第29号-7「かすみがうらマラソン」の紹介!


第28号-7
「かすみがうらマラソン」の紹介!

2012年4月26日
AAC会員
鎌苅滝生氏
4月15日に茨城県のかすみがうらマラソンに出場しました。茨城県に
は公認コースの大会が3つあるが、この大会はそのうち最も規模の大き
なものである。ちなみに、他の2つは1月開催の勝田マラソン、11月
開催のつくばマラソンである。

この大会は22回目であるが、昨年は震災の影響で中止となったもの。
種目はフルマラソン(18000人)、10マイル(5000人)、5
キロ(2000人)で、フルマラソンは制限6時間、参加料は5000
円。()内は定員数。国際盲人マラソン大会も兼ねており、今回も
すべての種目で総計120人強の方が走ったとのこと。

関東の大会は、近年のマラソンブームもありどの大会でも参加人数は多
いが、この大会も年を追う毎にマンモス化し、今年のエントリー総数は
27000人を超え、東京、大阪に次いで日本では3番目の大きな規模
となった。
コースは、かすみがうら(茨城県南東部から千葉県北東部に広がる湖で、
琵琶湖に次いで日本で2番目の大きさ)の北側を周回するもので高低差
は20メートル程度である。土浦駅から徒歩5分にある川口運動公園を
スタート・ゴールとするが、スタートして1キロ程で20メートル上が
り、その後若干のアップダウンがあり、20キロ地点で20メートル下
り、後半はゴールまでフラットである。

大会の印象は、「参加人数が多すぎて、走りにくい」の一言である。
申告タイム別に8つのブロックに割り振られてのスタートであるが、参
加者の申告があまりにもでたらめなのか、割り振りそのものがおかしい
のか、かなり遅いランナーが相当数前方にいたようである。サブ3の人
でも2番目のブロックからスタートした方がいたようであるが、一体何
人のサブ3が参加したと言うのであろうか。コース幅も狭く、多すぎる
ランナーでなかなか前に進めず、イライラの連続で、筆者の5キロ通過
時間は30分でした。多少の花粉症の影響はあったと言えども、右に左
に、前のランナーをかわしながら必死に走ったのにあまりにも時間がか
かり過ぎ、その時点で気持ちの張りがなくなってしまいました。後半に
なれば、前の人も落ちてくるので順次抜きながら気分良く走れるものと
思っていたが、20キロ以降はコース幅がそれまでの半分以下になり、
結局はスタート直後からの「ダンゴ」状態は解消されず、ストレスが溜
まる一方であった。38キロで一転して大きな道路に出て、気持ち良く
多くのランナーを抜きながら走れ、ギリギリのサブ4でのゴールとなっ
たが、5キロ毎のラップタイムは、38キロ以降キロ5分前後で走れた
こともあり、35-40キロの間が最も早いと言う、通常ではあり得な
い結果であった。

大会の運営そのものは非常にしっかりしており、筆者が参加した大会の
中でも上位と言えるものである。会場は土浦駅から徒歩5分の位置にあ
り、スタートも10時と、東京や神奈川からの参加者への配慮が窺える
(上野から快速で1時間)。会場の広さも十分で、参加人数に合わせて
仮設トイレも分散して十分に設置されており、極端な時間待ちもなかっ
たように思える。人数の割には荷物預けもスムーズで、ロッカーの設置
もあった(荷物預けもロッカーもいずれも100円)。給水は2.5キ
ロごとで、やや混雑は見られたが、私設のエイドも多くて特に問題はな
く、筆者には温度が上がった後半の氷水は有難かった。ゴール後も、チ
ップ回収・給水・参加賞交付・記録賞発行(グロス・ネットタイム、年
代別・総合順位、5キロ毎のラップタイムが記載)、地元名産品の配布
と動線が非常にスムーズで参加人数が多いにもかかわらず、全く混乱は
なかった。

関西でも歴史のある篠山や福知山も参加者は多いが、この大会はそれら
の倍の人数であるにもかかわらず、コース幅はかなり狭いものである。
大会関係者は、参加人数の多さを誇っているように思われるが、果たし
て「大きいことはイイこと」であろうか。あまりにもコース幅を無視し
た定員の設定は、いたずらに規模の拡大のみを求めているとしか思えず、
安全面でも問題があり、ランナーへの配慮・気配りに欠けていると言わ
ざるを得まい。大会の運営はスムーズでしっかりしているのだから、適
切な定員(多くても10000人)で開催されれば、フラットなコース
で好記録も望めるすばらしい大会になると思えるのだが・・・。
(大会開催日:2012・4・15)

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