
第631号
初100kmチャレンジ!「村岡ダブルフルウルトラランニング」
2017年10月3日
AAC会員
小南 綾子氏
皆様、こんにちは。 今年の4月にAACに入会させて頂いた小南綾子と申します。
怪我や私用で練習会にもまだ5回しか参加できてませんので、ご存じない方も多い
と思います。この場を借りてご挨拶させて頂きます。よろしくお願い致します。
超ウルトラランナーの原さん主催のマラニックの打ち上げで、「村岡ダブルフル」の
話が盛り上がる。今年の原さんは120kmの「勇者の道」を走られるので、「制限時間
いっぱい使ってもそんなに待たないから大丈夫だよ!」と言ってもらい、女子3人で
じゃあ申し込もうっかとなる。私は88kmで参加と思っていたら、どうせ参加するなら
100kmがいいのではとの友達の勢いに釣られて申込日の夜の12時に100kmをポ
チっとしてしまう。しかし、翌日朝になると100km、88kmはもう売り切れ!「エン
トリーできなかったよ~」との連絡が2人から入る。
フル以上の距離は経験がなく。でも、ウルトラマラソンには興味はあるので、内緒で
「武庫川ユリカモメ」70kmにエントリーだけはしてた私。その前の週にAACの練習
会に初参加、誰にも内緒にしていたのにたくさんの方が参加すると聞き、つい言っ
てしまう。これが結果良かったのか、AACのエイドや他に走られていた方にも励まし
て頂き、無事に完走することができました。
それもあって、うっかりと村岡の100kmにエントリーしたものの、後から色々調べれ
ば出てくる「山岳マラソン」、「西の横綱」という言葉。累積高低差は2550m。コース
はほぼ登りか下り。「じゃあ、山で練習や~」と、6月に六甲縦走に行くも摩耶山で
転倒して右手小指を脱臼複雑骨折してしまう。この怪我が長引いて、7月まで思った
ような練習は出来ず。8月に張り切って急にいつもの1.5倍の月間距離を走ったら、
疲労の為か、村岡の2週間前にぎっくり腰になってしまう。村岡はスタートラインに立
つのもこんなに遠いのか・・・。
走るまでの前置きが長いですネ。すみません!
まぁ、こんなにもDNFの言い訳ができたから、とりあえず行けるところまで行って豪華
だと噂のエイドを堪能しようと、村岡入りする。完走できれば儲けものぐらいの気持
ちになっていたので、全くのノープラン。前日、宿でお世話になった「大西陸上部」の
メンバーが色々とレクチャーしてくれた上に、100km完走のタイムスケジュールをくだ
さる。
2時に起床。スタートは5時。そんな経験も初めて。 「初100kmは長いから何がある
かわからないから、最初はゆっくり行くように。」と原さんのアドバイスを受けスタート。
徐々に見えなくなっていく背中を見ながら「次はどこで会えるんだろう」と想像もつか
ない長い道のりを思う・・・。
最初のだらだらと続く上り坂で谷口さん夫妻にお会いする。「登りで心拍数を150以
上 上げない」というアドバイスを頂き。楽な事に流されやすい私は、ありがたくその
通りにする。 折り返しのコースで、大分先を行く久野さんに何度も会えて、力強く進
んでいく走りに元気をもらう。かっこよかった。
森下さんにはやたらエイドで何度も会って、同じくらいのペースで行ってるんだなぁと、
勝手に心強く思う。 他にもAACのランナーにお会いし、初めてお会いする方にも声
をかけて頂きました。AACのTシャツを着てて良かった。
同宿した「大西陸上部」のメンバー。通ってるジムのスタッフ。100kmの長い道のりな
のに、こうして知ってる人に会って励ましあうと脚が軽くなる(ような気がする)。
そして、噂通りの温かく素晴らしい大会!エイドのスタッフや沿道の応援。絶対に食
べると決めていた流しそうめん、カレー、ピノ、お好み焼き、白バラコーヒー、本当に
美味しかった。とにかく後何キロとか思わずに次のエイドで何食べようかとだけ考え
て、怪我をしないよう、無理をしないように進んで行く。
それが良かったのか思ってたより早く88km地点の長坂に着く。これなら一二峠で折
り返してきた原さんに会えるかも。しかし、この後の唯一ぐらいの平地の3km、平地
はちゃんと走らなあかんやろうと思うからか、何故か蘓武岳の登りよりしんどい。
「早く上り坂が来ないかなぁ…。」なんて日ごろ考えないようなことを思ってしまう。
いよいよ一二峠。この坂を登って下ったらゴールなのか。登っていると原さん発見!
「元気そうで安心した」と言ってもらう。このコースをこんなスピードで・・・。
流石です。登り切ったところで頂いたタイムスケジュールの作者にお会いする。
「このまま行くと13時間切れるかも」と教えて頂く。ここからは下り坂。転ばないように。
ウルトラは最後まで気を抜いたらあかん。でも、脚が勝手に進んでしまう。残り1km。
やっと、完走できるんや~と実感がわく。
ゴールは12時間50分5秒でした。
私にしたら本当に上出来です。完全にアドバイスなど助けて頂いた皆さんのお陰です。
元々、村上春樹が好きでマラソンを始めた私。村上春樹の「サロマ湖」レース記の
エッセイを読んで、「何かがすうっと抜ける感覚」を感じてみたくてウルトラにも。
でも、私にはシリアスなドラマは訪れませんでした。でも、本当に楽しくて良い経験に
なりました。
(大会開催日:2017・9・24)