
投稿第147号
2008年10月5日芦屋浜潮風ウルトラマラソン50キロ!
2008年10月19日
大阪市
八津川 陽子氏
今まで走ったこともない未知の距離、正直、まさか走りきれるとは思いませんでした。
小心者の私はいつもレースの前夜、不安で眠れず、今回も睡眠不足で初めての芦屋と
いう場所に緊張の面持ちでたどり着きました。そもそも何故このレースにエントリー
したかというと、海が何よりも大好きなので、海を見ながら走れるコースということ
で、すぐに飛びついてしまったのです。完走出来る自信は全くなかったので、誰にも
内緒でエントリ−し、参加しました。あいにくの天気でしたが、私は雨はあんまりイ
ヤではないのです。初レースの東京マラソンもずっと雨が降っていました。痛めてい
る膝が雨で冷やされてちょうどいいかなー。。。などと素人考えでノーテンキな感じ
なんですが。
いざ、スタートです。ユニホームだけはばっちり(?)雨仕様ということで、いくら
濡れてもいい水着兼用のハワイアンユニホームで、いかにも速そうに見える完全に見
かけ倒しな感じでした。実際はというと、陸上経験も全くなしのずぶの素人です。走
歴2年半位で、自己流で走ってきました。このスタートの独特の緊張感が大好きにな
ってしまって、知らない間にはまってしまっていました。走り出すと、初めてのコー
スということで、一体どんな景色が見えてくるんだろう?ここを曲がるとどうなって
るんだろう?などと色々楽しくて仕方なくて、というのも20キロくらいまでですが
・・・さすがに同じ景色が5回(10回かな?)繰り返されるので、今度は興味の矛
先が食べ物になって、なんかおいしものあるかな?お腹がすいてきて何度もエイドに
よってました。ボランティアの方達とのおしゃべりが楽しくて、ちょっと休憩しすぎ
との噂(?)があるほどでしたが。
とうとう魔の30キロから35キロがやってきてしまいました。脚が自分のものでは
ないみたいで、思ったように動いてくれない・・・本当は泣きそうなのに無理に笑顔
を作って、もう必死でした。そんな時、ボランティアの方々、そしてランナーの方ま
でもが『がんばって!』『がんばろう!』『もうちょっと!』と温かい声をかけ
て下さり、どれだけ励まされたことでしょう!みんなきっとしんどいのに、ボランテ
ィアの方たちも寒かっただろうに、なんてみんな優しいんだろうと感激しました。人
間って不思議なもので、励まされると、隠されてた力がみなぎってくるんですね。動
かないはずの足が一歩ずつ、ゆっくりではありますが、何とか前へ出てくれました。
人に言うとバカにされるのですが、私はレースの時いつも、呼吸が苦しかったり、脚
が痛くて、もうイヤ、もう無理。と思ってしまうんですが、リタイアしてくやし泣き
するのがイヤで、それやったらもうこのまま死んでもいいから完走しよう!と思って
頑張ってしまうのです。そして今回も初リタイアになるのがどうしてもイヤで、あり
とあらゆる力を振り絞って足をひきずりながらのゴール!!となったわけです。
私の周囲にはランニングに興味のある人はおらず、いつも非難ばかりされ、バカにさ
れています。こんなに楽しくて、達成感、充実感が味わえて、健康にもいいし、私は
ぜひみんなにおすすめしたいと思っているのですが、全然とりあってもらえません。
確かに走り出してから、膝も腰も故障し色々大変な部分もありますが、だからといっ
てやめてしまうのではなく、弱い部分を強化し、無理しすぎず自分のペースで続けて
いけばいいんだと自分に言い聞かせています。
このレースへのエントリーがきっかけで芦屋浜アスリートクラブの存在を知りました。
いつも一人で走っているので、ぜひ私もクラブの練習会に参加させていただきたいと
いう旨のメールを会長さんに送り、詳細を教えていただいたのですが、一人で行く勇
気がなく、レース本番となってしまったのです。でも、レースの日にAACとロゴの
入ったユニホームを着た方たちが色々声をかけて下さって、心強くなったので、ぜひ
参加させて下さいね!あまり速く走れないので、どうかお手柔らかにお願い致します。
今回、無事完走することが出来、自分にとって大きな自信になりました。これをきっ
かけにもっとランニングの輪、そして人の輪も広がっていったらいいなーと思います。
雨の中、皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、お世話になった方々、本当にあり
がとうございました。心より感謝申し上げます。
(大会開催日:2008・10・5)