
第408号
☆大阪マラソン完走記☆
2013年11月5日
AAC会員
小田 晶子氏
女性のサブ3は実業団を含めても全国236人。割合にしたら0.4%。女性にとっての
サブ3はほんとに難関。だけど、私はどうしても立ちたいのです、ここに!
今年の3月のナゴヤでは、腹痛ピットインで本当にひどい状態になりながら、最後
の最後まで3時間5分切りをあきらめずに走った。結果3時間7分もかかったのに、
私はあのレースを終わった時に確信した。
「あぁ、私は、この心があれば、絶対にサブ3が出来る!」って。
だから、今シーズンの目標は、3時間5分切りじゃなく、あくまでサブ3と宣言したん
です。でも、私にはとにかくスピードがない。私にできるのは、ほぼトップスピードに
近いギリギリのところでひたすら粘り続けるだけ。大阪国際で3時間5分で走れた
こと自体がほぼ奇跡に近く、皆さんにどれほど驚かれたことか^^;
でも、あと5分タイムを縮めてサブ3しようと思ったら、トップスピード自体を上げない
と、絶対に無理。だって、無い袖は振れないから(笑)
そういう結論で、尼陸の夏のトラックシーズンが終わって外周ペース走が始まって
も、スピード練習のために水曜尼陸はトラックに入ることにした。そしてその代わり
にペース走は木曜に1時間以上かけて長居まで行くことに。
しかし、それだけスピードにこだわってやってるにも関わらず、何回走っても5km20
分すら切れない。また、水木とポイント練習が連続になるので、足が悲鳴をあげて
1週間、2週間と休足せざるを得なくなったり。
そしてペース走の方でも、国際を目指しているラン友さんたちになすすべもなく負け
続け^^; 私はなんでこんなに走れないんだろう?何が足りない?どこか間違って
いる?と、自分で決めてやっている練習だけど不安が募り始める。もはや私の頼る
よすがは、「私は本番に強い」。 そ、それだけ?? そ、そんな精神論的なもんだ
け??^^;
だから、大阪マラソン、すごく怖かった。私にとっての本番は大阪国際女子なので、
大阪マラソンでサブ3とは考えていなかったけど、ある程度の結果が出せなかった
ら、練習方法を根本から見直さなければいけなくなる。そして一人作戦会議の結果、
決めたペースは4’20/km、3時間3分切り目標、だった。
ところが!スタート地点にて、素敵な友人であり、目標であり、最高の好敵手であ
るSさんに会えた!私がいくらPBを更新しても、いつも私の1,2分先をゆくSさん。
彼女がいるのに守りの走りをするほど私は草食な女ではありまへん(笑)ハートに、
火が付いた!つぶれてもかまわん!つけるとこまでつく!!では、スタート!!
~5km(20’30)4’06/km
ロスタイムは5秒。トイレ我慢して並んだ甲斐があったね!(笑) 入りの5kmのタイ
ム、10月の5kmTTのタイムと一緒^^;
~10km 41’19(20’54) 4’11/km
サブ3ペースは4’15/kmだけど、Sさんの後ろについてじゃんじゃか貯金を作ってく。
ここでまさかの10kmの自己ベストが出た!!
~15km 1:02’25
(21’01) 4’12/km
Sさんの横に出て並走。Sさんに「私もおるよ!」って伝えたかったから。お互い無
言だったけど、Sさんからも「行こな!頑張ろな!!」って返ってきたような気がした。
この辺りはあっという間にキロ表示がやってきて最高に気持ちよかったころ。
~20km 1:23’45
(21’20) 4’16/km
Sさんが急に後ろに下がったので、アクシデント発生かと心配。ハーフもベストが出
そうな気がしたので、なんとかハーフまではペース落とさず行こうと頑張る。
中間点 1:28’24
~25km 1:45’09
(21’24) 4’17/km
出たー!!ハーフの自己ベスト!(4’11/km)今シーズン1回も1時間半すら切っ
てないのに、フルの通過でなんでこんなタイムが!?サブ3への挑戦権獲得!!
ここまで来たら、行くしかない!!
~30km 2:06’37
(21’28) 4’18/km
でも徐々にペースは落ちてきてる。いつもは25km過ぎで摂るゼリーも、ポケットに
手を入れてゼリーを取り出し封を開けるという、それだけの行為がどうしても出来ず
にあきらめた。余裕度0%。
~35km 2:28’23
(21’46) 4’21/km
軽めの変態呼吸開始。過呼吸も何回もやってくる。ペースは落ちてるんだけど、後
半戦に入ってから、5kmごとに50位くらい順位を上げていってる。めっちゃ苦し気な
呼吸の女が抜いていくもんだからギョッとしてガン見される^^;あまりに苦しそうだか
らか、なぜか給水とって渡してくれる優しいランナーさんもいた^^;
~40km 2:50’41
(22’18) 4’28/km
37kmでついに3時間のペースメーカーに追いつかれた>< しかも今私が走って
るペースと全然違う。とてもついていけそうなペースではない。しかし、「離れずに
ついておいで!風よけになってあげるから、後ろについて!!」 ってイケメンペー
サーさんが言ってくれたので、厚かましく一番風の来ない集団の中に入り込んでな
んとかついていく。
あぁ、しかしすぐに南港大橋、私の苦手な上り坂。必死に上ったけどだんだんペー
サーさんから離れていく。沿道の人たちもこの辺りはサブ3集団だとわかっているの
で、「まだサブ3行けるよ!」 「ペーサーは1分余裕みてるから大丈夫!」 とすご
く応援してくれる。もうこの辺では時計の文字も見えなくて間に合うかどうかも分か
らない。
~goal 3:00’22 (9’41) 4’25/km
最後の直線、ゴールが見えた。見えたけど、カウントダウンが始まってる!「サブ3
まで、あと、10,9,8,7・・・・」待ってー!そこまであと10秒では、行けんのよーー!!
ゴールの100m手前で、サブ3はスルリとすり抜けていった・・・
グロス3:00’22(4’16/km) ネット3:00’17
(前半1;28’24後半1:31’58後半3分34秒落ち)
総合368位 女子24位
ホンマにこれ以上速く走られへんの!?どっか楽してるとこないん!?どっか残っ
てないん!?何回も何回も自分に聞いた。もうなんっっにも残ってない!体がもげ
てバラバラになりそうなくらい、必死で走った!これ以上の走りはもう出来なかった。
出し尽くした。だから、悔いはない。
今回のレースの収穫は。私は速くない。けど、強い。それを自分自身に証明してみ
せたこと。自分で自分を信じてやれずに戦えるものか。精神論に過ぎないけど、で
も一方で、マラソンに一番大事なのはやっぱり気持ちだと思うから。
最後になりましたが、沿道でたくさんの応援いただきありがとうございました。後半
戦は視線を送る余力すらなく失礼いたしましたが、すごく力になりました!
しっかし、体ボロボロです^^; 文字通り心肺がやられて、肺は8割くらいの浅い呼
吸しかさせてくれないし、心臓は時々「トトトトンッ!」って不整脈になるし^^;
ほんとにフルマラソンは体に悪いスポーツです(笑) ☆おわり☆
(大会開催日:2013・10・27)