会があればまた行ってみたい大会でした。距離と時間は長いですが、早歩きでも完走できる制限時間なので皆さんも1度参加されてみてはいかがでしょうか?(大会開催日:2006年10月8~9日)

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