
第543号
セブ島スキューバダイビング体験記!
2016年1月23日
AAC会員
杉本 信芳氏
スキューバダイビングはAACの直接の活動内容には含まれていないと思いますが、体験
を投稿してほしいと言われました。ライセンス取得を目指した今回4人のうちただ一人ギブア
ップした私ですが、体験を恥ずかしながら記させていただきます。
今回のメンバーは6人。宝塚のWとMさん、灘区のWMさん夫妻、宝塚のNさんと小生の総
勢6名です。皆さんAACに馴染みの方々ばかりです。小生以外はトライアスロンのベテラン。
宝塚のWとMさんはダイビングにおいても上級の資格を持つ超ベテラン。ダイビング初心
者4人は初級のライセンス取得が1番の目標。このライセンスがあれば世界の海でタンクを
借りて18Mまで潜ることができます。
1月9日、関空を出発。フィリピンセブ島西海岸のMOALBOALへ。翌日がレッスン1日目。
レッスンをするのは日本人経営のチキチキダイバーズ。8時から夕方5時まで教科書を前に
気持ち良い海風を感じながら早口の授業を受ける。眠くなることは全くない。4人とも真面
目に聞いています。なにせテストで75点を突破する必要があります。というか知識が不十
分なまま潜ったら死んでしまいます。まあ命がけです。テストが終了した5時には久し振り
に使った脳みそは疲労していました。
2日目。午前中はプールで実技。前日の授業で一方的に叩き込まれた器具の名前やその
使い方は少しもピンときません。一人のインストラクターのお嬢さんに生徒が4人。しかも生
徒は日頃の運動量が豊富とはいえ世間的には高齢。2Mの水底に座ってインストラクター
の授業を受けている最中に体は勝手に上へいったり、後ろへどんどんずれたり一方的に動
いていきます。人が動くのは見ていて面白い。笑います。自分が動くと止めようがない。
これで筋肉がつりそうになり、また体のあちこちが痛くなります。必至にやっているとすぐお
昼です。このプールの授業で「俺の運動神経と年齢ではライセンスは無理かも?」という気
持ちがよぎります。
午後はビーチからタンクを背負って海中へ。インストラクターの後について深場に行き海中
に伸びているロープにつかまります。ここでは水深5M位はありそう。インストラクターから
一人ずつレッスンを受けます。その間3人はロープにつかまり待機。昨日の座学、午前中
のプールでの実習を動作で確認するのが目的。ロープで待機している間に得体の知れな
い不安が湧く。インストラクターから私にロープから離れてついてくるように指示がでる。
もう行くしかない。う~ん、本物の珊瑚が大きい、珍しい、鮮やかな色をした小さい魚がの
んびり近くの人間を全く気にしないで沢山泳いでいる。雑誌やテレビではよく見る光景だが
本物には特別の感動を覚える。
そのうち体が冷える。水温は27度位らしい。水深を考えるともっと低い筈。寒さを我慢して
午後のレッスンが終了。セブ島に来た甲斐があったと思う。なにせ3時間位ボンベを背負っ
て海中に居たのだから。そして初めて沢山の海中の珍しい不思議な光景をみたのだから。
3日目。レッスン最終日。ボートからダイビングして潜る授業。インストラクターのお嬢さんは
一人増えて2人。ところが私はこの日はギブアップ。高血圧の症状がでているのを自覚した
ので大事をとりました。そしてまた昨日の海中レッスンで海中の景色を堪能したので十分
満足な気分でした。小生はレッスンの船上で周囲の景色を眺めながら現地の船乗り2人と
カタコトでしゃべりながらゆったりした1日でした。隣の島ネグロス島の山々の壮大さは印象
に残ります。3人は「きれいな魚が沢山」「イワシの群れ」「カメがいた」「珊瑚がきれい」と浮
上して言いながら楽しそうにレッスンを受けています。
4日目午前中。オプションで船からのダイビング。宝塚のベテランWとMさんも一緒。私はシ
ュノーケルで船の近場を観察。あとの5人はインストラクターと共に潜水。ライセンスを取得
した3人は自信を深めてうきうきしている様子。シュノーケルでも珊瑚や魚は沢山興味深く
観察できます。ゆっくり泳いでいる大きなカメを見ているとつくづく来てよかったなという気分
で感動的でした。
以上でダイビングの直接の体験は終わりです。でもまだまだ楽しい夜の体験がありました。
初日の夜は深夜到着でしたので用意されたサンドイッチとビールで就寝。ところが2日目は
焼き鳥、3日目はピザ、4日目は野菜とシーフードサラダでたっぷり飲んで、食べて深夜ま
での時間が過ぎていきます。そして、5日目は贅沢に高級レストランで外食。現地のおいし
いビールと料理で腹いっぱい。これが一人500ペソ(日本円1500円)と日頃の日本では考
えられない安さでした。ただこれらは宝塚のベテランさんの細かい心遣いと灘区のWさんの
巧みな通訳のおかげでした。
MOALBOALのbeachは自然がそのまま残されています。サンゴ質の島なので雨水はす
ぐ地中にしみこむため海にそそぐ川はないようです。漁法は厳しく制限されており海中の資
源が大切に保存されています。そして何より感心したのは漂流物がないことでした。
ここに住む人達に心でお礼をいい朝4時の迎えの車に乗りました。
(2016・1・9~13)