第775号 丹後ウルトラ4回目チャレンジ!


第775号
丹後ウルトラ4回目チャレンジ!
2022年9月24日
AAC会員
古賀 徹氏

2016年に初めての100キロ、丹後ウルトラに挑戦して自分的には壮絶な初完走を果
たし、以後台風やコロナによる中止を挟み今回3年振り4回目のレースに参加してき
ました。
コロナ直前の2019年の大会では今まで参加したレースで唯一のリタイヤを経験し、
今回はそのリベンジを果たすべく挑戦を以下時系列にまとめましたので、長文です
がお目通し頂けましたら幸いです。

【レース前・ツール編】
前回レースリタイヤの最大の要因はウエストポーチでした。事前の予報でかなりの
暑さが予想された為、脱水・熱中症対策でジェル等をポーチにパンパンに詰め込ん
だ状態で走りました。その揺れを抑える為に腰骨を締め付けるようにポーチを巻い
た影響で30キロ過ぎから股関節に痛みが出始め、最後痛みに耐え兼ね52キロ地
点でリタイヤしました。

今回はその反省を踏まえ、まず500mlのソフトフラスク付のサロモンのザックをアマ
ゾンでポチリました。その後夜な夜な暑さ対策となる補給食をアマゾンで物色しては
ポチリまくりました。超塩辛くて酸っぱそうな和歌山産梅干1キロ、梅丹ジェル20
袋入り1ケース、塩熱サプリ1袋、経口補水液パウダー20包、そして最後にダメ押
しで小林製薬の梅丹タブレット150粒入りお試しセット980円を購入しました。
レース日は台風14号の影響でかなり気温が高い予報となっていたので、その中から
梅干し400グラム、梅丹ジェル5袋、経口補水液パウダー10包、小林製薬お試しセッ
トをザックに詰め込みレースに臨みました。

【レース前・トレーニング編】
コロナ禍となりレースも軒並み中止となった間、2020年4月よりなんとなく初めてし
まった毎日休みなしの連続ランニング(月間ノルマ300キロ超)が止めるに止められ
なくなり、ずっと続けておりました。ただ、大会も無い事からスピードに拘りも無く、
ただ月間300キロをこなす為に毎日約10キロのジョグを漫然と続けているだけでした。

長距離の練習をすべく大会1か月前にAACの中尾さんと京都まで約60キロ弱のロン
グ走を行いました。が、まさかの私の脱水による痙攣地獄が始まり20キロ手前でま
ともに走れなくなり、あえなく途中リタイヤ、中尾さんにもお付き合い頂きご迷惑を
おかけすることになりました。このまま本番を迎えるのも不安だったので、今度はレ
ース10日前に一人で40キロ走に取り組みました。完走は果たしたものの右足首にほ
のかな痛みが生じ、かえってレースまで不安を残す結果となってしまいました。

【いざレースへ前半戦】
台風の影響で当日はかなりの高温が予想されましたが、前日からムッシムシの状
態で、前泊した旅館でも冷房を入れたままでないと寝苦しいほどの暑さでした。午
前2時に起床、前日午後15時からアルコールを飲み始めたおかげで20時の就寝か
らすぐにぐっすり眠れて目覚めはばっちり。体調万全で4時30分夜明け前の暗闇の
中スタートを迎えました。

今回一部コース変更があり、例年スタートまもない七竜峠超えが無くなり、おおむね
なだらかなアップダウンを経て風光明媚な久美浜湾を1周し、復路1回だけ七竜峠を
通過すればよくなった為、前半はだいぶ助かりました。しかし日の出と共に気温もぐ
んぐん上昇し、七竜峠を迎える頃には第一回目の危機に襲われ、早くも上り坂は全
て歩き、序盤にしてバテバテの状態に陥りました。

【レース中盤】
何とか七竜峠を越えて、44キロ地点のエイドに到着。例年であれば幼気な中学生達
によって、ファイテンのローションを使った脚マッサージを受けながらうどんをすする
ところですが、今回はコロナによりローションだけ置いてありマッサージは完全セルフ。
この地点で既にリタイヤがよぎるほどの暑さと疲労感で、かろうじてとぼとぼ歩きでエ
イドを出ました。

しばし歩いたのち、走りはじめるとセルフマッサージが効いたのか脚が少し復活して
きました。なんとか前回リタイヤ地点52キロを超えて、第二関門の弥栄公民館へ制
限時間内で到着しました。なお、今回は初めてウェーブスタートが導入されたのです
が、第一と第三のスタートが20分差あるにも関わらず各関門の締め時間は同じな為、
第二、三ウェーブの方にとっては明らかに不利で実際第二関門、第三関門でリタイ
ヤを余儀なくされたランナーさんが沢山いらっしゃったように思います。私は第二ウェ
ーブで、さほど影響を感じることなく歩を進めていよいよ碇高原チャレンジへと進み
ました。

当初の計画通り、登りはがっつり歩き続けているうちにふと気づいたら、上空は雲に
覆われて体感温度はだいぶ楽になってきました。歩きとはいえ10キロ近く登り続けて
脚の疲労もピークと感じつつなんとか第三関門碇高原72キロに到着しました。
例年ここでも中学生のマッサージが受けられるポイントなので、ここでもセルフでファ
イテンによる脚マッサージをして回復を図ろうと思いきや、なぜかここにファイテンは
なく、後半へ向け不安を感じつつ一気に約10キロの下りに突入しました。

【レース終盤】
登りは正々堂々胸を張って歩けましたが、下りは歩いたらダサいなぁ、走るのやだな
ぁと思いつつ、下りを走りはじめたら以外と脚が動き始めて気づいたら5分半を切る
ペースで快調に進み、途中エイドも一か所通過し一気に10キロ下りきりました。碇の
アップダウンを乗り切った後も地味にアップダウンが続き、登りは堂々歩き、下りは
いやいや走るを繰り返し何とか最終関門の丹後庁舎86キロ地点に到着しました。

この段階でゴール制限時間まで4時間もあり、残り全部歩いてもギリギリゴール出来
る事がわかって、はじめて完走を確信しやる気だけはみなぎってきました。雲が出て
きたとはいえ、おそらく30度以上の気温が続いていたと思います。終盤も暑さで朦朧
としたり、脚のあちこちに痛みが出ている中、後半は全てのエイドで氷をもらい、
帽子に詰め込んで氷嚢のようにして頭や首や脚の痛いところを冷やしながら歩を進め、
いよいよゴールが近づいてきました。途中何度もゴール直前の直線の応援をイメー
ジしながら涙腺を緩ませていたのに、いざゴール直前でAACメンバーの声援を受け
た時は満面の笑みで完走、リベンジを果たせた喜びいっぱいでゴールしました。
記録12時間53分16秒(男子完走率43.3%)でした。

【まとめ】
ここまで長々と綴ってまいりましたが、最後に完走できた要因を整理しておきます。
一番は補給がうまくいった事です。日中30度を超す中、超汗かきの私が乗り切れた
のは、今回のルールでスタートから500ml.の水分を持つ必要がありました。ザックの
ソフトフラスクに購入した経口補水パウダーを溶かし、エイド間でもマメにOS1を補
給しながら走りました。

そしてやはり威力を発揮したのが梅干しと思われます。今まで食べてきた中で最も
酸っぱくて塩辛い梅干しをジップロックに詰めて、ザックの背中に背負って、途中か
らエイドで座っては荷を下ろし、走っているうちにほぼ練り梅状態になった梅干しを
指ですくって口にしていました。ゴール直後にいつもは痙攣でのたうちまわるのです
が、今回はじめてゴール後にも梅干しを食べたら、レース後でも初めて攣ることが
ありませんでした。そしてもう一つはアイシングが効いたと思います。今までレース
で帽子を被った事が無かったのですが今回たまたま暑さ対策で帽子を被りました。
これがちょうど氷嚢代わりとなり大活躍してくれました。

こうして私にとって今年最大の懸案事項が完了し、今はホッとしております。
そして心配だったウルトラ翌日の日課のランニングも辛うじて3キロラン&ウォーク
をこなし、この原稿を書いている本日まで886日目まで続いております。

最後になりましたが、毎回ながら丹後ツアーを企画、引率して頂いております山崎さ
ん、往復バスの手配・運転を務めて頂いております廣田さん、そしてツアーにご一緒
させて頂いた皆様、お世話になりありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。

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