
第499号
頑張れ! あっちゃん!
2015年4月24日
AAC会員
宗政 典子氏
今回は視覚障がい者の山田敦子さん(あっちゃん)の伴走という貴重な体験をさせて
頂いたことについて書いてみます。
当日は雨の合間を縫った素晴らしい好天で“芦屋国際ファンラン”を走る人にとって
嬉しい一日となりました。また、走った後のお花見宴会もありましたのでAAC会員に
は、なお一層の喜びでした。
さて私はレースでの初伴走という事でしたが、あっちゃんとは以前の練習会で一緒に
走っており、お話しもよくしていた事もあって、実はスタートするまでさほどの緊張感は
ありませんでした。
しかし、これは練習ではありません。レースです。コースは狭い道・カーブ・坂が結構
多いので、右や左や坂や・・・とあっちゃんへの状況報告をしている内に不安になって
きました。
伝えるタイミング、伝える内容の要・不要についてこれで良かったのか?また私自身
もさほどの走力があるわけではないのですが、あっちゃんのペースに合せていけは良
いのか?いやいや、55分は切りたいという本人の目標にそってある程度ペースを上
げて引っ張って行かなければいけないのか?走るリズムも合わせないと・・・?
等々と色々と悩みながらの走りでした。
本来ならした方がよいであろスタート前のアップもしていなったので、走り始めはお互
いに体が重たくしんどかったのですが、後半私自身は次第に体も慣れ走りながら落ち
着いて判断ができるようになった気がします。
一方あっちゃんは相変わらず苦しそうで話しかけても反応するのがやっとのようです。
しかし、ここは相手に会わせる伴走でなくリードしていかなければと思い、リズムを重
視して淡々と走り続けました。そして残り1kmではやはり最後でもあり、沿道の応援
が一番多い正に”桜の花道”なのでペースを上げていきました。
「あっちゃんラスト頑張って行くよ~!」スーハア スーハア息を上げてリズムを取って
ゴール!! 目標の55分を切って53分台でした。
あっちゃんからは当日の体調からしても53分台は満足していると言ってもらえたので、
私としては一応無事に任務を終えたと安堵しました。
本当は慣れない私の伴走であっちゃん自身走りにくい部分はたくさんあったと思いま
すが、伴走初心者の第一歩として私を勘弁して頂きたいと思います。
今回の体験で伴走についての興味が湧いており、今後も関わっていく事として捉えて
いますので、機会があればまたやってみたいと思っています。そしてリオパラリンピッ
クを目指している山田敦子さんを応援していきたいという気持ちにつながりました。
“頑張れ!あっちゃん!!”
(大会開催日:2015・4・12)