

第728号
六甲キャノンボールにチャレンジしてきました!
2020年3月26日
AAC会員
久野 淳子氏
六甲キャノンボールとは・・・毎年、春秋の2回六甲山をこよなく愛する地元神戸の
商店主達が協力して開催される、六甲縦走路を走るトレイルイベントです。
距離カテゴリーは色々、 片道の「スピード(56km)」、往復の「パワー(112km)」
等々・・・、さらに1..5往復の「レインボー(168km)」、私はこれに参加しました 。
エイドはすべて有志による私設エイド。 なので、一般的な大会のようにエイドで必ず
補給や給水できる、とは限りません。移動手段もエンジン以外は何でもOK。自転車
での参加者もいます。
今回は新型コロナのせいで開催危うしか?とも思われましたが、「開会式中止、受付
したら各自随時にスタート」 「ハイタッチ禁止、エール交換は小指と親指を立てて
『アロハ~』」 等の対策をとっての開催、AACからも各カテゴリーに数名参加しました。
私が参加したレインボーは当日受付不要、任意の時刻にスタートできます。そこで、
少しでも早くスタートして、早くゴールし翌日の勤務に備えて早く寝ようと、開催日の
3月21日(土)0:00にスタートすることにしました。参加にあたっては、山のエキスパ
ートである千原氏と、その同僚であり山のパートナーでもあるS氏から色々知恵を授
かり、当日も二人に同行させてもらえることに。
1本目(宝塚→須磨)
数年前、単独で1.5往復を試みるも未達成に散った千原氏(この時の3本目の彼は
ホントにくたばっていた)の提案ペースでゆっくり進む。 最初の往復はランナーが非常
に少ないのでエイド設営もなく、多くの補給食を持って走る必要があります。のんびり
ペースなので、難無く11:30頃に須磨に到着。須磨のガストで昼食にハンバーグ定食。
この時は、「ファミレスご飯なんて必要?」と思いましたが、後で考えたらこの時しっ
かり食べてなかったら完走出来なかったかも知れません。
2本目(須磨→宝塚)
12:30頃、須磨をスタート。程なく、朝にスタートしたレインボーの人達とすれ違う。
多くの知人とエール交換できました。市ケ原で日暮れ。夜になって眠気に襲われ、S氏
があれこれ話題を提供してくれるも会話もままならず、東縦走路の道路脇の草むら
でタイムキーパーする千原氏の足元で5分間気絶。
そして日付が変わり日曜日の深夜1:45頃に宝塚到着、ここで1時間15分の仮眠。
エマージェンシーシートに包まって寝るのは寒かったが、意識がある時間はほとんど
無かったのでそれなりに熟睡したもよう。千原氏が持っていた簡易型の寝袋は軽く
てかさばらず、こういう便利なアイテムがあるのかと感心。 シューズにトラブルが
あったS氏はここでリタイア。
3本目(宝塚→須磨)
3月22日(日)3:00に宝塚から2回目のスタート。気分的には「あとはもう帰るだけ」
で、よく言われる「再スタートの憂鬱」なぞ微塵もない。脚はかなり疲れているが、進
めない訳じゃ無いから進むしかない。パワーやナイトスピード(片道)の人達とすれ違
うが、お互いヘッデンを点けているので逆光で知人かどうか判らない。そんな中でも、
何人かには奇跡的に見つけてもらえました。
東縦走路が終わった所で夜明け。3本目での自分の余力に手応えを感じたのか鼻
息荒くゴールを目指そうとしている千原氏とは、ここから別行動にて先に進んでもらう。
この頃、丸一日以上簡素な携行食で過ごしたため吐気がしていたが、一軒茶屋前
の焼きそばエイドでご馳走になった途端に回復。その後ゴールまでずっとエイド頼
みの空腹感との闘いだったが、幸いその後もおにぎり、みそ汁、カレーライス、野菜
の煮物、等々の食事らしい食事にありつくことが出来、お陰で胃の調子も保つこと
ができました。
終盤では折り返して追い付いてきたパワーや宝塚スタートのスピードの人達が追い
抜きながら、レインボーのゼッケンに目を止めて応援してくれる、これがとても力に
なりました。とは言っても、私は下りが苦手なため、鍋蓋や菊水の下りで完全に消耗
して、鷹取が終わってから全く進まない 。ハイキングの子供にも抜かれ、須磨の最
後の石階段を「ロープウェーで降りようか」と初めて「リタイア」がよぎる。
(後で聞いたら運休だったとな笑) よれよれでゴールしてみれば、AACメンバー達
が出迎えてくれて、見捨てられてなくて良かったと心底感謝。
総括
ロングトレイルはお腹が空く。
スタート 3月21 日(土) 0:00
ゴール 3月22日(日) 17:09
所要時間 41時間09分
距離 168km(GPSでは136km・笑)