アイアンマンハワイワールドチャンピオンシップに参加して!

第304号
アイアンマンハワイワールドチャンピオンシップに参加して!
2011年10月15日
AAC会員
脇本正子氏

「アイアンマンハワイワールドチャンピオンシップ」噂に違わぬ素晴らしい大会でし
た。さすが世界中のアイアンマン大会で出場権を勝ち取ったトライアスリート達、
頑強そうで鍛えぬいたカッコいい男女、プロを含めて1900人余りが参加、その
うち日本人は今年は少なく56名だったそうです。
私のレース結果は悪く14時間11分18秒、皆さんからの「ハワイはご褒美だから、
時間をいっぱい使って楽しんでおいで!」の言葉どおりとなりました。
大会当日10月8日(土)、晴れ、山に雲もかかっていません。それはコナの風が
強い事を意味するそうです。朝7時、大砲の音で一斉にスタート、私も、ウェットス
ーツ禁止なので気持ちだけ水着より浮くかな?というスイムスキンを着て、後ろ
からスタート。美しい海で魚たちと泳いでいると本当に楽しくて。ところが、1.9km
泳いで、ヨットを折り返す辺りから足がつり始めました。これはまずい、つってリタ
イアすることになっては困ると思い、それからは細心の注意を払い、腕だけで泳
ぎスイムアップ、時計を見ると、普段より30分以上遅い1時間58分も掛ってしま
いました。ショック!!
気を取り直してバイクスタート。ドラフティング(ハワイは厳しい)に気を付けながら
やっとハビの丘の60〜90km地点、噂に聞いていた突風、岩の間から容赦なく、
予告もなしにバイクを吹き飛ばそうとする。男性でも斜めになりながら蛇行してい
る。私も一番重いギアにして姿勢を低くして、必死にハンドルを握り何とか少しず
つ前へ。下りになってもスピードが出せない本当に苦しいコースでした。
バイクコースの最後の10km余りは、コースの半分のレーンをランコースとして使
っています。私がバイクの最後を頑張っているのに、こちらには誰も振り向かず、
ボランティアも応援者も皆ランコースの応援です。そのうち、正面から応援者の自
転車がやって来るではないですか。もう!危ない!危ない!まあ私が遅いのが
悪いのですが・・・
ランに入ってからの最初の7〜8km、アリイドライブは応援が引っ切り無し、皆が
「マサコ、GoodJob!」と、ゼッケンの名前を見て声を掛けてくれるのです。
実は、その辺りになると歩いている人が多く、私はエイドだけ歩いて後は走ってい
たので、「GoodJog!」と褒めてもらっていると勘違いしていました。でも本当に
楽しいアリイドライブでした。
ただ、その後、高速道路の途中からあっという間に日が暮れ、街灯が全くない真
っ暗な道は、前から走って来る人とぶつかりそうになるので、用意しておいた小さ
なペンライトを照らしながら一歩ずつ足を進めました。ゴール近くなると応援者の
数はびっくりするほど多く、フィニッシャーズストリートでは沿道からハイタッチして
くれるのです。本当に盛り上げ方を知っているのです。「ハワイは特別よ!他の大
会とは違うよ!」と教えてくれた、済州のレースで知り合った女性がハワイの応援
に来ていました。ボランティアとして参加している日本人女性もいました。
実は今回は、宗政会長と、済州で知り合った方(男性3名女性2名)合計5名で、
会場から6km位離れたコンドミニアムを借りて、10月3日(月)〜10日(月)まで共
同生活。私は現地に着いてすぐ胃の調子が悪くなり、一晩中気分が悪く、大会に
出場するのは無理かもしれない、せめて応援だけでもして帰りたいと思っていまし
た。そして、翌朝少しずつ回復、その日は一人ずっとベッドに横になっていました。
そして、その夜には回復、驚異の回復が出来たのは、そのコンドミニアムを手配し
てくれたY子さんという女性のおかげです。
Y子さんは、ハワイに9回目の参加と言うとても強い女性です。自分の知識と経験
を生かして、日本からインスタントの味噌汁や調味料、それに現地のスーパーで
野菜や肉を買って来て、胃に優しいヘルシーな料理を作ってくれました。Y子さん
が上手に指示してくれるので、皆それぞれができることをし、共同生活の不安も
全て楽しさと感謝の気持ちへと変わりました。自分でレンタカーを運転してコナの
街を走り回り、次々と仕事を片付ける彼女はとってもカッコいい女性でした。
今回のハワイのレースでは、沢山の事を勉強しました。特に、どんなに練習を積
んで来ても体調を崩せばおしまい。レースは完走出来たものの、スイムで足がつ
ったのも体力が戻っていなかったのでしょう。こんな悔しい思いはもうしたくありま
せん。体調を万全にしてレースに臨むが事どんなに難しいか、身に染みてわかり
ました。
アイアンマンのバイク180kmは半端ではなく長くきつい!乗りながら「アイアンマ
ンはもう嫌!」と叫ぶのはいつもの事、ただ、ハワイは素晴らしい特別なレースで
す。あの優しくてあたたかい応援者の笑顔と大歓声の中のゴールは、完走者全
てに平等に与えられます。そしてボランティアの優しさも英語がわからない私にも
伝わってくるのです。
若い方達にとっては厳しいでしょうが、是非この素晴らしいレースを目指していた
だきたいと思います。私のようなものがハワイなんてと、偶然のチャンスに戸惑い
ましたが、今は、「行ってよかった。出来ればもう一度参加してスイムのリベンジ
も!あの感動をもう一度!」と思っています。
最後になりましたが、今回私をハワイに連れて行って下さり、全てにおいてお世
話になりました宗政会長には本当に感謝しております。往きの飛行機では私の
荷物が重過ぎたため、一緒に荷物をひっくり返し、大変でしたね!
また、自分のレースもあるのに私の体調の心配までさせてしまい本当にすみませ
んでした。全てこれからのレースに活かしたいと思っております。
また、出発前にはAACの多くの皆さまに声を掛けていただき、何が何でも完走を
と力になりました。皆さま本当にありがとうございました。
(大会開催日:2011・10・8)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール

このサイトは reCAPTCHA によって保護されています。 プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。