
特集第14号
TAKUMI 便り!
2008年12月29日
元チーム ブレイブ
小原 工氏
特集第十四号-1
2008年7月26日
AACのみなさん、今年のトライアスロンシーズン、トレーニングにレース、
さまざまな活動に励まれていると存じます。そして、日頃より元チームテイ
ケイのメンバーをご支援、ご声援いただき誠にありがとうございます。事務
局の宗政さんをはじめ、たくさんの方々に激励していただき本当にチーム員
一同心より感謝申し上げます。
これまで、私も一度みなさんに活動報告をしなければと思っていながら、な
かなか実行できずにおりましたが、これから少しずつでも報告させていただ
けたらと思います。
我々チームブレイブのメンバーはたくさんの方々のご支援のお陰で、オリン
ピックまでこれまでと変わらずの活動が出来ております。先日は北海道合宿
に12日間、ジャパンカップ大阪舞洲大会5名出場、現在は長野の志賀高原で
9日間の高地合宿に入っています。北京オリンピックに向けて田山寛豪は最
高のトレーニングを積めることが出来ていることをご報告しておきます。
●北海道士別合宿
6月30日から7月11日までの日程で北海道の士別に行ってきました。ここは旭
川から北へ50キロほどいったところで、合宿の里といわれるほど受け入れ態
勢と環境が整う場所で昔から陸上の実業団チームが夏になるとたくさんやっ
てきます。私たちトライアスロンチームが行くようになったのは、2000年の
シドニーオリンピックの年、夏の暑い時期にどこか3種目の練習できる良い
場所が無いかと、その当時のスタッフのみなさんが探し当てた場所でした。
水、空気、食事がおいしく、果てしなくまっすぐ続く道に惚れてしまい、そ
れから毎年夏になると合宿で訪れています。
今回もマラソン日本代表の尾形選手、佐藤選手が走っているのを見かけまし
た。トライアスロンからは田山の他に、山本選手(トヨタ車体)井出選手(
トーシンパートナーズ・チームケンズ)のオリンピアンが同じ場所でトレー
ニングに励みました。
今回の合宿の最大のテーマはランでのレースペース(1キロ3分)を楽に走れ
る感覚を磨くことで、レースペースよりも速いペースで反復することにより
感覚を研ぎ澄ましていきました。今年の士別はいつにも増して暑かったこと
が影響し、田山は合宿前半くじけそうになりながらも、必死で監督の立てた
メニューを消化していき、後半には設定タイムもクリアーできました。私は
というと、スイム、バイクはトレーニングパートナーとしてほぼ田山と同じ
メニューをこなし、ランは遅めのペース走のときだけ田山をひっぱり、給水、
声かけなどできることを精一杯やってきました。
この12日間は田山にとってきつかったものの、マイナスイオンを浴びながら
最高の合宿になったと思います。これを次の段階の合宿に繋げていきます。
特集第十四号-2
2008年8月11日
AACのみなさんこんにちは。暑い日が続いておりますがいかがお過ごしで
しょうか?私の方はオリンピックに向けた最終の篠山合宿を終え、北京に行
く準備に取りかかっているところです。田山はここまで順調にトレーニング
をこなしており、あとは疲労を抜きながら心身を一致させていくことが大事
になると思います。最高の状態でレースに望めるようサポートしていきます。
7月13日のジャパンカップ舞洲大会ではたくさんの応援をいただきありがと
うございました。1年ぶりのレースは楽しいというより、スタートした瞬間
からずっと苦しかったですが、41歳のおやじへの声援が多く、最後まであき
らめず、何とかゴールにたどり着くことができました。13人中5位はまずま
ずだったと思います。
●第28回全日本トライアスロン皆生大会
今年の大会には過去最高の814名の選手が参加し、久しぶりの灼熱の中、熱
いレースが繰り広げられました。私は今回スタッフとしてできる限りのお手
伝いをしようと考え、バイクラック設営、コース下見案内(初参加選手・海
外選手)、ランのエイドでのボランティアやケーブルテレビの生放送の解説
などなどをさせてもらい大変良い経験ができました。特にエイドに入っての
ボランティアは初めてで、熱中してやっていた息子の北斗にはすごく良い経
験になったのではないかと思います。
男子は圧倒的な強さで藤原さんが優勝。2位の選手に24分の差は過去最高の
差ではないかと思います。もう少し他の選手にはがんばってもらいたかった
ですね。女子も堀陽子選手が他を寄せ付けず優勝。旦那さんの直之選手も10
位と健闘。44歳にして進化している藤原さんには見習う点が多々あります。
あの暑さの中、なぜあのように強いのか他の選手は考えなければならないで
しょう。
今回暑さも影響し150人以上の選手が途中リタイア。宮古島から参加された
下地さんはマラソンのとき私に「宮古島より暑いです!」とつぶやいてい
ました。それだけ過酷な条件だったということ。制限時間に間に合わなかっ
た方、勇気あるリタイアをした方、トラブルのあった方いろいろだと思いま
すが、皆さんのまたの挑戦を待っています。私もできれば来年選手として藤
原さんにチャレンジします!
それではAACのみなさんくれぐれもお体に気をつけて。また報告いたします。
特集第十四号-3
2008年9月11日
AACのみなさんお元気にお過ごしのことと存じ上げます。このたび北京オ
リンピック出場に際しましてはたくさんのご支援とご声援を承り誠にありが
とうございました。たくさんの方々のお陰で3度目のオリンピックの舞台を
経験でき、チーム員一同本当に感謝しております。大変遅くなってしまいま
したがご報告させていただきます。
オリンピックで訪れた北京の空は昨年まで訪れた時と違って青空で空気も透
き通っていた。車の使用制限、工場の営業停止だけでこんなに変わるものな
のか?やはり本当にミサイルを空に撃ち込んでいたようで、トライアスロン
会場も昨年とは景色が違って見えた。
レースの方はみなさんテレビで観戦していただいたとおり女子は過去最高の
成績を収め、現場で応援していた私も手に汗握り興奮して応援していた。素
晴らしかったと思う!翌日の男子もこの勢いにのってと期待していたが、山
本、田山両選手とも思ったようなレース運びが出来ず残念な結果となった。
田山とはこの5年同じチームで先輩選手としてコーチとして一緒に活動して
きたが、羨ましいくらいすばらしい身体能力の持ち主であることは間違いな
い。それを本番で生かすにはどうしたらいいかを考えながら、アテネを終え
てからやってきた。トライアスロンはどんなに3種目の力があっても「強い
精神力」がなければ世界では通用しない。そこで戦うためにはどんな状況
でも安定して自分の力を出し切れることが必要だ。そのことは今回の激しい
トップ争いを観た方ならご理解いただけるのではないか。ランに移ってから
のサバイバルレース。シドニーで金メダルを取ったウイットフィールド選手
の後方からのスパートは誰をも痺れさせたのでは・・・と思う。レースは自
分の思い通りにならないことばかり。それを伝え切れなかった私はコーチと
して力不足だったと痛感し反省している。もちろん一番悔しいのは本番を戦
った田山本人で、これまでを振り返り、考え、悩んでいるのではないかと思
う。これを乗り越え近い将来、「このオリンピックの悔しい経験があった
から強くなれた」と思うことができれば苦い経験は良い経験に変わる。そ
うなるようそれぞれが努力していかなければいけないと思う。
最後になりますが、元チームが廃部になった中、なに不十なくオリンピック
に向けて活動できたことを報告するとともに皆さんに本当に感謝申し上げま
す。ありがとうございました。これからまたチーム員それぞれ新たな目標に
向けて精進してまいりますので、これからも応援よろしくお願いいたします。
特集第十四号-4
2008年11月22日
みなさんこんにちは。今週から大変冷え込んできましたがお元気でお過ごし
でしょうか。AACのみなさんのご活躍はホームページで見ております。
さて、私の方は10月より地元鳥取県米子市へ活動拠点を移し、来シーズン
からの選手活動・指導活動に向けて計画、準備を進めております。
こちらは、昨日から雪が降り始め、今日の大山はすっかり真っ白な雪化粧を
して冬本番といったところですね。もうスキーができそうですよ。この冬は
寒くなるのかなー。
10月は米子を中心にたくさんのスポーツ行事が行われ参加してきました。
5日は大助・花子の健康ウォーク大会でMTBに乗り誘導係、12日は障害
者・児によるチャレンジアクアスロン皆生大会の選手のパートナー役(この
詳細は鉄人皆生通信に掲載、19日は第1回の大山MTB3時間耐久レース
にチーム(車選手、井藤選手、富田選手)4人で参加。26日は日本選手権
で田山、杉本選手のサポートなど毎週日曜は何かあるといった感じでした。
そして、11月もそれが続いています。1、2日と15、16日と22日の
5日間はライフセービングの講習会に参加。水辺の安全を確保するための心
掛け、海の知識、サーフレスキュー、パトロール、蘇生法、応急手当などの
勉強をし、レスキューの実技なども実際海に入ってサーフボードに乗ってや
っています。明後日の22日には検定試験があるのですが、この分だと雪の
中、寒中水泳のときのような中で海に入って試験を受けなければなりません。
まぁ毎年、寒中水泳やっているから大丈夫かと安易に考えていますが、一般
の人達は大変でしょう!でもこれに受かれば晴れてベーシックライフセーバ
ーとなるわけです。22日はがんばります!!
そんな寒い米子ですが、10月は快晴の日が多く18日には家族で大山登山
に行ってきました。本当は毎年8月、父親の命日の前に登っていたのですが、
今年はオリンピックがあったので登れずにいました。でもこの空を毎日、目
の前にして「明日登ろう!」と急に決め66歳の母と3歳の娘を背負って行
ってきたのがこの写真です。12年半ぶりに米子に帰ったわけですが、やは
り田舎は自然が多く最高です。海あり山ありこの自然を有効に利用して、子
供たちをのびのびと育て、自分の経験を生かして精神力の強い選手を育てたい
と思います。皆さんも是非、米子へおいで下さい。それではまた!
特集第十四号-5
2008年12月29日
寒い冬真っ只中ですがみなさん元気にトレーニングされていますか?こちら米子は
何度か雪が降り大山はきれいな雪化粧。今はだいぶ解けてしまいましたが見てい
るだけで心が安らぎ気持ちが癒されます!天気の良い日にバイクに乗れば空気が
おいしくα波を感じながら景色を楽しむことができます。ココ最近は昔練習していた
大山周辺の秘密の?コースを久々にバイクではしりに行き、トライアスロンを始めた
頃のことを思い出しています。あの頃は私のトライアスロンの師匠たちに連れられ
て何も考えずにただひたすらペダルを回していたけど、米子は本当に自然環境に
恵まれた所だと改めて感じています。子供を育てるにもスポーツの練習をするにも
ここの生活環境は抜群です。この自然をうまく有効利用すれば強い選手が必ず育
つはずです。自分はここで強くなれたのだから!
さて、平成20年もあっという間に終わろうとしていますね。みなさんはどんな年だっ
たでしょうか?私の方は今年もいろいろな経験をした年になりました。恒例だった
宮古島合宿、篠山マラソンで失速したこと、チームの突然の廃部、それを乗り越え
北京オリンピックまでチーム全員でがんばったこと、米子へ活動拠点を移したくさん
のイベントに参加したことなどなどいろいろな変化を体験した年となりました。今ま
でどんなときでもどんなことが起ころうとも前向きに物事を捉えられるようになった
のも、トライアスロンという競技を続けてきてたくさんのことを学んできたからです。
いつも私の周りには明るく前向きな人達が多かったのも大きかったでしょう。これ
からもその気持ちを忘れることなく挑戦していきます。
●ライフセービングベーシック講習会体験
「今しかできないことを一生懸命やる」これがこの11月の私の課題でした。その
ひとつの挑戦としてまずはベーシックの資格を取るため5日間の講習と筆記、実技
試験を受けました。レースでいつも泳ぐ皆生の海に恩返しをしたいという気持ちと、
水辺の安全を守ることに役にたちたいと思っていたからです。あるトライアスリート
が「人の役に立つため、人を守るために」と立ち上げた皆生ライフセービングク
ラブの存在も大きかったですね。私は生まれ変わったら「海猿」になります。映画の
影響が大きいかも知れないですが、まさに海を守る男の仕事ですよね。現実はあ
んなにかっこいいものではないと本当の海猿の方に聞いていますが、それでも生
まれ変わったら試験を受けて海上保安庁に入ることに決めています。これまじです!
話はとびましたが、実際講習会を受けてみていろいろな知識と技術を身につけるこ
とができました。午前中は教本に沿ってライフセービング概論や心掛け、海の知識、
サーフパトロール、レスキューなどの知識を学び、午後から11月の海に実際に入り
(少し寒かったですが・・・)、技術を学ぶというもの。知っているつもりが、分かって
ないこと、できるつもりが実際できないことが多く、やはり日々の勉強とトレーニン
グが必要なのはなんでも同じでした。特にサーフボードを使ってのレスキューは一
人で操作するにはなんともなくても、溺者を乗せてパドリングしながら操作するの
はなかなか思うようにいかず、普段からのトレーニングが必要と強く思いました。
オーストラリアなどのライフセーバーが走っても泳いでもボードに乗っても速い訳が
良く分かりましたね。私も本物のライフセーバーを目指したいと思いました。でも、ラ
イフセービングで一番大事なことは人命救助をすることではなく事故を未然に防止
することなのです。ライフセーバーになることはトライアスロンにも役立ち、トライア
スロンはライフセービングにも役立つのではないかと思います。今回受講したタイ
人の中にトライアスリートは3人いました。皆さんも自分をひとつ高めるため挑戦して
みてはいかがでしょう。
●ハワイトライアスロンin湯梨浜(ゆりはま)大会
鳥取県初のオリンピックディスタンスの大会が来年5月24日に開催されることが決
定。ここは旧羽合(はわい)町と二つの町が合併した町で、その名のとおり温泉と
梨と浜(海岸)があるのが特色です。これまで毎年、ショートトライアスロンinハワイ
という記録会を鳥取県協会がやっていたのですが、これから湯梨浜町の一大イベ
ントとして行われることになりました。この大会は県中部の自然豊かな東郷池(湖
のような)を舞台にそのまわりを使ってのコース設定がされています。先日コース
試走をかねてのバイク+ランを地元トライアスリートの石川さん(家がコース上にあ
る)に案内してもらい走ってきました。バイクはスタートしてすぐ小さな峠(1.5キロほ
ど)を上り、それを下るとあとはほとんどフラットな湖畔をはしるスピードコースで1周
13.5キロを3周回するもの。ランはその周回を約1周しコース上にある燕趙園(えん
ちょうえん)という中国庭園の前広場がゴール。走った感想としては湖畔を走るの
でとにかく気持ちがいいのと峠の頂上の景色が最高!でした。スイム会場とトラン
ジットエリアはあやめ池スポーツセンターというトレーニング施設と体育館、カヌー
の練習場になっている場所で公園も隣接しています。コース上にはいくつかの公
園と羽合(はわい)温泉などの宿泊施設もたくさんあり家族で来ても楽しめると思い
ます。来シーズン前半のレースにみなさんいかがでしょうか。中国ブロックの国体
予選会と学生選手権の西日本予選もかねて行われるので盛り上がること、楽しめ
ること間違い梨(ナシ)です。スイムコース、大会の詳細の情報はまた分かり次第
お伝えしていきますね。
★今年からではありますがTAKUMI便りを読んでいただきありがとうございました。
来年からは選手活動とともに新たな指導活動の場も広げていきます。来年もよろ
しくお願いいたします。みなさん良いお年をお迎えください!!!