
第459号
少 し 早 め の 電 車 に 乗 り !
2014年8月29日
AAC会員
本地 敏行氏
少し早めの電車に乗り、JR芦屋駅に下りる。コーヒーは朝からジョッキで1杯飲んだだ
けだったので、駅下のマクドナルドでホットコーヒー(砂糖2つ入り)を購入する。朝8時
ではあるが、額に汗が滴るのも気にせず、ホットコーヒーを飲みながら街中を歩く。集
合場所となる阪急芦屋川駅にはJR芦屋駅から10分強で到着することができた。集合
場所にはすでに参加メンバーが数人集まっている。とりあえず、トイレを済ませて会話
の飛び交う中、トレイルの出発を待つ。天気予報では 午後からかなり強い雨が降る
ことになっていたがどうなるだろう。集合時間くらいでは、空はまだ曇り空でとどまって
くれている。今回の沢登り練習会では、盆付近に縦断した台風11号が影響し、六甲
最高峰から有馬方向にかけての登山道の崩れている箇所があるため、最高峰を基
点に折り返しコースを組むことの説明を受けた。
恒例の集合写真を撮ることになったが、最近のデジタルカメラ事情を知らない私を含
む多くの参加者は、スマートフォンを使うことにより離れたところから任意でシャッター
を押すことができることにとても驚いていた。デジカメで集合写真を済ませた後、駅を
後に出発したが、通常なら高座の滝までは走るところだが、今回は最高峰折り返しと
いう予定が組まれていることが理由なのか?歩いて高座の滝へ進むことになった。
高座の滝では早くもクールダウンのため滝行が行われて盛り上がる。地獄谷は台風
の影響は少ないようで、岩などの位置の大きな変化はあまり見られない。いつもと違
うところは、連日の雨天の影響で若干水量が多いことと考えられる。わざと水が流れ
る場所を選んでは、よじ登って各所で冷たい川の水を浴びる。ショーベン滝で一度集
合し、この場所を過ぎると当分水場がないことの説明を受けると、水浴びを名残おしく
感じた多くの人が頭から水を浴びていた。ピラーロックへ続く山道の風化は激しいが、
登山者によって作られた足場を利用すると楽に進める。ピラーロックでは一番のポイ
ントに先客がいたので、その横で集合写真を撮るが、足場の小石が悪さをして静止す
ることが難しかった。この場所から見下ろすことができた芦屋を中心として大阪方向へ
続く海岸線はとてもきれいでした。
そこから風吹岩までは以外にすぐ到着することができた。風吹岩の広場に今日は猫
が4匹いる。黒猫を筆頭に3匹集団と少し離れたところにもう1匹のミケがいた。私が
知る限り、彼らの毛並みは何時見てもいいことに驚く。この場に訪れる多くの登山者
から無償で飲食の提供を受けていると考えられる。これら猫の親猫の姿が見えない
がおそらく老齢のため高座の滝近くにいるのだろうか?風吹岩の天辺に座ると気持
ちのいい風が吹き抜けて、気持ちだけでも疲労感が抜けた。
ここからゴルフ場の入り口までは第1弾のフリー走行となる。進んでいると登山者も多
くいたので、「すみません」と、山道を譲ってもらいながら、おのおののペースで足を進
める。途中、ナツハゼの実とスノキの実の生育状況を確認したが、まだ青くてすっぱい
だけであまり美味しくない。1ヵ月後にもう一度この場に来ることを予定していて、その
ときには収穫時期だろう。ゴルフ場の入り口で集合した後、雨が峠の東屋までが第2
弾のフリー走行となった。ゴルフ場の中を進んでいるとあちらこちらにキノコが生えて
いる。ここ最近の長雨が影響していつもよりも多くキノコが生えていると推測される。
峠では皆若干の疲労感が出ているように感じた。会長は『この場にキンキンに冷えた
ビールを持ってきた人には1万円でそのビールを購入する』という言葉に皆少し心が
動いているように感じた。第3弾フリー走行は七曲手前の川原。雨が峠を越えるとすぐ
にぬかるみ地帯に入る。連日の雨天が影響してぬかるみはとてもひどい状況となって
いる。そこを無事越えると川まで一気にくだり、途中、飛び石のある川に差し掛かる。
その飛び石の場所では川の水深が深くなっている場所があり、また若干広くてプール
状態になっていたので、クールダウンと汗臭さを消すためにリュックを道脇に置いて、
頭だけを川から出して10秒くらい大の字で水に浮かんでいた。10秒も川の中に身体を
浸けると手先はかじかんで動きがにぶくなる。僅かな間ではあったが、身体を一瞬で
クールダウンさせることができ、とても爽快な気分になった。後続はまだ来ないうちに、
先導と一緒に本庄橋の場所を越えて集合場所に予定している七曲手前の川に着いた。
第3弾フリー走行の集合場所に到着してまず川を見て、かなり残念な気持ちになった。
先ほどのような川に深くて広いプールのような場所がないため、どうにか見つけた水の
落ち込みで 若干深いと思われる場所に身体全体を浸水させることで満足させること
にした。後続が到着する約30秒近く水につかっていたが、身体が芯から冷え始めてき
たので、後続の人たちが到着後早々にその場から上がり冷えた身体を温めなおす。
ついさっきまで湯気が出ていた身体であったが、川からでると吐息が白くなりそうなく
らいに身体が冷たい。到着した人たちはみな水場に入り、気がつけば大きな大人達の
水遊び場となっていた。
第4弾のフリー走行は一軒茶屋までとなる。このフリー走行場所は一番最長の上に過
酷なため、足を進める人たちの言葉数は一気に少なくなり、モクモクと足元を見つめな
がら進んでいく。途中、ガスが出始め若干辺りが僅かに白くなるのと雨が降っているこ
とが分かった。これから来る雨雲が近くまできていることを示しているのだろう。
一軒茶屋では屋内でビールを楽しむグループと外の自動販売機でジュースを飲んで
楽しむ人に分かれた。もちろん外でわいわいする人が多い。私はH2O 170円を購入
して一気に飲み干して体を潤す。この場が今日の折り返し地点のため、10分くらいの
休憩の後、最高峰へ進むことになった。一軒茶屋まではよく来るが、最高峰へはなか
なか足を向けることがない。久しぶりに見る最高峰の柱は新調されていてきれいだっ
た。最高峰に建てられた柱の前でお決まりとも言える集合写真を撮った後、昭和42年
に作られたケルンの場所(昔の最高峰地点)でもう一度写真を撮る。
最高峰から下山後、一軒茶屋前の道路を挟んで反対側にある広場に集まり、有馬へ
下るグループと折り返して芦屋へ戻るグループへ分かれた。本来、この場ですべての
メンバーは芦屋方向へ折り返す予定だったが、主催者が試走を行った結果と今日に
有馬側から来た登山者の意見を聞き思案した結果 二手に分かれることが決定した。
私は元々有馬へ下る予定だったため、有馬組へ入ったが、有馬へ到着後に折り返し
て芦屋まで戻る人は居ないようだった。
20数人いたメンバーが一気に10人に満たなくなった。これから先の山道は先の台風
11号の影響のため各所で土砂崩れがあり、登山道はかなり変化しているということだ。
有馬方向へ進み、途中の神社から白石谷へ向かうべく、かなりアドベンチャーに感じ
る沢沿いを下り始めた。本来は笹薮の登山道へ進むべき道を越えて、更に沢沿いを
下ると、砂防ダムに到着した。私自身も初めて訪れる砂防ダムの懐に集合して先に
進めるかを相談した結果、もう少し足を延ばすことが決まった。その砂防ダムに設け
られた作業用の足場(はしご)下り、更に砂防ダムの下へ降りる。降りると次の砂防ダ
ムがすぐそこにあり、その砂防ダムを超えてしまうと その高さから想像すると後戻り
が出来なくなる可能性があるようだった。(後から調べた結果、推測だが、白石第00
堰堤(上流へ向かうたびに00の数が増えていく)と考えられる。そのまま強行すると
白石谷のコースと重なるらしいがあまり人が歩んでいない模様。ただ、0ではないらし
く登山者は訪れるらしい。)皆で集まって相談した結果、下ってきた沢を戻ることになっ
た。
間違えたと思われる場所まで戻り、辺りを見渡すと魚屋道がすぐそこに見えるため、
皆少し愕然としたようだった。地面に落下して、笹薮で見えにくくなった看板を拾い上
げて誰もが見やすい場所に看板を置きなおしてから若干の笹の藪漕ぎで先へ進む。
こちらでも途中に多くのキノコが生えていて、あっちこっちで毒キノコという声が聞こえ
るが実際は毒なのか無毒なのか判別は難しい。一般的にはキノコで想像する言葉は
当たるや死ぬというマイナスイメージらしい。おそらく世の中でフグとキノコで当たる人
が多いため、不必要に忌み嫌われてしまったと考えられる。その状況は私的にいえば、
競走相手(取る人)がいないのなら、きのこは取り放題になるのでは?とそう考えてし
まう。
途中の道は以前訪れたときとは違い、完全に変わり果てていた。岩などがえぐられて
しまい、長いロープでくだらなければいけない15mの高さの崖場や、山道が崩落して
迂回しなければいけない場所もあった。白石谷の滝は以前とは違って姿を少し変えて
いるようだった。また回りに自生していた植物も増水した川の水の影響で川近くのもの
は流されていてなくなっていた。川沿いの川原や土手を選んで下るが、その場を進む
よりも川の中を進んだほうが余計な植物がないため進みやすい。
砂防ダムを幾つか超え、白石谷の最終点辺りにある大量の水が流れ落ちる砂防ダム
のところで記念撮影を行った。そこから林道を進み、六甲のロープウエイへ足を向ける。
川で林道が寸断され、少しだだっ広い川原となった場所で小休憩を行った後、私は折
り返して芦屋へ戻る予定を組んでいたため、本来有馬まで行きたいところだったが、
降雨も強くなり始め時刻が14時ということもあり、ロープウエイへ向かう林道の途中に
ある炭の道で分かれて一人で魚屋道へ戻った。
魚屋道へ戻るころには、雨天は若干の豪雨となっていた。東屋では数人の登山者が
静かに休憩を行っていた。私も東屋の長いすに座り、エネルギー補給のため、チョコレ
ートを食べて小休憩後、身体が冷える前に先へ進んだ。雨天のため有馬へ下る登山
者がとても少ない。それでも20名くらいの登山者がいる。途中、魚屋道では1箇所だけ
大規模崩落箇所があったが、緊急で土のうと使って足場が作られていていたので安
心して進むことができた。一軒茶屋でも数人しか人は居ない。ペットボトル(H2O 170
円)を購入して一気飲みをし、ここでも身体が冷える前に出発。そこから七曲を下り始
める。通常なら上がってくる登山者で足止めすることが多いが、今日は人が上がって
こない。出会った登山者の数は、有馬行きの登山者が5名と芦屋行きの登山者が1名
の6名だけで、ほとんど止まることなく本庄橋に到着することができた。その先にある
飛び石を使って川を渡る場所では、あまりの豪雨のため、それだけでクールダウンが
出来ていたので、行きの時ように川に入りたいという気持ちにはならなかった。
雨が峠手前の泥場は雨天のため更に悪化していた。雨が峠には誰もいない。そこか
らはロックガーデンまでは沢下り状態になっていた。登山道には周辺から集まった雨
水が流れ込み、川に変わっている。丁度、今年の春に行われた六甲全山縦走練習会
の前半の高取山の状態と同じだった。足場は泥水のため、泥水の下には石があるの
かくぼ地になっているのか?全く分からない。登山道を沢下りしている途中、恐れてい
たことが起こった。ゴルフ場の柵を越えた付近で、泥水で分からなくなった山道に足を
着地させた時に急激に足首だけが身体が進む方向とは交差する別方向へ持っていか
れてしまった。足首に激痛が走り、1分程度激痛に耐えるため休憩をした後、足首に痛
みはかなり残るがこらえてペースを落として走り続ける。
芦屋方向へ下る登山者は途中で3名いたが、登ってくるトレイルランナーは6名いた。
雨で涼しくなると夏山はランナーにとっては都合がいいので、練習のために上がってく
るのだろうか?ただ、足場は泥水のため、見えない上に岩は滑って危ない。時刻も15
時くらいのため、事故が起こると対処ができない。豪雨などの悪天候の山では余計に
気を張る必要があるので、練習会以外ではなるべく避けたい。
風吹岩はもちろん素通りし、沢(登山道)を下っていく。ロックガーデンの手前で登山道
を流れていた雨水がようやく道をそれて山肌へ流れ落ちてくれた。ロックガーデンは雨
水で濡れているため、やたら滑って危ない。結局ロックガーデンでは最後まで手足の
3点で岩を保持しながらペースダウンして下山することになった。高座の滝からは雨天
のため?車道を下山する登山者が以外に多くいて、その中を追い越してJR芦屋駅へ
到着することができた。
家に帰宅し、皆に毒キノコと命名されていていた大きなアカヤマドリ(乱獲を防ぐため
場所は非公開)を調理した。うれしくてついつい写真でアップを取ってもらいました。
調理方法はバター焼きが一番いいだろう。食感は今では食べることが難しくなった生
レバーそのもの。味はエリンギを薄めた上品な感じで上手い。ただ、一つ不満をいえ
るなら、内部のほとんどが虫食いのため、予想通り全体の3分の1くらいしか調理する
ことが出来なかった。一人で帰り途中でも2つ見つけたがあまりに小さい(5CMくらい)
ため、取らずに見守りました。お酒の肴にとても美味しくいただきました。(写真付き)
(注意)知らない植物やきのこは絶対に口にしないようにしてください♪
(トレイルラン開催日:2014・8・24)