第587号第6回グリーンパークトライアスロンin加西、審判長を担当!


第587号
第6回グリーンパークトライアスロンin加西、審判長を担当!
2016年10月17日
AAC会員
山口 孝氏

(JTU公認2種審判員)

兵庫県トライアスロン協会(HTA)からの要請で、兵庫県加西市で実施された『第6回
グリーンパークトライアスロンin加西』審判長を担当しました。私の審判歴は、2014年
4月に日本トライアスロン連合(JTU)3種公認審判員資格を取得。2014年は17回ファ
インキッズトライアソロンin丹波大会、第5回潮芦屋アクアスロン大会、第4回グリーン
パークトライアスロンin加西(以下加西大会)の審判(マーシャル)を経験。翌年2015
年からHTAが運営に関わる上記大会と世界トライアスロンシリーズ横浜大会のエリー
ト(プロ)とエイジグループのマーシャルを担当。今年も兵庫県の大会と横浜の大会の
マーシャルを担当しました。
横浜大会の状況は勤務している会社がスポンサーでもあり、会社で取り上げて頂き
下記に情報発信しています。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/me/areahighlights/kanagawa/triathlon2016/02.html

加西大会は、干ばつ対策のため池を有効活用したいという加西市からの要請で検討
開始されたと聞いています。私はプレ大会の第0回大会に参加しました。初めて池で
のスイムでしたが、第0回大会では水草の整備も実施されず、水質に不安を覚えまし
たが、匂いや水中生物の攻撃もなく、快適であったと記憶しています。
加西大会での過去2回のマーシャル業務は水泳担当でした。水泳業務の後はバイク
競技の安全確認を担当していましたが、私が出場する他の大会同様に、バイク競技
の基本ルールである『キープレフト』『ドラフティング禁止』を理解していない選手が多
く居ました。

今回HTAから審判長の要請を受け私が目指したのは、JTUが進める安心・安全なト
ライアスロンは当然ながら、『ルールに従った美しいレース』です。審判長の業務は、
主としてレース運営での競技中の判断です。組織的には審判長は大会本部(加西市
長)の下に置かれ、技術代表をトップとして、水泳・バイク・ランのチーフをリードする役
目です。主な業務の1つが大会の競技説明があります。2016年の大会では、目標と
する『ルールに従った美しいレース』の中で、バイク競技の厳格化を目指しました。

競技説明会は、(1)レースの前日開会式の前、(2)仕事等で時間的に間に合わない
方のための開会式、カーボパーティーの後、さらに(3)当日受付後の合計3回もあり
ます。技術代表が作成されたプレゼン資料に基づいて説明しますが、限られた時間で
大会の趣旨、競技全体の時間的流れ、会場の空間的位置関係、ルールの説明に時
間を割きます。
説明会の冒頭で参加者に質問しました。加西大会に初めて参加される方は意外に多
く(3割程)、さらにトライアスロンが初めてという方も数は数えていませんが相当数(2
割程)居られました。余談ですが、加西のトライアスロンは加西市が運営面をはじめ
強力なバックアップがありますが、今年からロゴとキャッチコピーが作成されました。
『もっと先へ、その先のスタートラインへ』
この大会は初心者に参加しやすい大会です。加西大会でトライアスロンデビューし、
実力をつけ、次の大会を目指してほしい、という趣旨です。

競技説明会では初めての方にも理解できるように、バイク競技のルールを丁寧に説
明。ルールと言っても、競技順に
・バイクをラックから動かす前にヘルメットのストラップ固定
・乗車ラインを越えてから自転車に乗る
・車線の左側を走行する(キープレフト)
・前の自転車とは10m空けて走行する(ドラフティング禁止)
・追い越すときは20秒以内
・下車ラインの前で自転車を降りる
・ラックに自転車を置いてからヘルメットストラップを外す
この様な内容です。
この中で、『キープレフト』『ドラフティング禁止』については時間を割いて丁寧に説明。
特に『ドラフティング』については1回目は警告、2回目はペナルティーを課すと、少し
脅しも入れます。ちなみにペナルティーは5分のタイム加算でランコースにペナルティ
ーBOXを準備。

トライアスロンの自転車競技でのルールですが、多くの方々(一般市民)がトライアス
ロンに接するのはテレビ放送でオリンピックや世界大会での日本人の活躍する映像
想像できます。映像は集団で走行する自転車が当然、使われるでしょう。トライアスロ
ンの自転車競技は団子状態で走るものと理解するのが自然。しかし、我々エイジ競
技者は、トライアスロンの趣旨『他人の力に頼らず、自らの力でレースする』まずはこ
の事実を伝えることから始めます。安全なトライアスロン、ルールを守る大会。私の思
いは伝わったでしょうか。

大会当日はお天気に恵まれ絶好のトライアスロン日和。競技スタッフは6時の集合か
ら慌ただしく時は流れ、バイクで接触事故と熱中症の疑いが1件ありましたが、無事競
技を終了することができました。
審判長の大きな任務の一つに、『レースの講評』があります。表彰式、閉会式の前に、
選手と大会関係者の前で講評を述べさせて頂きました。講評は、各パートのリーダー
やバイク移動マーシャル、AACから参加頂いているマーシャル、ボランティアと自分の
目で確かめた事実から、良い点と悪い点について説明しました。

今回は特にバイクパートでのルール遵守について、オートバイで巡回する移動マーシ
ャルに状況を伺いました。ドラフティングについては選手で意識が高く、注意すれば素
直に聞き入れ、数件警告は与えたが選手のドラフティングとキープレフトを非常に意
識してレースを進めていると報告を受けました。
講評では良い点として、バイクパートでのルールが守られていた点について、選手を
称えました。悪かった点は一部の競技者と応援者で駐車マナーが悪かった点を述べ
ました。

実はもっと酷い事実がありました。そればトランジションエリアです。バイクパートに移っ
た時点、ランパートに移った時点でトランジションエリアを確認しました。ウエットスーツ、
スイムゴーグル、スイムキャップ、さらに飲みかけのペットボトルやウエア等々が散乱
している状況。緊迫したレースがあっても、この乱雑な状況を直視しなければ、この
競技の社会認知はありません。来年はこのあたりを改善したいと思いました。
来年も競技に携わることができましたなら、より一層の競技の安全・安心とともに、整
然と整理整頓された状態で、兵庫県トライアスロン協会が運営に関わる加西大会の
大会レベル向上に携わればなと、思っています。
(大会開催日:2016年9月25日)

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