
第260号
ドバイの日常生活とドバイマラソン!
2011年1月4日
AAC会員
金本順也氏
こんにちは。世界中を賑わす中近東・アラブ首長国連邦へ8ヶ月に亘る工事出張
が2009年夏頃に急遽決まってしまい、ここぞチャンスと思いアラブの世界に飛び
込んで行って参りました。こちらではドバイ・アブダビでの仕事・生活面やドバイマ
ラソンまでの道のりを紹介させていただきます。
アラブとえば、暑いとイメージあるようですが、その通り!メチャメチャ暑いです。
行ったのは8月末で、ドバイでは最低気温30℃最高となると50℃まで上がりま
す。地理的に湾岸部に面している為、湿度もかなり高い。まるでサウナに入って
いるのとあまり変りません。
工事では、現地業者の監督業務の為、このクソ暑い中はずっと現場での仕事でし
た。一歩外へ出たら20分位で作業着はビショ濡れになり1時間位で休憩を兼ねて
下着から作業着全部を着替えます。
しかし、現場にでないと仕事にならない為、着替えてすぐに出て行きますが次の1
時間後の休憩で最初に干しておいた作業着、下着を再度着替えるという事を繰り
返します。一日が終わって宿舎に戻るのに現地のパキスタン人ドライバーに送っ
てもらうのです。それも80キロ先のドバイまで帰るのですが、道路が空いていれ
ば30分位で帰ります。スピードも150キロで飛ばしまくるので最初は怖かったで
すが目は馴れるものですね。
帰ったら19時から日課のジョグを1時間位やります。半袖、短パン姿ですが、汗で
ビッショりになりシューズまでズブ濡れになるので、毎日シューズを洗っていました。
最初の頃、一番ショックが冷たい水が出ないこと。40階建てのアパートに住んで
いましたが、日中は水槽タンクが暖められて水がお湯に変ってしまうので、自炊す
る時に米を研ぐのはいつもお湯。アパートは日系企業から提供されていたのでク
ーラーも効き過ぎるくらいで快適でした。
住んでいた所は、ドバイマリーナと呼ばれる新規開拓地で目の前はヒルトン、シェ
ラトン、リッツカールトンの高級ホテルが並ぶアラビア海に面したリゾート地でした。
そりゃ、休みで気温が穏やかなときは、ビーチで遊ぶグラマーなヨーロピアンで埋
め尽くしていました。不思議なのはアジア系はあまり見当たらない。でも、今だか
ら言えますが日本人女性の方がよっぽどスタイルが良いと感じています。
こちらでは、イスラム教国なので週1回は金曜日が休みの日となり、午前中は毎
週と言っても良いほど2、3時間ジョグでした。しかし、暑さで何度も根をあげそうに
なり、当然の事ながら、地元のアラブ人だけでなく昼間の日中を道路を歩いている
人は見かけません。
午後からは3000円で1時間と安いタイ式マッサージをしてくれるところがあり予約
を入れてはトレーニングと兼ね合いをしていました。
ドバイだけでなく、この周辺のアラブ諸国は「お酒」の事が特にうるさい。販売はし
ていますが、購入許可免許証が無いと買えない。また、「お酒」の瓶を持って歩くと
警察に逮捕され、留置場行きになります。ホテルでは飲むことはできますが、生ビ
ール1杯1000円位はします。だからって呑まなかった訳でなく、ビールを少しでも
安く出してくれる地元ホテルを探し出してはバーに入って呑みました。
ある時、練習をしているとトイレに行きたくなり、立ちションをしていたら、アラブの
オッサンに見つけられえらい怒鳴られた事があります。相手は車に乗っていたの
で当然、私は走って逃げました。
1月から3月頃はドバイではスポーツ時期となり、ドバイマラソンも1月中旬に行わ
れます。この時期で朝は20℃くらい、日中は30℃位で、日本の初夏くらいです。
夏場には見かけなかったアラブの女性もスポーツには興味あるようで、大きな公
園を歩いているのをよく見かけました。ただし、あの真っ黒な服装で頭から覆って
一生懸命走っている女性も見かけました。
さて、本題のドバイマラソンです。ドバイマラソンはインターネットで直接申し込みす
る事が出来たのでクレジットカード決済にて行いました。興行は地元しているよう
ですが、実際の運営はドイツ系の会社が請け負っているようです。
スタートは朝6時半。気温は20℃前後。コースは練習で何度も走ったので熟知し
ているというものの、凄くストレスがかかる。アップダウンは全く無し。ただ、殆ど
直線でひたすら真っ直ぐなコース。最初の入りはジャスト1キロ4分。キロ地点では、
1キロ4分10秒位に落ちる。朝が早いのでコース上の応援は少ないが、1時間も
すればようやくインド人の建設現場の作業員がこちらを見ている。ヒンズー語で
「快調!」と言ってやると、まさか変な日本人が喋ると思っていなかったのだろう。
仰け反るようにビックリしていました。
15キロ過ぎに髭モジャのオッサンランナーと引っ張りあう。この頃、1キロ4分20秒
位に落ちてくる。「フォー・トゥエンティ」と言ったら頷いていた。しかし、この髭モジャ
ランナーさんは、ハーフの地点で落ちていった。折り返す頃は子供の応援も目立っ
てきて缶コーラ一瓶渡してくれるけれど、とても全部呑めない。
何が辛いかと言うと、ひたすら真っ直ぐなのが少し萎えそう。何とか後半は少し粘っ
たお陰か余りスピードも変化なく、ゴールができた。ゴール手前で日本人の応援し
てくれている声が聞こえた。「頑張って〜」久しぶりに聞いた日本語だった。
ちゃんとした練習が出来ていなかったのでサブスリーに届かず。仕事でこちらに来
たのだから仕方ないか・・・
ハーフラップ01:28:42
ゴールラップ01:35:39
ゴールタイム03:04:20
男子総合42位
年代別3位
この大会は男女10名まで優勝賞金が出る。エチオピアから男女10名づつ招待さ
れるから彼らが失速しない限りは賞金は無理かもしれないが、それでも10位に入
れば1万米ドル(約84万円)が手に入る。
写真:私は左側、社内の友人ランナーで、日本からドバイマラソンに出るために駆
けつけてくれました。